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自動車税の支払いはいつまで?自動車税の基礎知識から節税方法まで徹底解説!

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自動車の取得・保有・使用時に課税される税金はいくつかあり、その中でも保有にかかる「自動車税」は毎年支払い義務が発生します。

毎年何気なく支払っている税金ですが、決して安いものではありません。お金に関する大切なことなので、基礎知識をしっかりと覚えておきましょう。また、自動車税の節約方法も頭に入れておくと支払うお金が最小限にできます。浮いたお金でドライブにも出かけられますね。

これだけは覚えておきたい、自動車税の基礎知識

自動車税とは「自動車を所有している方に課税される道府県税」です。自動車を所有している方は毎年支払う義務があります。

軽自動車税とは何が違うの?

自動車税によく似た税金で「軽自動車税」があります。名前の通り自動車税は自動車に、軽自動車税は軽自動車にかかる税金です。内容も以下のようにいくつか違いがあります。

  • 自動車税:排気量が大きくなると税額も増える。道府県税。月割で計算される。
  • 軽自動車税:排気量にかかわらず税額は一定。市町村税。年度で計算される。

自動車税は排気量と税額が比例しているのが大きなポイントです。大きな車は税金も高くなってしまいます。

自動車税は何に使われる?

自動車税は自動車のために使用されるわけではありません。一般財源なので、教育や福祉・地方公務員の給料など様々なことに利用されます。

自動車税の支払いについてあれこれ

自動車税の支払いは毎年の義務です。いくらかかるのか、どうやって支払うのか、滞納してしまったらどうするかなどを解説していきます。

自動車税の納税時期・納税方法

自動車税は4月1日時点で三輪以上の小型自動車・普通自動車(特殊自動車のぞく)の所有者として車検証に記載されている方に課税されます。毎年5月上旬になると郵送で届く納付書を使って納税します。

お近くの県税事務所・金融機関・コンビニなどで納付書を使って納税できます。また、納付書に記載のバーコードや納付番号などを使えば、インターネットバンク・クレジットカード・スマートフォン決済アプリで自宅にいながらの納税も可能です。

原則5月31日が納付期限なので、納付忘れにはお気をつけください。

自動車税の納税額

自動車税は下の表のように排気量によって納税額が変わります。

加えて、新規登録から13年経過したガソリン車(ディーゼルは11年経過)はさらに15%重課されます。
そして、新車は定められた燃費基準の達成度合によって購入翌年の自動車税が25%~75%減税されます。

自動車税を滞納してしまったら

自動車税を滞納すると以下の3つのデメリットがあります。

  • 車検が通らない
  • 延滞金が発生する
  • 督促状が届き、それも無視すると財産を差し押さえられる

滞納するメリットはないので、忘れないように納税するようにしましょう。
もし納付期限を過ぎてしまっても、納付書に記載の取扱期限内なら問題なく支払いできます。もし取扱期限も過ぎてしまったら納付書にある連絡先に連絡して納付書を再送してもらってください。

自動車税を節約する5つの方法

自動車税は決して安いものではありません。いくつか節約する方法があるので、検討してみてください。

車の購入時期を検討

自動車税は登録の翌月から月ごとに課税されるので、月はじめの登録がおすすめです。例えば、4月1日に登録すると4月分の自動車税は課税されません。一ヶ月分だけですが自動車税なしで自動車を所有できます。

エコカーの購入を検討

新車は定められた燃費基準の達成度合によって、購入翌年の自動車税が25%~75%減税されます。エコカーは燃費もいいですし、ランニングコストが大きく節約できるでしょう。

排気量や重量の低い車種を検討

自動車税は排気量が大きくなるとそれだけ税額が大きくなります。また、自動車税の他に「自動車重量税」も車検のたびに課税されます。こちらは自動車が重くなればなるほど税額が増えます。
なので、排気量が小さく軽い車種はそれだけランニングコストが抑えられます。

廃車にした場合、還付金を申請

還付金とは支払いすぎで帰ってくるお金のことです。廃車手続きが完了した月の翌月から、翌年3月までの自動車税が返金されます。
廃車手続きをすると還付を受けるための書類が郵送されるので、案内に従って申請しましょう。
また、還付されるのは廃車にしたときのみで、中古車屋などに売ったときは該当しません。

貨物登録車は減税になる場合も

一定の基準を満たした自動車は、いわゆる4ナンバーをつけて貨物登録できます。
貨物車は自動車税が排気量ではなく最大積載量で決められる上に重量税も安価なので、一般的にランニングコストが安くなる傾向にあります。
しかし、貨物登録できる車種も限られますし、車検が毎年あったり手間も増えるデメリットもあるので、誰にでもおすすめという訳ではありません。貨物登録を検討してみる方は、コストと手間どちらを取るかをよく考えてみて納得した上で結論を出しましょう。

支払い義務があるからこそ、正しい知識を身につけよう

自動車税は自動車を所有している限り避けられません。トラブルを避けたりできるだけ節税するためにも、基礎知識をしっかりと身につけてください。

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