レンタカーやカーシェアの車にガソリンを入れようと思ったときに、給油口の開け方がわからなくて困ったことはありませんか。
ガソリンを満タンにして車を返却するよう求められることが多いので、一度はガソリンを入れる機会があるでしょう。
給油口の開け方は明確な基準はなく、車種によって異なります。初めて乗る車であれば戸惑うのも無理はありません。
この記事では、様々なタイプの給油口の開け方や困ったときの対応方法をお伝えします。
今回紹介する内容を頭の片隅に入れておいて、いざというときに役立ててください。
給油口の基本的な開け方と確認方法
給油口の基本的な開け方と確認方法をご紹介します。
給油口の基本的な開け方
車内にあるレバーやボタンで給油口を開けるタイプの場合ガソリン計量器のマークが表示されているレバーを引いたりボタンを押したりすると給油口が開きます。
給油口のレバーやボタンがある場所は車種によってばらばらです。
ただ、以下の場所に設置されていることがほとんどです。
- 運転席シート下の右側
- 運転席右側のパネル下
- 運転席側のドアトリムの下
このように、基本的に運転席付近に設置されているはずなので、レバーやボタンを探してみましょう。
運転席シート下の右側、運転席右側のパネル下にあるケースが多いですが、まれに運転席右側のドアトリムの下にあることもあります。
近くにボンネットカバーを開けるレバーやボタンがあることも多いため、間違えないように気を付けてください。
給油口のレバーはガソリン給油機のマークが、ボンネットカバーをあけるレバーはボンネットが開いている車の絵が書いてあり、目視すれば判断できるように工夫されています。
どこを探しても運転席にレバーもボタンもない場合、直接給油口を押して開くタイプが一般的です。給油口の右端か左端を直接ぐっと押すことで開きます。
特に海外製の車の場合、ガソリンの盗難やいたずら防止のため、ドアロックを解除したり給油口にキーを差し込んだりしないと給油口が開かないことが多いので覚えておきましょう。
閉めるときは給油口を押してはめるだけでOKです。
給油口が左か右かの確認方法
給油口の位置は燃料計に表示されています。
燃料計のガソリン計量器のマークと共に右「▶」か左「◀」の三角の矢印が表示されており、その矢印の方向に給油口があります。
ただ、古い車ではこの表示がないこともあります。ガソリンスタンドに入るときにパニックにならないよう、前もって確認しておきましょう。
運転中に確認せず停車時に確認する
運転中に給油口の開け方を確認したりレバーやボタンの場所を探したりするのは避けましょう。
運転中に前方から目線を外して手元や足元をきょろきょろと見ていると、とっさの事態に対応できません。
また、もし誤って走行中に給油口やボンネットカバーが開いてしまうと、前方の視界がふさがれて事故の恐れがあります。
必ず停車してから確認してください。
給油口の開け方がわからないときの確認方法とは?
給油口の開け方がどうしてもわからないときの確認方法をご紹介します。
レンタカーの場合は出発前にスタッフに確認
レンタカーの場合は、出発前にスタッフに確認するのが最も確実です。
給油口の位置や開け方だけでなく、燃料の種類も聞いておくと安心です。
ただ、レンタカーを借りるときに給油口のことまで頭が回らないこともあるかもしれません。
出発してしまった後でも、電話で問い合わせてみましょう。
また、どうしてもわからないときはガソリンを入れずに返却しても構いません。
その場合、レンタカー利用料とは別に使用した分の燃料代金を支払います。ただ、ガソリンスタンドで売っているガソリン価格より少し高めに値段設定されているケースが多いので、できればガソリン満タンにして返却したいところです。
カーシェアの場合は車内に説明資料がないか確認
カーシェアの場合、車内に説明資料がないか確認してください。
多くの場合は車内に説明資料があるので、ドアポケットやグローブボックスといった収納部を探してみてください。説明資料に給油口の開け方が記載されているはずです。
ガソリンスタンドのスタッフに尋ねる
いざガソリンを給油しようと思ったときに給油口の開け方がわからなかった場合は、ガソリンスタンドのスタッフに尋ねてみましょう。
様々な車種を見てきた詳しいスタッフならば給油口の開け方を知っているかもしれません。
古い車やあまりポピュラーではない車の場合、スタッフも知っているとは限らないので頼りすぎは禁物です。
取扱説明書を確認
取扱説明書には給油口の開け方が必ず記載されています。
車内の収納部に取扱説明書がないか探してみましょう。
一般的にはグローブボックス(助手席側の前方にある収納)の中にあります。
車を運転する前に、給油口の開け方に限らずざっと目を通しておくことが大切です。
WEBで検索
取扱説明書を紙ではなくスマホで閲覧できるケースも多くあります。
乗車している車種の取扱説明書をWeb検索してみましょう。
古い車や珍しい車でない限り、電子版の取扱説明書が見つかるはずです。
まとめ
一般的な給油口の開け方と、開け方がわからなかったときの対処法をご紹介しました。
ほとんどの場合、給油口をあけるためのレバーが運転席シート下の右側、運転席右側のパネル下にあります。
ただ、給油口を押すだけで開いたり例外もあるので、車の説明書を読んだりレンタカー屋のスタッフに聞いたりして場所を把握しておきましょう。
いざ給油するときになってレバーの場所が不明であることに気が付いても、スタンドの従業員に聞けば教えてくれるか、一緒に探してくれます。
給油口の開け方がわからなくても、焦って手当たり次第にボタンを押したり無理やり開けようとしたりしてはいけません。特に運転中に探すと、ボンネットが開いて視界がふさがれ大事故につながる可能性もあります。
一旦停車し、落ち着いて車内の説明書を探したりスマホで検索したりしてみましょう。
いざというときに対処できるよう、この記事で説明した内容を頭の片隅に置いて、ドライブを楽しんでください。
関連記事
・セルフ給油の入れ方とは?注意点やもしものトラブルについて徹底解説!