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警察の取締りノルマの噂は本当?検挙数の多いTOP3をご紹介

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警察の交通取り締まりにはノルマがある、という噂を耳にしたことがあるでしょうか。
しかし警察はノルマ稼ぎの為に細かい交通取り締まりをしている!と決めつけてしまうのも、いささか乱暴です。

ネズミ捕りや一時停止違反で検挙された経験がある方は、そういった印象をお持ちかもしれません。

とはいえ違反を犯した人を検挙し適切な指導が行われることは必要であり、交通安全に繋がる大事なお仕事です。

今回は取締りにノルマはあるのか、取締りが強化される交通安全運動とはどういったものなのか、また検挙違反理由トップ3ご紹介させていただきます。

警察の取締りノルマの噂は本当?

そもそも警察の取締りにノルマはあるのでしょうか。
まったく取締り数0の隊員は処分を受けたりするのでしょうか。
 

ノルマはないが目標件数が定められている

言葉遊びのように思われるのを承知の上で言うのであれば、警察の取締りにノルマはありません。

警察としては違反ゼロが究極の目標であり理想ですから、無理にノルマを設けて数の為に検挙しては本末転倒です。

またドライバーの方たちが一生懸命、安全運転に努めていれば検挙はできませんので、ノルマの達成は不可能です。
実際はノルマではなく、目標件数が存在するということになります。
筆者自身、ディーラー営業マン時代の数値管理はまさに目標件数でした。
絶対に達成、つまり強制の数値がノルマで、目標は頑張り=自主性において達成を目指す数値ということになるでしょう。

ノルマは絶対、目標件数は目標、とはいえ目標件数も高い数値設定なので未達もありました。
未達でもOKだったかは別問題でしたが…。

つまり警察官は頑張って交通違反者を探し、検挙に努めている=交通安全の普及に努めているということです。

 

目標件数を達成できないとどうなる?

目標件数の未達により、警察内で厳罰が行われているということはないありません。
ましてや降格、減給処分を受けるようなことはありません。
しかし目標が未達であれば、何かしらの対応・対策が行われるとされてます。
例えば、未達の数字を翌月の目標に上積みや始末書の作成、目標達成に向けての対策・反省といった具合です。
 

目標件数を達成すると評価は上がる?

基本的には目標件数を達成することで、昇給したり昇格するということはないとされています。

あくまで検挙や仕事に対する姿勢や、安全運転の普及の貢献に対して評価が行われるようです。

検挙の目標件数だけで給料が決まるのであれば、普通の販売業よりもハッキリ言って楽な仕事です。

違反者=お客さんを捕まえれば100%売り上げになる、こんな商売は他に無いのですから。

必ずしも数字だけを考えて取締りをしているのではなく、あくまで交通違反をした人を検挙しているということを改めて覚えておきましょう。

警察の取締りが強化される交通安全運動とは?

さて、全国一斉交通安全運動といったキャンペーンを毎年耳にすることがあります。
具体的にはどういった活動がされているのでしょうか。
 

交通安全運動とは?

警察の取締りが強化される交通安全運動ですが、実際にどのような安全運動なのでしょうか。

全国安全運動とは、交通対策本部の定める要領に基づき日本全国で行われる交通安全に関する啓発活動期間を指します。

この活動は取締りを厳しくすることだけを目的にしているわけではありません。
安全マナーや交通ルールの重要性を広く国民に普及することを目的にしています。
その為のセミナーや交通安全教室を開いたり、ドライバーにチラシを配ったりと幅広い活動を行っています。

その一環として、交通取締りも行われているということです。
全国交通安全週間は春秋の2回実施されています。
実際は夏冬も多くの都道府県で実施されていますが、行われない地域も存在します。

これは通常、全国安全週間は共通の課題・テーマを掲げ行われるのですが、夏冬は日本全国で気候も大きく違うことで実施が難しいという理由もあります。

例えば冬の北海道と沖縄では大きく交通環境も、人の往来も変わります。
大雪の北海道での交通状況と、冬とはいえ温暖でドライブ日和な沖縄では同じ課題で安全週間を行うのは少々無理がでてきます。

よって基本的には全国安全週間は春秋とし、夏冬は地域ごとの特性も踏まえて都道府県や自治体の裁量も交えれることになります。
 

春の交通安全週間とは?

