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交通事故が起こりやすい場所とは?注意点や同じ場所で事故が起こる原因を解説

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交通事故は誰しも避けたいものです。
事故を確実に回避するのは難しく、自身の過失はなくとも巻き込まれる可能性は否定できません。

今回の記事では、交通事故が起こりやすい場所や注意点、事故原因についてご紹介します。

こういった注意点を把握することで、自身が事故を起こす・巻き込まれる可能性を減らすお手伝いになれば幸いです。
是非、他人事と思わず、知識として覚えていただきたい内容です。

交通事故が起こりやすい場所とは?

さて交通事故はどこでも起きているようで、実際は起こりやすい場所があるものです。

起こりやすい場所をランキング・特徴ごとに考えていきましょう。
 

交通事故が起こりやすい場所ランキング

交通事故が起こりやすい場所について、構成率からランキング形式で確認していきます。

内容はいずれも令和4年度版交通安全白書を参照しています。

1位:交差点内(34.8%)

交差点がランキングトップです。
車両同士は勿論、車両と歩行者の動きも交差するので、交通事故発生の確立やリスクは高まってしまいます。

信号の切り替わりのタイミングは勿論、相互に交通ルールの順守が重要なスポットです。

2位:一般道路(31.7%)

道路の多くを占める部分です。
速度の出しすぎや、危険な追い越し、不注意など事故の原因は多岐にわたります。

また見通しの悪い道路では、急なアクシデントに対する対応が遅れるなど、より注意を払った運転が必要とされます。

3位:カーブ(14.4%)

カーブも事故を多発させる場所です。
スピードを出しすぎれば、曲がり切れず事故を起こします。
見通しが悪ければ、さらに事故の確率を上げることになります。
これは車両同士だけでなく、単独事故にもつながるでしょう。
まや雨や雪、霧など天候により事故のリスクは高くなり得ます。

4位:交差点付近(11.8%)

交差点だけでなく、交差点付近も注意が必要です。
交差点に入る前の道路状況を考えると、車両の信号待ち、その隙間から人が横断・飛び出し行為が有り得ます。

他にも車両の駐停車が、様々な事故の呼び水となり、リスキーな状況が生まれてしまいます。

5位:踏切・その他(4.5%)

踏切は一時停止義務に加え、横断の際もスピードは抑えられます。

逆にいえば、踏切横断のルールを守らなければ危険な事故に直結するということです。

また踏切手前や直後に歩行者の横断が無いかなど、注意事項に事欠きません。

6位:トンネル・橋(2.7%)

トンネルの進入直後や出口では光の急な加減により、視野の低下、それに伴いアクシデント回避が難しくなります。

場所によっては、進入口・トンネル内の車線が狭くなってしまうといった場所もあります。

入口・出口ともに適正な速度を保ち、準備をして走行するべきです。
 

交通事故が起こりやすい場所の特徴

完全な直進道路で一切の障害物、交差点、歩行者がおらず視界が遮られない道路はまず無く、あるとすれば事故はそうそう起きないはずです。

つまり障害物や見通しの悪さ、交差点、駐停車、歩行者、信号といった判断要因が増えることで事故の確率が増えていきます。

割合でいえば、交差点が1位となりましたが、判断要因の多さが事故の起こりやすさにつながっているのです。

判断要因の増える場所ほど、注意が必要であり、事故が起こりやすいといえるでしょう。

交通事故が起こりやすい場所で注意すること

交通事故が起こりやすい場所で、我々ドライバーが注意するべきことは多岐にわたります。

基本的なことが多いですが、確認してみましょう。
 

安全確認を怠らない

注意が必要なスポットの標識をまず見落とさないで、順守することが重要です。

見通しの悪い交差点では、慎重すぎるくらいに安全確認を怠らず、起こりうる危険を予測し運行するようにします。

これは「危険予測」として、ご存じの方も多いはずです。
危険がどこに潜んでいるかや、道路状況の変化を察知・認知、動きや危険を予測し、安全運転に繋げる行為です。

目も耳も常に、危険がないか判断し続けなければなりませんが、運転をする上で、基本かつ重要なルーティン・技術といえます。
 

制限速度を守る

こちらも基本中の基本です。
そもそも制限速度はその道路・環境に適した速度設定になっています。

突発的なアクシデントに対応する為、適正速度での運行が重要であり、速度超過での走行は大変危険です。
 

早めにライトを点灯する

夜間前にライトを点灯するのも、有効な手段です。
この場合、ライトの点灯は障害物を見つける為ではなく、対向車や歩行者に自車の存在を認知させる役割を期待しています。
 

車間距離を取る

前方車両の急なブレーキに対応するには、ある程度の車間距離が必要です。

また歩行者や車の飛び出しも、前方にスペースがある方が予想・対応がしやすくなります。

しっかり余裕のある車間距離を意識しましょう。
 

気持ちに余裕をもって運転する

これまでに挙げた注意点の根本的な共通点にもなりますが、気持ちに余裕をもって運転をしましょう。

焦りやイライラを抱えながら運転すると、注意点を守る余裕すらなくなります。

制限速度をオーバーしたり、車間距離を詰めてみたりというのは気持ちの余裕の無さから起きる場合も多いものです。

休憩を取る、時間に余裕をもって出かける、好きな音楽をかけてみる等、リラックスできる工夫を取り入れてみましょう。

なぜ同じ場所で事故は起きるのか

事故スポット、事故多発地点はなぜ存在するのでしょうか。
同じ場所で事故が起きてしまう、いくつかの理由について考えてみましょう。
 

黄色信号の解釈に個人差がある

交差点の事故原因として、黄色信号の解釈に違いがある点が挙げられます。

解釈に個人差があってはそもそも困るのですが、黄色信号の意味を誤解している人も多いのが実情です。

黄色信号は「安全に停止できない場合を除いて」、停止しなければなりません。

急ブレーキをかけないと停まれず、交通の安全を害する場合にのみ、進行できるということです。

黄色信号を正確に理解していないドライバーがいることも、魔の交差点が発生する一因になっているのです。
 

夕方は集中力が低下し視野が悪い傾向にある

夕方は、明るい時間から暗くなる変わり目で、急速に周囲の景色が変化していきます。

その変化により運転者・歩行者ともに視認性や視野の低下を招き、お互いの接近や存在の認知が難しくなります。

また夕方は、仕事や買い物帰りで安心していたり、1日の疲れから注意力の低下もみられます。

そういった理由から、交通量が増えつつも、集中力の低下した人々の割合も多く、危険な時間帯といえるでしょう。

まとめ

今回の交通事故に関してご紹介しましたが、誰しも運転する中で当事者になりかねず、常に意識すべき内容です。

事故が起きやすい場所というのは、当たり前に皆さんが通行している道路に他なりません。

運転中は勿論、歩行者としても道路の安全な利用を心掛け、どのようなヒヤリがあるか気を配るようにしたいものです。

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