自動車の花粉対策は何をすればいい?車内も外装もこれでバッチリ

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今や花粉症患者数は2人に1人とすらいわれています。
具体的な人数は判明していないものの、それだけ日本人にとっては身近な疾患なのです。

なるべく外に出たくないが、車には乗らざる得ない方も多くいらっしゃるでしょう。

そして自動車自身にも花粉はダメージを与えるので、その回避方法を考えましょう。
この記事が少しでも楽しいドライブのヒントになれば幸いです。

目次

自動車に付着しやすい花粉が飛ぶ季節

花粉といえばスギ、ヒノキです。この種類は年中飛んでいるのですが、ピークは春先の2月から梅雨の6月までとなります。スギ、ヒノキの森林面積と風向きにより飛散量の地域差があることも重要です。東海、関東、甲信越は該当樹木の森林が広く飛散量が多い傾向にありますし、都市部はコンクリート面に覆われている為、花粉が残りやすく、花粉症罹患者が増えるようです。

乾燥した日には車に綺麗な黄緑色をした花粉が車に堆積しています。同様に黄砂が混じる時期ですので、より多く堆積するように見え、うんざりしてしまいます。

また忘れていけないのが秋のブタクサ花粉です。9月から10月にかけてピークを迎えます。青空駐車場やちょっとした空き地に自生する為、車にも付着しがちですし、車内にも容赦なく侵入し、堆積していきます。

ボディ(外装)についた花粉の汚れ除去・洗車方法

ガレージ内に収めておいても、隙間があれば入って来るのが花粉です。
花粉は塗装面やコーティング面を痛めます。花粉はペクチンというたんぱく質を出し、結果塗面にシミのような跡をのこしてしまうのです。

花粉のシーズンになれば、基本的には洗車の回数を増やすしか自動車の塗面を守る方法はありませんので、有効な洗車方法について考えていきましょう。

先に述べた様に春先は黄砂と花粉が混じりますので、いきなりボディをこするような洗い方はおススメできません。砂ごとボディにこすりつけては細かいキズをつけてしまうので、まずは洗い流す方法を考えましょう。
自宅であれば水を満遍なく大量にかけ、所有していれば高圧洗浄機を使用します。
可能な限り花粉と黄砂を流し落としてから、たっぷり泡立てたカーシャンプーで一気に花粉を浮かせて、再度一気に水で流し落とします。

また洗車後に艶出し剤やワックス等の簡易的なコーティングをこまめに行うことも有効です。花粉自体が固着しづらくなり、次回洗車時の水洗いで落とせる量も増えていくわけです。

車内の花粉対策は?

車内に入り込まれる量を減らすことが重要です。そして入ってしまった花粉をどうするか、それぞれの対策を考えていきましょう。
まず車内に持ち込まないように、乗車前に上着を脱ぎ確実に払い落しましょう。荷室スペースに段ボール箱やプラスチックボックスを置いておき、その中に上着を入れておけば車内に花粉が落ちる量をさらに減らすことができます。

布製品でも花粉を払い落しやすい素材やウィンドブレーカーのような上着を意識して着る様にし、きちんと乗車前にはたき、脱ぐようにすれば車内の花粉量はより減らせるでしょう。

また走行中は換気目的以外で窓を開けないようにするべきですし、開ける時間もなるべく減らしましょう。エアコンについても外気導入は控えて、車内循環の頻度を増やしましょう。

高性能フィルターへの交換も有効ですので、カーグッズ店やディーラーに相談すると良いでしょう。

では車内に入り込んだ花粉についての対応はどうするべきでしょうか。
空気清浄機を常設しておくのがおすすめです。シガーライターソケットから電源を取れる自動車用が販売されていますので、乗車中に使用することで車内の花粉量をコントロールできるでしょう。

既に車内に付着した花粉を除去する方法も考える必要があります。
ウェットタイプのクロスであれば花粉を巻き上げることなく、拭き取りが可能です。
また乾燥したクロスなどでは静電気を起こし、取りきることが難しくなりますが、袋詰めの使い切りタイプであれば、乾燥することもなく清潔な状態を保てます。

花粉症の人が運転時に注意すること

花粉症の人が運転するときに注意すべきこともあります。症状ごとに考えてみましょう。

症状 注意すべきこと
くしゃみ くしゃみをしている間は目を閉じてしまいますし、その間にも車両は前に進ん
でいます。本人がいかに前方注意をしていても、くしゃみを我慢することは難しいでしょう。あまりに症状がひどいときは運転を避ける必要があるかもしれません。
鼻水 鼻がつまってしまえば、鼻をかむ必要があります。工夫をしても片手をハンドルから離す必要があります。また集中力の低下は事故の原因となるでしょう。
ずっと目がシパシパしていたり、涙が溢れてしまったりと前方視界に直結します。視野の低下は安全運行の妨げとなります。
薬服用後 季節になると薬品を服用する方も多くいらっしゃるでしょう。抗ヒスタミン系の薬品に関しては眠気や集中力の低下を引き起こす作用があります。説明書の注意書きをしっかり確認し、運転の際の服用が可能なのか判断しましょう。

花粉症対策で素敵なカーライフを

花粉症は人に症状を引き起こすだけでなく、車両を痛めたり、洗車の頻度を増やしたりとやっかいなものです。
長期的に塗装面の保護、車内に花粉を持ち込まない工夫を行うことにより、一年を通して快適なカーライフを送れるのではないでしょうか。

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