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法定点検の費用はどのくらい?車検との違いも解説

2022.02.28

車で公道を走ろうと思ったら避けては通れないものが法定点検。
法律で定められた点検というのは想像しやすいですが、どんな内容なのかよく分からない方も多いでしょう。

法定点検には期間ごとに4種類あり、自家用車は12ヶ月と24ヶ月の法定点検を受けることが決められています。
さらに、排気量ごとに必要な費用も変わります。

今回は、法定点検の種類と費用、どこで受けられるのか、そして車検との違いを紹介します。
法定点検は公道を走る車は受ける義務があります。
うっかり忘れないように、自分の車の法定点検はいつなのか把握しておきましょう。

法定点検の基礎知識


法定点検には期間ごとに3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月の4種類あります。
3ヶ月、6ヶ月はタクシーやトラックなどの事業用車を対象とした点検なので、私たちが使う乗用車は12ヶ月と24ヶ月の点検を受ける必要があります。
なお、ここでいう12ヶ月などの期間は前回の点検から12ヶ月以内に受ける義務があるということです。

法定点検の基礎知識として、以下の4点を紹介します。

  • 12カ月(1年)点検とは?
  • 24ヶ月(2年)点検とは?
  • 法定点検と車検の違い
  • 法定点検をしないとどうなる?

12カ月(1年)点検とは?

12ヶ月(1年)点検は全部で26の検査項目があります。
エンジン、マフラー、灯火類、パワーステアリング、ブレーキなど、主に安全性と快適性を重視した点検です。
26の検査項目のうち代表的なものを以下に紹介します。

  • エンジン関係:エンジンオイルは漏れていないか、冷却水は漏れていないか、エアクリーナーエレメントは汚れていないか
  • ステアリング関係:パワーステアリングのベルトに損傷や伸びがないか
  • ブレーキ関係:ブレーキペダルに適切な遊びはあるか、ブレーキパッドは十分に残っているか
  • 電気系統:バッテリーは劣化していないか、スパークプラグは消耗していないか

24ヶ月(2年)点検とは?

24ヶ月(2年)点検は全部で56の検査項目があります。
なお、12ヶ月(1年)点検の内容にプラスして、より細かい検査項目が追加されています。
56の検査項目のうち代表的なものを以下に紹介します。

  • エンジン関係:燃料に漏れはないか
  • ステアリング関係:パワーステアリングのオイル量が適切か、また漏れはないか
  • ブレーキ関係:ブレーキディスクに磨耗や消耗がないか
  • 電気系統:配線の損傷、接合部の緩みなどはないか
  • 排気関係:マフラーの排気ガス浄化装置は問題なく機能しているか
  • ボディ関係:フレームやボディに歪みはないか

なお、24ヶ月(2年)点検は車検のときに同時に実施するのがほとんどなので、意識して受けに行く機会はあまりないかもしれません。

法定点検と車検の違い

法定点検と車検は目的が違います。

  • 法定点検:車が快適に走れるか
  • 車検:車が保安基準を満たしているか

車検は自動車検査登録制度の略で、「検査」です。
点検は異常がないか調べることで、検査は正常な値の範囲を設定してそれからどのくらい離れているか調べることです。
大雑把にいうと、点検をより厳密にしたものが検査というイメージです。

法定点検をしないとどうなる?

法定点検は義務ですが、しなくても罰則はありません。。
実際、24ヶ月(2年)点検は車検とともに実施するのでほぼ全ての車が受けていますが、12ヶ月(1年)点検の受検率はそれほど高くありません。

ただ、日本自動車査定協会によると、法定点検を受けた車は査定額が上がるとされています。(出典:中古自動車査定基準および細則)。

法定点検の費用はどのくらい?


法定点検の費用は車種や排気量ごとに異なります。
下に12ヶ月点検の参考価格を紹介します。あくまで参考価格なので注意してください。

  • 軽自動車:9,000~12,000円
  • 1500ccクラスまで:10,000~16,000円
  • 2000ccクラスまで:11,000~18,000円
  • 3000ccクラスまで:12,000~20,000円
  • 3000cc超:12,000~26,000円

24ヶ月点検は上の価格に1.5~2倍程度した費用が必要で、同時に車検や税金の支払い、必要なら部品交換代も必要。
どうしても出費がかさんでしまいます。

法定点検はどこでできるの?


法定点検は主に以下で実施できます。

  • ディーラー:一番安心だが高価な傾向にある
  • 車検専門業者:安く実施してくれる
  • ガソリンスタンド:たくさんあるので手軽
  • カー用品店:全国チェーンもあるため、引っ越ししても同じレベルのサービスが受けられる
  • 自分で行う:最も安いが難しくて面倒

実は、法定点検は自分で実施できます。
定められた項目のチェックをして点検整備記録簿にチェックを打ったり処理内容を記せば完了です。

しかし、中には自分で実施するにはハードルが高い項目もあります。
タイヤやホイールのチェックは外見を見るだけなので簡単にできますが、ただ、下回りの点検は4輪ともジャッキアップしなくてはいけないので高難易度です。

自信がある方以外は専門の業者に依頼した方が無難でしょう。

法定点検は受検が義務!


法定点検の基礎知識について解説しました。

乗用車は12ヶ月、24ヶ月の法定点検を受ける必要があります。
受検は義務ですが受けないことによる罰則はありません。
しかし、下取りの費用が上がったり、何より車の不調が早めに分かるため受検することが無難でしょう。

法定点検はディーラーや車検専門業者などで受けられますし、自分で実施することも可能です。
しかし、セルフで実施するには手間がかかりますし特別な道具も必要です。
少しでも不安が残る方は素直に専門の業者に依頼することをおすすめします。

それでは、法定点検を受けて快適さが保証された車でドライブを楽しみましょう。

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