カンタン解説!車を持つとかかる税金って?

テレビのCMなどでよく耳にするエコカー減税って何?減税ということは税金がかかるの?初めて自分の車を買う人は、車に税金がかかるということを知らないかもしれません。

そうです、車を持つのには、いろいろと税金がかかるのです。今回は、車の所有にかかる税金と、エコカー減税について解説します。

目次

車の所有に関する税金は3つ

車を所有するとかかる税金には、<自動車税><自動車重量税><自動車取得税>の3つがあります。

自動車税

自動車を保有していると、毎年4月1日に課税されます。この自動車税の税額は、クルマの排気量で変わります。例えば1700ccの排気量の車なら39,500円。毎年、5月31日までに収めなくてはなりません。

自動車税は、都道府県から送られてくる払込用紙で、金融機関やコンビニで払うことが出来ます。注意したいのは、払い込みの際に印鑑を押して返してもらう「自動車税納税証明書」を大切に保管しておくことです。次回の車検時にこの「自動車税納税証明書」がないと車検が受けられません。また、年度の途中で車を購入した場合は、購入した月の翌月から翌年の3月までの分を月割りで課税されます。

自動車重量税

新車登録、または車検時に払います。自動車の重量によって税額が変わります。

新車登録の時は3年分、その後の車検の時は2年分をまとめて払い、自動車重量税は0.5トン刻みに税額が上がり、また新車登録から13年以上、18年以上になると税額が上がっていきます。例えば、新車購入で重量が1.5トンの車の場合、年額12,300円、新車登録の時は3年分なので36,900円が課税されます。

自動車取得税

自動車を新規に買った時にかかります。税額は、クルマの取得額の3%なのですが、カーステレオ、カーナビ、ETC、エアコンなどもクルマの取得額に含まれます。190万のクルマにカーナビなど10万円分のオプションをつけた場合、200万円の3%、6万円が税額になります。中古車の場合、新車登録から何年経っているかで税額が変わります。

エコカー減税で減免?

エコカー減税は適用の期限がありますが、自動車税、自動車重量税、自動車取得税がそれぞれ減免されるものです。平成17年度排ガス基準75%低減レベルに加えて、平成23年度燃費基準をどれだけクリアしているかで減免額が変わります。

最も減免率が高いのは、電気自動車やクリーンディーゼル(平成21年度排ガス適合車)、平成17年度排ガス基準75%低減レベルで、平成32年度燃費基準+20%達成車のガソリン車などです。この場合、自動車取得税が非課税、自動車重量税が2回目の車検まで免除、自動車税は翌年分が75%減免となります。

具体的に、エコカー減税で税金はどのくらい安くなる?

下の図が、排気量1700cc、車両重量1.5トン、200万円(オプション10万円含む)のクルマを新車購入した場合で、購入から3年後までの税金をエコカー減税無しと有りの場合で比較した図です。

エコカー減税は最も減免率が高い場合で計算しています。この場合は15万1000円も軽減されています。

まとめ

車を所有するには意外とお金がかかりますが、エコカー減税を最大限に活用することでその負担を軽減させることもできます。これから車を買おうと思っている方は、車を持つとどのような税金が発生するのか、よく知っておきましょう!

text by あたふたウサギ

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