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並行輸入車とは?正規輸入車の違いや買い付け方法を知ろう

2022.04.02

日本ではベンツやアウディ、BMVといった輸入車をたくさん見られます。
ひとくちに輸入車といえど、それには並行輸入車と正規輸入車の2種類があることをご存じでしょうか?
並行輸入車という言葉は知っていても、その意味まではよく分からないという方も少なくないかもしれません。

そこで今回は、並行輸入車の基礎知識として正規輸入車との違いからメリットデメリット、そして買い付け方法までを解説します。

なんとなく手を出しにくい並行輸入ですが、それほど難しくはありません。
欲しい車があるけどディーラーでは手に入らないと困っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。

並行輸入車とは?


並行輸入車とは何かを、その定義と正規輸入車との違い、そして見分け方から解説します。

並行輸入車の定義

並行輸入車は法的に定められた言葉ではありません。
人や団体によって解釈が違う言葉ですが、一般的には以下のような輸入車のことを指します。

  • 海外のディーラー等を経て輸入するもの(JAIAの解釈)
  • 個人で輸入した日本で未登録の自動車(NALTECの解釈)

日本自動車輸入組合(JAIA)によると、並行輸入車は「海外のディーラー等を経て輸入するもの」とされています(出典:Import Automobile Market of Japan 2020)。
つまり、国内のディーラーを通さずに輸入した車ということです。

一方、独立行政法人 自動車技術総合機構(NALTEC)によると、並行輸入車は「個人で輸入した日本で未登録の自動車」とされています(出典:自動車技術総合機構)。
つまり、日本で正規代理店が販売していない車ということです。

両者で言葉は違いますが、ほとんど同じ意味の車を指しています。

並行輸入車と正規輸入車の違い

並行輸入車と正規輸入車の違いは以下のように考えておけば大きな差異はないでしょう。

  • 並行輸入車:国内のディーラーを通さず輸入した車
  • 正規輸入車:国内のディーラーを通して輸入した車

並行輸入車と正規輸入車の見分け方

以下のような特徴があれば、並行輸入車である可能性が高いです。

  • 車検証の型式が「不明」もしくは「ー英数字ー」
  • 取扱説明書が外国語で書かれている
  • (アメリカ車の場合)メーターがマイル表示

車検証に記載の型式が、正規輸入車では「英数字ー英数字」ですが、並行輸入車は「不明」もしくは「ー英数字ー」と記載されています。

そして、そもそも日本で走る想定をしていない車なので、取扱説明書が日本語に翻訳されていません。

また、アメリカ車の場合はメーターがマイル(1マイル=約1.6km)であることも大きな特徴です。
アメリカではkmではなくマイルを使うため、このような差が生まれます。

並行輸入車がおすすめな人はどんな人?


並行輸入車は「車を移動手段ではなく嗜好品と考えている」「日本で販売されていない車にどうしても乗りたい」という方におすすめです。

その理由は並行輸入車には以下のようなメリット・デメリットがあるからです。

並行輸入車のメリット

並行輸入車のメリットは「人とは違う車が手に入る」ということです。
移動手段としての車なら人と被っても全く問題ないですが、嗜好品となると話は違います。
レアなものを手に入れたいと思うことがあっても不思議ではありません。

人と違う車にのって個性を出せることが並行輸入車のメリットといえるでしょう。

並行輸入車のデメリット

並行輸入車は以下のようにいくつかデメリットがあります。

  • 金銭的に負担が多い
  • 任意保険に加入できない可能性もある
  • メンテナンスを断られることもある

まず、並行輸入車は現地からの輸入費用がかかるうえ、日本で走らせるには日本の基準に合わせなくてはいけないので改造費用がかかります。
さらに、車検などの維持費も高くなりがちですし、エコカー減税も適応外。手放すときの下取りも低くなってしまいます。

そして、修理の値段や車両の価値が分かりにくいので任意保険の加入を断られることもあります。
現にソニー損保は並行輸入車の保険加入をウェブサイトからの申し込みは受け付けていません(参考:ソニー損保)。

また、並行輸入車は整備を受け付けてくれる工場があまりありません。
車が故障しても直してくれる工場が見つからないなんてこともあります。
車を輸入する前に修理を受け付けてくれる工場を探しておかなくてはいけません。

並行輸入車の買い付け方法


並行輸入車の買い付け方法には大きく分けて以下の2つがあります。

  • 個人輸入
  • 輸入代行サービス

個人輸入は間に誰も挟まず買い付けから日本への運搬、手続きなどをすべて自分でおこなうことです。
気に入った車を手に入れますが、手続きが煩雑で手間がかかりハードルがとても高いです。

輸入代行サービスは個人輸入で手間がかかる部分を代行してもらえるサービスです。
現地での買い付けから輸入、手続きまで全てを代行してくれる業者を利用したら、国内で正規輸入車を買うのとそれほど変わらない手間で並行輸入車を手に入れられます。

並行輸入で欲しい車を手に入れよう!


並行輸入車について、正規輸入車との違いやメリットデメリット、手に入れ方について解説しました。

並行輸入車は国内のディーラーを通さず輸入した車のことです。
車検証の型式が不明や「ー英数字ー」であったり、取扱説明書が外国語だったりといくつか見分けるポイントがあります。

どうしても欲しい車が手に入るメリットがありますが、大きな金銭的な負担があり、さらに任意保険の加入や整備工場でのメンテナンスを断られるかもしれないデメリットがあります。

それでも欲しい方は、個人輸入したり輸入代行サービスを利用して、ぜひ並行輸入で理想の車を手に入れてください。

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