春に行われる交通安全週間、この時期に行われる理由は何でしょうか。
春は卒業入学、新社会人と環境が大きく変化する時期です。
嬉しさや不安から交通マナーやルールを軽視したり、交通事故に巻き込まれないよう啓発の為に行われています。
児童達に交通ルールに触れる機会をつくる重要なタイミングでもあります。
 

夏の交通安全週間とは?

レジャー・旅行・行楽で人がにぎわう季節です。
また長期休暇も伴う可能性合がある為、お酒を飲む機会が増えたり、羽目を外してしまいがちです。
結果交通ルールやマナーを逸脱し、重大な交通事故や違反が起きないよう交通安全週間を設けています。
 

秋の交通安全週間とは?

秋は夏に比べ日暮れ急にが早くなります。
明るかった時期との違いにドライバーが慣れておらず、交通事故の危険性が増す懸念があります。

早めにライトを点けることの重要性を再確認させること、事故防止の呼びかけが重点的に行われます。
 

冬の交通安全週間とは?

冬も日暮れが早く、車両と歩行者の双方に交通ルールやマナー、安全確認の重要性を周知する必要があります。

また忘年会など、飲酒の機会も増えるので飲酒運転禁止の啓発も重要です。

警察の取締りで検挙数の多いTOP3

警察が取締りを行う中で、検挙数の多い違反は何でしょうか。
ここでトップ3を見ていきましょう。
当然、読者の皆さんにとっても可能性が高い違反内容になりますので、他人事と思わずに確認していきましょう。
 

1位:一時停止違反

1位は一時停止違反です。
慣れている道で、交通量が少ないからと一時停止しないといったことは避けて下さい。
また馴染みのない道で、うっかり停止を忘れることも多くあるでしょう。
慎重すぎるくらいしっかり止まるクセをつけ、交通事故を避けるようにしましょう。
一時停止違反の違反点数は2点、普通車での反則金は7,000円となります。
 

2位:最高速度違反

2位は最高速度違反です。
速度超過違反での検挙数も多く、読者の方にも思い当たるかもしれません。
下道、高速を問わず、少しのつもりや短い加速つもりで検挙されることもあるでしょう。
また仕事や約束事の為に、急いでるタイミングで検挙されることもあるかもしれません。
速度違反は、重大な交通事故の原因になる恐れだけでなく、他人も巻き込む危険性があります。
違反点数と反則金は超過速度によって違いがあり、違反点数1点~12点、反則金は9,000円~35,000円となります。
 

3位:通行禁止違反

3位は通行禁止違反です。
通行禁止標識などで禁止された道路を通行する違反です。
朝のスクールゾーン帯など、時間で区切られている道路を知らずに走行して検挙されるパターンも多いようです。

馴染みのない道路や時間帯での注意も必要です。
しっかり標識を確認することで違反をしないよう心がけましょう。
来ないはずの方向から車が来ることで、歩行者や対向車を危険に晒す可能性がありますので気を付けましょう。
通行禁止違反の違反点数は2点、反則金は普通車で7,000円です。
 

まとめ

今回は、まず警察の取締りにノルマはあるのかという疑問についてお答えしました。
あくまで交通事故ゼロを目指す為に、必要であるということをご説明しました。
そして季節ごとに交通安全週間が設けられ、交通事故ゼロの具体的な活動が行われていることも知ってもらえたと思います。

最後に取締りによって、どういった違反が多いのかも理解してもらえたでしょう。
警察による取締りを必要以上に恐れるのではなく、そもそも検挙されるような違反をしていなければ問題がないということ、それこそが安全運転であり重要な心掛けであると思っていただければ幸いです。

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