冬はバッテリー上がりに注意!自分で出来る対処法と予防策について

2020.10.26

本格的な冬が迫っています。冬の自動車のトラブルといえばどういったものを想像するでしょうか。

今回は冬季カートラブルの代表、バッテリー上がりについて確認していきましょう。こまめに状態をチェックしてケアをし、新品に交換するなど対処をされている方もいらっしゃることでしょう。

しかし多くの方はバッテリーの寿命を迎えるまでそのままで過ごすか、点検で指摘されてやむなく交換するというパターンが多いのではないでしょうか。交換する前にバッテリーはなぜ必要でどのような役割をしているのか、なぜバッテリー上がりは起きてしまうのか、自身にできる対処法はないのかといったことについて確認してみましょう。

バッテリーの基礎知識

まずバッテリーが積載されている理由について確認していきましょう。車を運転する上で非常に大事な役割を担っているのです。また仕組みについても簡単にではありますが記していきます。

基本的な説明をさせていただきますが、現在はハイブリットカーなどによっては大きく仕様もかわってきます。個々の違いについての言及はしておりませんのでご了承ください。

バッテリーの役割

自動車に使用されているバッテリーには大きくわけて2つの役割があります。1つはエンジンの始動です。何も動力を用いずエンジンをかけることはできません。エンジン始動用のセルモーターをまわしバッテリーの電力を使うことでエンジンスタートのきっかけとするのです。

2つ目はライトや空調制御、ナビオーディオなど多くの機器の電源として使用されています。それだけでもバッテリーの重要性がわかっていただけるのではないでしょうか。

バッテリーの仕組み

バッテリーが電源となり、エンジンの始動を補助し各機器への電源の供給をおこなっていることは先に述べた通りです。しかし電源として電力を送るばかりでは、すぐに電気はカラになってしまいます。

そうならない為に自動車バッテリーは蓄電機能を有しています。蓄電量が減っているのであればエンジンの動力で発電機(オルタネーター)を動かし電力を蓄えるのです。

なぜ冬にバッテリーは上がりやすいのか

冬にバッテリー上がりが起きやすいことには原因が考えられます。いくつか代表的な例をご説明いたします。愛車の状態に当てはまっていないか確認しましょう。次のような事例が冬のバッテリー上がりの原因として考えられます。

バッテリーがそもそも寒さに弱い

バッテリーは化学反応によって充電と放電を繰り返していますが、気温の低下によって抵抗値が増えることにより蓄電量自体が減ってしまいます。

また抵抗が高いゆえに満足な電圧を供給することもできないのでエンジンをかけきることもできず、電力が底をつくこともあります。本来のパワーを発揮できていない季節が冬なのです。

暖房使用時間の長期化

夏の冷房時期にも同様のことが言えますが、冬の場合は朝のエンジン始動から全力で暖房をつけることも多いのではないでしょうか。

窓ガラスが凍結していたり、家の中からエンジンスターターをつけて暖機運転をしたりといった具合です。また夏であれば朝夕の日が落ちてきたタイミングで風量を下げるなどの手段がありますが、冬は朝から夜まで暖房は効かせっぱなしにしがちです。バッテリーにとっては過酷な長時間労働といえるでしょう。

ライト点灯時間の長期化

冬季は夜明けを迎える時間は遅く、日没は早いので灯火類の点灯時間は長期化します。
ライト類はバッテリーから電源の供給を受けていますので、バッテリーの劣化を進める要因となります。

自分で出来るバッテリー上がりの予防法

可能な限りバッテリーを万全の状態で維持することがバッテリー上りを予防する最善の手段です。ご自身で管理することができる注意点もありますので、覚えておきましょう。

バッテリーの寿命を把握する

メーカーの推奨使用期限は概ね2~3年とされています。運用しだいではさらに2~3年持つこともありますし、さらに長く使っているオーナーさんもいらっしゃるかもしれません。
忘れてはならないのは長く使っている場合、常に交換すべき状態であるということです。バッテリー上がりを迎えた際、バッテリーの劣化が原因であることが非常に多いのです。つまりまだ使えているから大丈夫。ではなく余裕をもって新品に交換することが大事なのです。

ヘッドライトや室内灯、ハザードランプの消し忘れをしない

最も原因の分かり易い例といえます。バッテリーが上がって室内を確認したらスイッチが押しっぱなしだった、といった具合です。車を降りる前のチェックを必ず行うことで、不要なバッテリーの消耗を防ぎましょう。

定期的にエンジンをかける

車のバッテリーは運転せずに放置していても少しずつ自然放電を続けています。日常的に動かしていれば良いものの、久しぶりに乗るときは注意が必要です。定期的にエンジンをかけ、30分ほど運転をしてバッテリーに充電をする時間を与えましょう。

自分で出来るバッテリー上がりの対処法

注意をしていたはずでも、バッテリー上がりを完全に予防することは難しいかもしれません。実際にバッテリーが上がってしまった場合にできる対処法はあるでしょうか。

また準備するべき道具についてもご説明しますが、使用する際は必ず説明書を熟読し間違いのないよう運用しましょう。

ジャンピングスタート

ブースターケーブルを使用しエンジンのかかる車と相互に接続することで起電力を借りてエンジンをかけます。
最もオーソドックスな対処法といえますが、必要な道具がブースターケーブルと何より別に車両が1台必要となります。自動車を2台所有していれば最も楽な対処法といえるかもしれませんが、無ければ誰かしらの助けが必要といえるでしょう。

電源スターター(ジャンプスターター)

小型のバッテリーを内蔵しており、自動車バッテリーと接続することで電力を供給します。電源スターター自体はコンセントで充電でき、一人で作業が可能です。
自身でバッテリー上がりに対処することを考えると最善策と考えてよいでしょう。日ごろの備えとして検討する価値があるのではないでしょうか。

バッテリーの交換

バッテリーが上がってしまう状態になると、充電を行っても100%の性能を取り戻すこともなく、再度バッテリー上がりを迎えてしまうことが多いはずです。
ジャンピングスタート等をして自走が可能なのであれば、そのままカーショップやディーラーに持ち込むことをお勧めします。

ロードサービスに連絡する

JAFや保険付帯のロードサービスを利用しましょう。自身で作業をする必要なく、ジャンピングスタートをしてもらえるでしょう。加入するだけでなく、すぐに連絡先がわかるようにしておくが何より大切です。

バッテリー上がりの心得

バッテリー上がりは突然のトラブルとして誰にでも起こる可能性があります。まずバッテリーには寿命があるということを覚えておきましょう。劣化する前に早めの交換が効果的な予防策といえるでしょう。

起きてしまった際には、自分で対処できるかを判断しましょう。決して無理をする必要はありませんので、自分でできない場合には悩まずに相談、連絡をするべきです。加入しているのであればJAFに連絡をしましょう。

また最近はロードサービスを自動付帯にしている自動車保険も多くありますので、自身の契約している保険内容を確認し助けてもらえるか確認しておきましょう。あるいは自動車を購入した店舗やディーラーに相談することも可能です。有料の可能性はありますが、相談にのってもらえるでしょう。

トラブルとしてはシンプルな部類ですのでパニックになる必要はありませんし、予防法もあります。もしバッテリーが上がってしまったらどうするべきか、一度シミュレートしてみてはいかがでしょうか。