何かと利用する機会の多いコインパーキングですが、皆さんは駐車券の保管に気を配っているでしょうか?
現在コインパーキングといっても紙の駐車券だけでなく、カメラによるナンバーチェックや駐車券の必要がない方式も増えています。
そのような駐車券紛失の心配がないパーキングなら良いですが、券利用の駐車場は未だに主流といって差し支えないでしょう。
今回はコインパーキングの駐車券を紛失したらどうなるか?追加料金はかかるか?を主題としつつ、豆知識についてもご紹介します。
無くさないことが前提ですが、いざ慌てない為の予備知識として、是非ご一読ください。
コインパーキングの駐車券を紛失した時の対処法
あまり考えたくはないですが、駐車券を紛失した時、利用者はどう対処すべきなのでしょうか。
基本的な流れについて考えていきましょう。
駐車場に管理業者や管理人が常駐していれば、まず紛失した旨を伝え、対応を相談しましょう。
また人がいない場合、多くは精算機などにインターホンや電話相談口が装備されています。
係員がいれば、カメラでの入庫状況や時間を判断し、時間に応じた利用料金を支払いできる可能性があります。
インターホンや電話相談も同様に、遠隔でカメラや入庫記録を遡り、算出した料金となるかもしれません。
ただしシステムや会社によって、対応は異なることを覚えておきましょう。
前述のように、一種の救済処置が取られることで金銭的ロスが少なく済む可能性があります。
一方、精算機の駐車券紛失ボタンを利用することで、設定された料金を支払うパーキングも存在します。
これは紛失料金という決まった料金で出庫するのですが、かなり高額に設定されているケースが多いようです。
コインパーキングの駐車券を紛失した際にかかる費用
ではコインパーキングの駐車券を紛失してしまった場合、実際にかかる費用について考えてみましょう。
駐車券を紛失して請求される金額は、利用料・利用時間が同程度と仮定しても、管理会社によって金額は異なります。
これは会社によって紛失時のガイドラインが違い、設定金額も異なる為です。
カメラを設置、利用時間を推察できるようにし、なるべく適正な料金の支払いになるよう装備されている駐車場もあります。
他方、紛失ボタンを押し、一律で紛失料金を徴収せざる得ないパーキングもあるということです。
駐車券利用のコインパーキングは、入庫時に発券し出庫時に駐車券をスキャンすることで、時間毎の金額を算出します。
駐車券を紛失されると、何時に入庫し、どれだけ利用したか判断するのは困難です。
個別に適正料金を算出できない以上、運営会社としては損をしない・不正利用されない料金を徴収するしかありません。
結果100円の利用であっても、紛失料金10,000円を支払う可能性があるのです。
会社によって算出方法や返金方法など違いはありますが、返金に応じてもらえる可能性があります。
後日駐車券が見つかるかもしれませんので、支払い時のレシートは必ず保管しておきましょう。
そのレシートと駐車券を元に交渉をすることになります。
紛失ボタンを押すことで出庫すると、概ね高額の利用料となります。
その時は急いで紛失ボタンを押したものの納得いかない、というのは人情かもしれません。
前の項で触れたように、まずはレシートを捨てないことです。
駐車券があれば入庫時間が、レシートがあれば出庫時間がわかります。
返金に応じるかは会社によりますが、可能性として紛失料金から実時間の利用料又は最大料金を引いた金額の振込が見込めるでしょう。
【豆知識】コインパーキングの種類は3つ
次にコインパーキングの種類について、豆知識をご紹介します。
実際には紹介する以上にコインパーキングの種類は増えています。
駐車券が必要なかったり、車止めもゲートもない駐車場も増加傾向にあります。
前知識として、利用することの多いであろう3種類をおぼえておきましょう。
これは停車後、支払いが終わるまで車両を動けなくする方式です。
後輪の左右どちらか前(車両中腹あたり)に飛行機の羽についたフラップのような板がせり上がり、車両の移動を妨ぎます。
またフラップではなく、ブロックのようにロック機構がせり上がるタイプ等、機種によって形状は異なります。
余程車高のある四駆車か、傷や故障覚悟で強引に発進しない限りは、乗り越えられない構造です。
概ね、精算機又は駐車スペースごとに小型精算機が付属するシステムになります。
入口で駐車券を発券することでゲートが開き、スペースに駐車する方式です。
出庫時は、出口まで運転し精算機に駐車券を入れ精算、ゲートが開くタイプ。
又は事前精算し、出庫時は駐車券を読ませるだけでゲートが開くタイプに大別されます。
オーソドックスな形式で今記事の内容ですと、この方式をイメージする方も多いかもしれません。
徐々に増えているのが、チケット(前払い)式コインパーキングです。
チケットを購入するのですが、自身にマッチした利用時間を購入します。
ただし詳細に時間分けがされておらず、1回500円や3時間300円/24時間1000円といった具合です。
短時間の利用であれば、料金的には損かもしれませんし、長時間利用であれば得かもしれません。
また運営側としては、設備投資が安く済む一方、時間超過の不正利用増加や回転の良い収益は見込みづらくなります。
まとめ
今回はコインパーキングの駐車券紛失について、主にご紹介いたしました。
こういったトラブルは御免被りたいものですが、無くしものは注意していても起きてしまいます。
まずは慌てず、紛失ボタンを押す前に管理会社と連絡がつくか見極めましょう。
やむを得ず、支払いをしてもレシートだけはきちんと保管し、駐車券が出てきた時に備えましょう。
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