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サイドミラーを当て逃げされた時の対処法を徹底解説!罰則内容とは?

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皆さんは、「当て逃げ」をされた経験があるでしょうか?
特にサイドミラーは車体の中で当て逃げに限らずですが、接触の多い部位です。

もし当て逃げの被害にあってしまった場合、適切に対処する自信がありますか?

自分が被害にあうと思っていない状況で、ましてや当て逃げとなれば頭が真っ白になってしまうかもしれません。

今回は特に、サイドミラーを当て逃げされたときの対処法、そして罰則についてご紹介していきます。

サイドミラーを当て逃げされた時の対処法

早速ですが、サイドミラーを当て逃げされたときの対処法を覚えていきましょう。

基本的な時系列順に紹介しますので、イメージしながら読み進めてください。

1.当て逃げしてきた車の特徴やナンバーを記憶

乗車中であれば音や衝撃、目視によってサイドミラーに接触があったと判断できることが多いでしょう。

その上で、接触した車が現場から逃げてしまった場合、必要になる最初の対応です。
まず当て逃げした車の特徴を覚えましょう。
ナンバーは勿論、形状、車種、色といった特徴です。
注意が必要なのは、1つの特徴にフォーカスしてしまうと、車両の特徴を見逃したり、肝心の情報をインプットし忘れる可能性です。

例えばナンバーは全部覚えられればいいですが、無理せず下4桁をしっかり覚え、あとは車の形状や車種は何か?わからなければメーカーは?何系統の色か?と頭に入る情報をきちんと見逃さないようにします。

詳細に覚えようとした結果、間違ったナンバー数字の羅列になってしまうより、断片的だが合致する多角的な情報の方が有益な捜査情報になり得えます。

勿論、停車後メモにしましょう。

また車両を駐車場など、駐停車していた場合の当て逃げはどうでしょうか?

相手がわからなそうだと、諦めてしまわないようにしましょう。

やはり警察に連絡することです。

駐車場や店舗前、あるいは他車のドラレコなど、犯人の情報があるかもしれず、警察からの働きかけでそういった証拠の協力が得られるかもしれません。

また車両保険を利用するにも、警察への申告が必要になります。

そして駐停車の際、サイドミラーはしっかり畳む習慣をつけるようにしましょう。

それだけで他車が当たるリスクを減らすこともできます。

2.警察に通報

安全に停車し、相手車両など状況を忘れる前にメモにしたら、警察に通報しましょう。

当て逃げされたこと、怪我の有無、事故現場の情報を伝えましょう。

住所がわからなければ、近くの信号の名称や電柱にある地名表示、識別番号などを伝えましょう。

3.当て逃げがあった状況を収集

当て逃げにあった状況を再度整理しつつ、警察に認識している事実を伝えましょう。

ナンバーや相手車両の特徴は、相手の特定に特に有効です。

4.保険会社へ連絡

保険会社に事故があった旨、連絡をしましょう。
保険が受けられるかは、加入している内容によりますが、車両保険を利用し修理を行うことになります。

まず車両保険に加入しているか、さらに「一般型」か「エコノミー型」によっても、保険修理可能か分かれます。

特約などで保証されないのであれば、「エコノミー型」では当て逃げの保険は受けらないので、注意しましょう。

5.サイドミラーを修理

事故後、サイドミラーの修理は速やかに行います。
サイドミラーが破損し、ミラーとしての役割を満たせない、周囲の安全確認ができない場合、そのまま走行すると車両整備不良で道路交通法違反となります。

サイドミラーをぶつけてしまった際の罰則

次にサイドミラーをぶつけてしまった場合の、各罰則についてみていきましょう。
当て逃げした場合、逃げずに適切に対処した場合、当て逃げし後日出頭した場合のそれぞれとなります。

当て逃げした際の罰則

当て逃げという罰則、つまりその場から立ち去る行為が罰則になるというわけではありません。

当て逃げとは警察への適切な通報・報告、救護義務、危険防止措置を行わなかったことに対する違反です。

これは道路交通法72条第1項、「危険防止措置義務違反」と「報告義務違反」に該当します。

刑事罰

当て逃げの罰則には刑事罰が含まれ、以下のように科されます。

  • 危険防止措置義務違反:1年以下の懲役または10万円以下の罰金
  • 報告義務違反:3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金
行政罰

同時に行政罰が以下のように科されます。
安全運転義務違反(2点)、危険防止措置義務違反(5点)の合算7点が加算されます。

一回で免許停止処分になるので、くれぐれも注意しましょう。

逃げずに対処した場合の罰則

当然の対応ですが、逃げずに対処した場合はどうなるでしょうか?

サイドミラーに当たっただけで、被害者が怪我、死亡していなければ、違反点数の加算はありません。

現実に事故は発生しているものの、行政処分上は無事故となり、責任の追及はありません。

当て逃げし後日出頭した際の罰則

当て逃げは、事故発生時の義務を放棄した時点で成り立っています。

後日、出頭しようと罰が軽減されることはありません。
罰則は当て逃げ時の、「刑事罰」と「行政罰」がそのまま適用されます。

バイクや自転車に当て逃げされた場合はどうなる?

今までは自動車同士の当て逃げを前提としていました。
次にバイクや自転車に当て逃げされたパターンも考えていきましょう。

バイクに当て逃げされた場合

バイクに当て逃げされた場合、自動車相手と同様の対応が必要です。
ナンバーの確認、車両・人物の特徴を捉え、警察に情報を提供します。

自転車に当て逃げされた場合

自転車は自動車やバイクに比べると、犯人の特定が難しい傾向にあります。

ナンバープレートは付いておらず、自転車のフレームは細く特徴を覚えるのも大変です。

人物の特徴を覚える必要があるものの、顔や体系を記憶する必要があります。

自動車やバイクでも同様ですが、ドライブレコーダーを活用し、情報を集めましょう。

また大声やクラクションで周囲の耳目を集め、加害者の特徴を多くの人に見てもらい、目撃情報とする手段も有効です。

まとめ

今回はサイドミラーを当て逃げされた、被害を受けた時の対処法をメインにまとめました。

相手が車やバイクなど、シチュエーションはありますが、対処法に大きな違いはありません。

可能な限り、相手の特徴を記憶し、通報、警察に情報を提供します。

頭に血が上る場面ではありますが、後続車や通行人など周囲の安全を確保できるように車両を停車し、冷静に対応しましょう。

もし自身が当ててしまった場合、どんな混乱状態であろうと「逃げる」という選択肢は取ってはいけないことを、肝に銘じておきましょう。

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