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ブレーキランプの交換方法とは?DIYのやり方を徹底解説

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安全な運転を実現するために欠かすことのできないブレーキランプ。
これが切れていると整備不良で減点と反則金の対象になり、なによりブレーキに気がつかなかった後続車に追突される危険があります。

ただ、ブレーキランプ切れが発覚しても、用事がありすぐにお店に持って行っていける状況ではないことも少なくありません。
お店に持って行っても状況次第では何時間もの待ち時間が発生することも。

実は、ブレーキランプは比較的簡単にDIYで交換できます。
今回はブレーキランプの基礎知識からどうやって交換すればいいかを解説します。

ブレーキランプは意外と切れがち。安全のためにも、すぐに対処しましょう!

ブレーキランプの基礎知識


ブレーキランプとはブレーキペダルを踏んだときに点灯する、車の後部についた赤いランプです。
後続車にブレーキを踏んだこと、スピードが遅くなることを知らせ追突を防ぎます。

よくあるブレーキランプの疑問点として、以下の3点を紹介します。

  • テールランプとは何が違うの?
  • ブレーキランプ、テールランプ切れの罰則
  • ブレーキランプ、テールランプ切れの確認方法

テールランプとは何が違うの?

ブレーキランプとテールランプは車の後部についている赤いランプということは共通していますが、以下のように点灯するタイミングや役割が違います。

  • ブレーキランプ:ブレーキペダルを踏んだときに点灯する。減速することを後続車に伝える役割。
  • テールランプ:ヘッドライトをつけると点灯する。暗い時間帯や悪天候時に自車の存在を後続車に教える役割。

自分の車のブレーキランプ、テールランプは確認しにくいです。
車を運転しているときに前の車を見てみると、両者の違いがハッキリ分かるでしょう。

ブレーキランプ、テールランプ切れの罰則

ブレーキランプまたはテールランプは、たとえ左右のどちらかだけでも切れていたら道路交通法上の整備不良として罰則があります。

  • 違反点数1点
  • 反則金7,000円(普通乗用車の場合)

注意や指摘だけで見逃してくれる警察官もいますが、違反であることには間違いありません。
点灯していないことに気がついたらすぐに交換しましょう。

ブレーキランプ、テールランプ切れの確認方法

ブレーキランプ、テールランプは運転席から見にくいため確認が難しいです。
そのため、誰かに点灯しているか見てもらうか、夜中など暗いときに点灯させて運転席から見るのが一般的な確認方法です。

ランプ切れに気がつかず、誰かに指摘されて初めて気がつくことも少なくないでしょう。

ブレーキランプの交換方法


ブレーキランプの交換について、以下の4点を紹介します。

  • 交換時期
  • 交換場所
  • 交換費用
  • 交換にかかる時間

ブレーキランプの交換時期

ブレーキランプは白熱電球のものとLEDのものがほとんどで、以下のようにそれぞれ寿命が違います。

  • 白熱電球:1,000〜2,000時間程度
  • LED電球:50,000時間程度

1日1時間ブレーキランプが点灯しているとして、それぞれの寿命は単純計算で白熱電球で3年〜5年、LED電球で100年以上です。
LED電球だと電球自体の寿命による交換がほとんど必要ありません。
ただ、各々の車の乗り方や電球周りの配線関係などでもっと早くにランプが切れる可能性もあることを覚えておきましょう。

ブレーキランプの交換場所

ブレーキランプは例えば以下の場所で交換依頼できます。長所・短所とともに紹介します。

  • ディーラー
  • カー用品店
  • ガソリンスタンド

ディーラー・カー用品店は適合する電球が手に入りやすく、ガソリンスタンドは最も手軽だというメリットがあります。
ただ、どこも混雑具合によってはすぐに交換してくれない可能性もあるため、混雑する時間帯を避けるか事前に電話で空き状況を確認してみるとよいでしょう。

ブレーキランプの交換費用

ディーラーやカー用品店などに交換を依頼すると、おおよそ以下の金額がかかります。

  • 工賃:1,000円程度
  • 部品代:白熱電球500円程度、LED電球1000円程度

DIYで交換する方法も後述するので、ぜひ挑戦してみてください。

ブレーキランプの交換にかかる時間

車種にもよりますが、白熱電球・LED電球ともに片側20分以内には終わるでしょう。
ただ、混雑していたりすると待ち時間が発生するため、すぐに作業に取り掛かってくれるとは限らないので注意してください。

DIYでブレーキランプを交換してみよう!


ブレーキランプはDIYで交換できます。
その手順や注意点を紹介します。

適合する電球(バルブ)の規格を知るところから

車種や年式などによって適合する電球の形状が異なります。
お店の電球が並んでいるコーナーに置いてある車種別電球適合表を確認して、自分の車に合ったものを購入してください。
また、KOITOなどのメーカーのホームページにも車種別電球適合表が公開されています。

不安であれば、店員に相談してみてもよいでしょう。

必要工具とは?

ほとんどの車種で必要な工具はプラスドライバーだけです。
ブレーキランプのカバーを見るとネジで止まっているはずなので、適した大きさのドライバーを用意してください。

ブレーキランプの交換手順

ブレーキランプの交換手順は以下の通りです。

  • ①ブレーキランプのカバーを止めているネジを外す
  • ②引っ張ったり爪を外したりしてカバーを外す
  • ③電球を回して取り、新しい電球を取り付ける
  • ④ブレーキペダルを踏み、ブレーキランプが点灯することを確かめる
  • ⑤カバーをつけ、ネジ止めする

簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。

LED化する場合の注意点

本来は白熱電球である車種をLED電球にすることをLED化といいます。
経済的理由だったり交換の手間を省いたりするために有効ですが、抵抗の違いにより常にうっすら点灯する「ゴースト点灯」という状態になる可能性があります。

このままでは車検に通らないので、市販の抵抗器を取り付けたりしてゴースト点灯を解消する必要があります。

ブレーキランプは意外と切れがちなので気をつけよう


ブレーキランプの基礎知識から交換方法まで解説しました。

ブレーキランプはブレーキペダルを踏んだときに点灯する、車の後部にある赤いランプです。
速度が落ちることを後続車に知らせる働きがあります。
ブレーキランプの交換はお店に頼んでも比較的安価に交換してくれますが、DIYでも十分に可能な難易度です。

それでは、ブレーキランプを正常に保って安全なドライブを楽しんでください。

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