タイヤがバーストする原因とは?前兆を見抜き予防しよう

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バーストとは日本語で「爆発する」という意味がある英単語です。
そして、タイヤのバーストというとタイヤが爆発する現象。特に走行中に起こると非常に危険です。

ただ、バーストは頻繁に起こる現象ではないため、原因や前兆を知らない方も多いかもしれません。

そこで今回はタイヤのバーストについて、そもそもバーストとは何か、その原因は何か、前兆や予防策、対処法を解説します。
ぜひ愛車のタイヤをチェックして、安心安全なドライブを目指してください。

目次

タイヤがバーストするってどんな状態?


タイヤがバーストするとは、タイヤが爆発・破裂することです。
タイヤのバーストについての基礎知識として、パンクとの違いや修理可能かどうかを解説します。

バーストとパンクの違い

バーストとパンクは同じような印象を持たれている方もいるかもしれませんが、現象や危険度は全く違います。

  • バースト:タイヤの構造が一気に破壊される現象。危険度が大きく深刻な事故を招くことが多い。
  • パンク:タイヤのピンホールや隙間から空気が漏れる現象。危険度は小さいがすぐに処置が必要。

パンクは徐々に空気が抜けて走行に異常をきたすのに対して、バーストは一気にタイヤが破裂して走行不能に陥ります。
特に高速道路で走行不能になると深刻な事故を引き起こすケースは少なくありません。

バーストしたタイヤは修理可能?

バーストしたタイヤは修理不可能です。
パンクは修理キットがあり応急処置が可能ですが、バーストしたらタイヤそのものを交換しなくてはいけません。

タイヤがバーストする原因とは?

タイヤがバーストする原因は主に以下の3つです。

  • タイヤの空気圧が低下している
  • 最大積載量を超えている
  • タイヤが劣化している

タイヤの空気圧が低下している

タイヤの空気圧が低下している状態で走行すると、スタンディングウェーブ現象を起こしてバーストしやすくなります。

スタンディングウェーブ現象とは走行中の車のタイヤが波のように変形してしまうことです。
タイヤがグネグネと波打つと熱が発生します。
発生する熱にタイヤが耐えきれなくなって破裂してしまうということがバーストの原理です。

最大積載量を超えている

最大積載量を超えて荷物を載せていることもバーストの原因になります。

最大積載量を超えるとタイヤが潰されたように変形をします。
すると先ほど解説したスタンディングウェーブ現象のように、タイヤに熱が溜まってバーストを引き起こします。

タイヤが劣化している

タイヤが劣化してひび割れたりしていることもバーストの原因です。

タイヤの主成分であるゴムは劣化によって硬くなりひび割れ、強度が低くなります。
その状態のタイヤでは走行時にかかる負荷に耐えきれずバーストしてしまう可能性があります。

タイヤがバーストする前、バーストした後にすべきこと


タイヤがバーストするときには前兆があります。
どんな前兆なのか、またバーストの予防策、起こってしまったときの対処方法を解説します。

タイヤがバーストする前兆とは?

車体の振動、ゴムの焼ける匂いがよくある前兆です。

タイヤがバーストする原因は大きく分けてふたつ、スタンディングウェーブ現象とタイヤの劣化でした。
スタンディングウェーブ現象が起こったタイヤで走行すると車体が大きく振動します。
そして、タイヤが熱を持って自身のゴムを焼いてしまいます。

また、劣化してひび割れたタイヤでは走行の負荷に耐えきれず突然バーストすることもあります。

タイヤがバーストしないための予防方法

タイヤの空気圧を適正に保ち、定期的な日常点検で異常を早く見つけることが重要です。

タイヤの適正な空気圧は車種によって違います。
多くの場合は運転席のドアを開けてボディ側に貼ってあるシールに適正空気圧が書いてあります。
ガソリンスタンド等で空気圧を調整できるので、適正な空気圧であるかを1ヶ月に1回ほど確認する習慣をつけましょう。
また、そのときにタイヤが劣化してひび割れていないかもチェックしてください。

タイヤがバーストした時の対処方法

タイヤがバーストしたときは徐々にスピードを落として路肩など安全な場所に停車してください。
もし高速道路だったら、停車した後は停止表示板や発煙筒を50m以上後方に置いて後続車に存在を知らせます。
その後、安全な場所に退避しJAFなどに救援を頼みます。

バーストするときは大きな爆発音がしてハンドルも取られるため焦りますが、急ブレーキや急ハンドルは非常に危険です。
落ち着いて対処するのもとても難しいので、やはり日常的な点検でバースト自体を予防することが大切です。

バーストはとても危険。日常点検で回避しよう


タイヤのバーストする原因や前兆、対処方法などについて解説しました。

バーストとは爆発すること。少しずつ空気が抜けるパンクと異なり、まさにタイヤが爆発し一瞬で走行不能に陥ります。
原因はタイヤの空気圧低下や劣化です。
月に1回程度、タイヤの空気圧が適正か、ひび割れが無いかチェックすることをおすすめします。

もしバーストしてしまったら、無理に走行せず安全な場所に車を止めてください。
停止表示板や発煙筒で自社の存在を知らせた後、自分は安全な場所に避難し、JAFなどに救援を求めてください。

それでは、日常点検でバーストを防ぎ安全安心なドライブを楽しみましょう!

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