今回は中古車の検討している方、特に中古車購入に不慣れな初心者必見の注意点と失敗しないための3要素をご紹介します。
雑誌やネットで欲しい車までは決めることができたものの、実際お店に行って何を基準に決定すればいいか分からない、といった不安を解消できるような記事になっています。
勿論ベテランの方も復習を兼ねてごらんいただければと思います。
中古車購入①車を選ぶ際の注意点(来店前)
欲しい車種が絞れているようなら、この項で紹介する6項目を調べていくと良いでしょう。車種が決まっていないのであれば、予備知識としてご覧いただければと思います。
欲しい車種ならば何でもいい、という判断はお勧めできないということです。
基本的な6項目を確認
中古車の車両条件を見るうえで、基本的な6項目が以下になります。
走行距離
車両の条件が近い又は似ているならば、一般的には距離が少なければ価格は高くなり、車両状態は良い傾向にあります。
走行距離は車のコンディションに直結する項目ですが、現在の車はメンテナンス次第で距離による故障のリスクを減らすことは十分可能です。
価格や条件とのバランス次第では走行距離が多めの車両も検討の価値はあるでしょう。
年式
こちらも車両状態が近い2台ならば年式が新しいほうが価格は高くなります。
年式が古いと機器・装備の劣化による不具合の可能性が高まります。
またメンテナンスパーツの入手が難しくなるといった側面も出てくるでしょう。
車検の有無
車検の有無は車両やお店によって異なります。
購入時に車検を取るならば、その分費用がかかります。
車検が丸々残っているならばお得といえるでしょう。
希望オプションの有無
ナビや革シート、サンルーフなどのオプション装着具合です。
後に装着可能なオプションであれば、購入時点では未装着で妥協するのも手です。
車両グレードによるオプションが希望ならば、徹底的に探す覚悟が必要かもしれません。
保証の有無
購入後、~か月保証といったお店の保証やメーカー保証期限内などを確認しておきましょう。緊急時の助けとなるでしょう。
記録簿の有無
メンテナンス記録を見ることで、車両の状態や前オーナー達の使用状況が判断可能です。きちんとメンテナンスしていれば多少距離を走っていても安心かもしれません。
避けるべき車かを確認
承知の上で購入する場合もあるかもしれませんが、一般的にはお勧めできないという意味で避けるべき車、理由をご紹介します。
修復歴車/事故車
所謂、事故車です。
骨格であるフレームが歪み補修をした車両になります。
車両の耐久性を大きく損なっている可能性があります。
水没車かをチェック
エンジンやミッション、内装、電装に影響を及ぼす水没車です。
元の状態に復帰するには多額の費用が掛かる為、修理は最低限にしているかもしれません。また故障が徐々に拡大する傾向にあります。
塩害車/雪害車
海沿い・積雪が起こる地方の中古車やその地方から仕入れた車両の場合注意が必要です。錆で穴が開く、部品の故障脱落を招く可能性があります。
車両下部や鉄部分を見て錆びが目立つようであれば避けるべきです。
中古車購入②販売店を選ぶ際の注意点
数ある中古車販売点からどこを選ぶ際の注意点を考えていきましょう。
全てのお店で必ずしも当てはまらない部分がありますので、参考にしていただければと思います。
口コミを確認
接客やアフターサービスの口コミを確認しましょう。
試乗できるか確認
車をしっかり見てもらい納得して購入してもらう為、試乗をお勧めしてくれるお店が安心です。
諸費用を確認
諸費用に不明点やわかりづらい項目がないか目を通し、疑問点は質問しましょう。
支払い方法は何があるか
現金・ローン・リースなどの選択肢が利用可能か確認しましょう。
アフターサービスの有無
自車工場はあるか、修理の相談ができるかも重要です。
無いのであれば別途サービスの依頼先を検討しましょう。
訪問のしやすい立地かどうか
書類のやり取りや納車、アフターサービスで通うことになります。
訪問可能な範囲がおすすめです。
契約から納車までの期間を確認
契約した場合の納期も商談の早い段階から確認しましょう。
中古車購入③来店・試乗の際の注意点
実際に来店・試乗をする際の注意点も確認しておきましょう。
お店は綺麗か
店舗を綺麗にしているでしょうか。お客さんに見られる部分ですので、汚いようでは車の状態や清掃にも気を遣っていないかもしれません。
掲載情報と実写に差がないか(距離、型式、パーツ等)
雑誌やネットの情報と差異がないかチェックします。
掲載車は元々無く、別の車をすすめてくるという話もあります。
外装を確認
傷や凹みは納得できる範囲でしょうか。
内装を確認
内装の使用感、喫煙車であれば臭いもチェックしましょう。
各部の動作を確認
エンジンの始動・アイドリング・異音の有無だけでなく、実際に走らせてアクセルやブレーキの調子も確認しておきましょう。
ナビ・ワイパー・窓・ドアの開け閉め・リアハッチやトランクのダンパーといった部分もチェックが必要です。
交換が必要な部品があるか確認
タイヤやオイルなどの消耗品や保守部品の状態も聞いておきましょう。
納車後、いつ整備するか計画を立てると良いでしょう。
過去オーナーの使い方
カスタム状況や記録簿を見ることである程度使い方を推測できますが、店員に前オーナーさんについて聞いてみるのも手です。
試乗させてもらえるかどうか
きちんと試乗をしてから購入しましょう。
貴重な車で試乗できない、車検が無い為乗れないといった可能性はありますが、基本的に乗れない車を買うことはお勧めできません。
まとめ
憧れの中古車を買うことにワクワクしていると、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
しかし記事内の注意点に気を付ければ、そういったリスクは少しでも回避できるかもしれません。是非とも、素敵な1台を購入してください。
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