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店での駐車場事故は交通事故とは違う?警察への届けは必要?

2021.10.13

交通事故といえば公道の交差点で起こるイメージが強いかもしれません。
しかし、実は店の駐車場での事故も交通事故の一種です。事故発生件数の約30%が店の駐車場でおこっているとの統計もあります。

ただ、店の駐車場は厳密には私道で、公道ではありません。私道で発生した事故に対してどう対処していけば不安に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、店での駐車場事故についての基本情報から公道での交通事故との違い、そしていざという時のための対処方法を解説していきます。

駐車場は見通しが悪いうえ多くの歩行者がいます。誰でも事故をしうる場所なので、十分に注意してください。

店での駐車場事故は警察への届け出は必要なの?

店の駐車場での事故でも警察への届け出は必要です。

道路交通法における交通事故は、公道のほかに「一般交通の用に供するその他の場所」で起こった事故とされています。
つまり、不特定多数が自由に行き来するお店の駐車場も、私道ではありますが、道路交通法の対象です。

一方、不特定多数ではなく限られた人しか利用しない月極駐車場や自宅駐車場は、同じ駐車場であっても道路交通法の対象外です。

とはいえ、相手のものを壊したりケガをさせたりした責任は発生します。余計なトラブルを回避するためにも、発生場所に関わらず警察に連絡しましょう。

店の駐車場で多い事故

店の駐車場で多い事故として、以下の3つを紹介します。

  • 接触事故
  • 当て逃げ事故
  • 機械式立体駐車場での事故

接触事故

駐車場では接触事故が高い割合で発生しています。
駐車に失敗して隣の車にぶつけたり、よそ見していて歩行者に気が付けず接触したり、発生原因は様々です。
駐車後にドアを開けたとき、空いたドアが風にあおられて隣の車にぶつかるケースもあります。

駐車場では運転手も歩行者も不規則な動きをしがちです。
また、よく行く店の駐車場だと慣れによって安全確認も不足する場合も少なくありません。

このように、店の駐車場での接触事故は油断や注意不足によって発生します。

当て逃げ事故

駐車場では当て逃げも多発します。

買い物を終えて駐車場に戻ってみたら、自分の車が当て逃げされへこんでいた経験がある方もいるかもしれません。
駐車している車にぶつけても相手がいないため、そのまま簡単に逃げられてしまいます。

当て逃げの場合は、警察にも連絡されていないパターンがほとんどです。
ただ、ドライブレコーダーや監視カメラなどから相手が特定できることも少なくありません。
当て逃げされたら必ず警察に連絡しましょう。

もちろん、当ててしまった場合はその場で警察に連絡です。

機械式立体駐車場での事故

繁華街のコインパーキングでよくある機械式立体駐車場も、事故が多発する私有地のひとつです。
中に人がいることに気がつかなかったり、子どもの予期せぬ行動に起因して事故が発生しています。

油断が重大な事故に繋がるので、機械の使用手順を確実に守って利用してください。

店での駐車場事故と交通事故って違うの?

店での駐車場事故と公道の交通事故は、同じ部分と異なる部分があります。

店での駐車場事故と交通事故で同じ部分

まずは同じ部分から紹介していきます

  • 被害者の救助や警察への連絡などの事故処理
  • 保険の適用範囲

駐車場でも公道でも、事故が起こったら被害者の救助、警察への連絡などの事故処理をするのが鉄則です。

また、駐車場は本来ならば私道なので保険は使えませんが、不特定多数の人が利用するお店の駐車場での事故は例外として保険がおりるケースが大半です。

店での駐車場事故と交通事故で違う部分

続いて、異なる部分です。

  • 過失割合

駐車場と公道では状況が全く違うので、過失割合も異なります。
例えば、駐車場内の道路は公道と違い進行方向の指定がないケースも少なくありません。なので、駐車場内の交差点での事故は50:50になるのが基本です。

しかし、駐車場での事故は様々なケースが考えられるので、その状況に即して判断しなければならないのが現状です。

店での駐車場事故で責任があるのは誰?

店での駐車場事故では、基本的には利用者側に責任があります。

しかし、以下のようなケースでは店舗に落ち度があるため、お店の責任になります。

  • 看板や樹木の枝などのお店の所有物が飛んできて車に当たった
  • 照明などが切れていて見通しが悪かった
  • 箇条書きの文章が入ります

このように、お店の持ち物や整備不良などが原因で事故が起こった場合は、店舗側に損害賠償責任が問われる場合もあります。

店の駐車場で事故が発生した場合の対応方法

店の駐車場で事故が発生したときにするべきことは、公道の場合と大きく変わりません。

  • 1.被害者がいる場合は被害者の救護
  • 2.警察へ連絡
  • 3.保険会社へ連絡
  • 4.店の方に報告

公道と同じように、まずは何より先に被害者の救護をして、それから警察と保険会社に連絡します。
最後に店の方に報告です。

私有地でトラブルを起こしてしまったので、お店に報告することも義務のひとつと考えてもよいでしょう。

店の駐車場で事故をするケースは意外と多い

店の駐車場での事故に関する基本情報と、事故が発生したときの対処法について解説してきました。

駐車場は空きスペースを探していたりして油断しがち。その不注意が接触事故の原因のひとつになります。
事故に対して保険は使えるケースが大半ですが、過失割合を判断するのは難しいことが多いです。

店の駐車場で事故を起こしたら、公道と同じくまず人命救助です。その後、警察、保険会社、お店の方に事故を連絡します。

駐車場は見通しが悪さに加え不特定多数の人がいるのでトラブルが起こりやすい場所です。
事故をすると楽しいお買い物も台無しになります。油断せず気を引き締めて走行していきましょう。

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