車のオドメーターとトリップメーターの違いとは?活用方法を徹底解説!

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車のメーターパネルにはスピードメーターや燃料計とともに走行距離を示す計器が装備されています。
デジタルとアナログの違いはあれど、その計器の中でもオドメーターどんな車にも、トリップメーターはほとんどの車に付いています。

似たような機能を持つ両者ですが、オドメーターは「積算走行距離」を、トリップメーターは「区間走行距離」を示す別のものです。
そして、使い方や活用方法も全く違います。

今回はオドメーターとトリップメーターについてそれぞれの基本情報から使い方・活用方法を解説します。

オドメーターやトリップメーターの活用方法を知ればもっとドライブが楽しくなるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。

目次

車のオドメーターとトリップメーターの違いとは?


オドメーターとトリップメーターについてどんなものなのかを紹介します。

車のオドメーターとは?

オドメーター(odometer)とは日本語で「積算走行距離計」です。単に「走行距離計」と呼ぶこともあります。
走行距離を積算したもの、つまりその車が今まで走った距離を示しているメーターです。

1990年代前半まではアナログ式が主流でしたが、それ以降はデジタルが多用されるようになりました。

オドという英単語があるわけではありません。
オドメーターでひとつの言葉です。

車のトリップメーターとは?

トリップメーター(tripmeter)とは日本語で「区間走行距離計」です。
ある一定の任意区間で走った距離を計測するための計器で、古い車を除きほとんどの車種に装着されています。

オドメーターと同じく、1990年代前半まではアナログ、それ以降はデジタルが主流となりました。

全ての走行距離を示すか一部の走行距離を示すかという点が両者の違いです。

車のオドメーターについて詳しく解説!


続いて、オドメーターについて以下の項目に分けて詳しく解説します。

  • 法律で装備が義務付けられている
  • オドメーターのリセットは可能?
  • オドメーターの使い方・活用方法

法律で装備が義務付けられている

オドメーターは法律で全ての車に装備することを義務付けられています。

積算走行距離は車の程度を示す重要な要素の一つであり、車検時に車検証に記載されます。
車検のために積算走行距離が必要だということは、オドメーターが必要だということです。

オドメーターのリセットは可能?

オドメーターはリセットできません。

もしオドメーターがリセットできてしまうと、極端な例でいえば走行距離10万キロの車を3万キロとして売りに出せてしまいます。
10万キロも乗った痛みが激しい車を状態の良い車だと偽ることもできてしまうのです。

知識のある人なら無理やりリセットしたり改ざんしたりできるかもしれません。
しかし、車検証に走行距離の記載が義務付けられているため、簡単に改ざんがバレる仕組みになっています。

オドメーターの使い方・活用方法

ドライバーがオドメーターを操作することはなく数字を読むだけです。

走行距離でだいたいの車の状態が分かるので、売買するときの価格の基準となるでしょう。
自動車保険に入るときにオドメーターの数値と確認日が必要な場合もあります。

車のトリップメーターについて詳しく解説!


続いてトリップメーターについて以下の項目に分けて詳しく解説します。

  • トリップメーターには2種類ある
  • トリップメータの測定方法は3種類
  • トリップメーターの使い方・活用方法

トリップメーターには2種類ある

ほとんどの車において、トリップメーターにはAとBの2種類があります。
両者に機能面での違いはなく、単にトリップメーターがふたつ装備されているだけです。

トリップメータの測定方法は3種類

オドメーターも同じですが、トリップメーターで距離を測定する仕組みは以下の3つがあります。

  • シャフトの回転数から測定する
  • ミッションの回転数から測定する
  • シャフトの回転速度とタイヤ半径から測定する

アナログの時代はタイヤやミッションから出るワイヤーが回転数に応じてメーターを回していましたが、今はセンサーで数字を制御しています。

回転で距離を測るという仕組み上、タイヤ径を変えると走行距離も変わることを覚えておきましょう。
タイヤを小さくすると実走行距離より大きい数字がメーターに表示されてしまいます。

トリップメーターの使い方・活用方法

車種ごとに場所が違う所定のボタンを押すとAとBが切り替えられます。
リセットは同ボタンを長押しするように設定されていることがほとんどです。

トリップメーターの活用方法には以下のようなものがあります。

  • ある区間の距離を測定するのに使う
  • 給油タイミングの目安にする
  • 燃費を測定するのに使う
  • オイルの交換時期の目安にする

もっともスタンダードな使い方が、ある区間での距離測定です。
家から勤務先や旅行の出発時と帰宅時など様々な場面で使えます。

走行距離で給油のタイミングを予想できますし、走行距離と給油量と比べると燃費を計算できます。
給油タイミングの目安や燃費測定は今やほとんどの車に燃費計や燃料計がついているので不要かもしれません。
ただ、本当に燃費計や燃料計が信頼できる数字を出しているのか試してみるのもおもしろいでしょう。

オイルの交換時期の目安にもできます。
トリップメーターBはオイル交換の度にリセットしているという使い方をする方も少なくないでしょう。

まとめ


車のオドメーターとトリップメーターの違いについて解説しました。

オドメーターは累計走行距離計でリセット不可です。
トリップメーターは区間走行距離計でリセット可能です。同じ機能のトリップメーターがAとBのふたつついていることが一般的でしょう。

オドメーターの数字は車のだいたいの価値を予測するのに使えます。
トリップメーターは任意区間の距離を測定するのに使ったり、給油やオイル交換時期の目安にしたり燃費を計算するのにも使えます。

オドメーターやトリップメーターを使いこなせれば普段の旅行も楽しくなるでしょう。
旅行前にトリップメーターをリセットしておき、今回のドライブはこれだけの距離を走ったのかと旅行後に振り返るのもおもしろいかもしれませんね。

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