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冬によくある車のトラブルとは?対策法や対法を徹底解説!

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冬は気温の低下や積雪、凍結といった危険な気象条件に見舞われる可能性があります。
また過酷な気象条件は自動車自身にも負担になります。
今回は適切な対策を取ることで、自動車へのダメージや事故につながるリスクを減らす為の記事になります。

今回は冬によくあるトラブルのご紹介と対策法や対応を解説させていただきます。

冬によくある車のトラブル6選

早速、冬によくある車のトラブルを挙げてみましょう。
特に注意すべき、起きやすい6つについてピックアップします。
 

1.バッテリー上がり

まず冬の自動車トラブルといえば、バッテリー上がりに注意が必要です。
冬に起きやすくなるトラブルで、バッテリーは特に冬=寒さに弱いという点を覚えておきましょう。

バッテリー液の温度低下で化学反応が鈍くなり、バッテリーの性能が低くなってしまいます。

蓄電能力も下がり電圧も上がりづらく、エンジン起動の電圧を確保出来なってしまうのです。
 

2.タイヤのパンクやバースト

冬は他の季節に比べると、タイヤのパンク及びバーストのリスクが高まります。
気温が下がると空気圧が減少し、段差乗り越え時の「リム打ちパンク」や障害物を踏み越える際にパンクを起こす可能性が増えるのです。

また寒い日はゴムの硬化が起き、ダメージに弱くなることもパンクやバーストに関係します。

こういったトラブル時はスペアタイヤ交換や車外作業を想定し、真冬にに耐えられる防寒着を必ず備えておきましょう。

スペアタイヤ交換作業時には着込む必要がありますし、ロードサービスが来るまでやむを得ず危険退避の為、車外待機時に利用するのも良いでしょう。
 

3.ガラスの破損

ガラスの割れにも注意が必要です。
この項で指すガラスの破損とは、急激な温度変化に晒されることで起きる「熱割れ」です。
暖房の熱風によるガラスの膨張と冷気に晒される側の温度差でガラスが破損してしまいます。
 

4.冷却水やウォッシャー液の凍結

冷却水やウォッシャー液の凍結にも注意しましょう。
通常冷却水は凍結防止用の添加剤が入っていますが、一般的なLLC(ロングライフクーラント)では-15℃程度で凍結します。

また冷却水が減り水道水を補充した場合も、添加剤が薄まり冬に凍結しやすくなります。

ウォッシャー液も同様に凍結の可能性があります。
タンクで凍らずとも、ノズル内で凍結するということも記憶しておきましょう。
 

5.エンジンオイルの硬化

エンジンオイルは気温が下がると硬化し粘度が変化してしまうことがあります。
硬くなるとエンジン内での循環が上手くいかず、潤滑・冷却作用に影響する恐れも考えられます。
 

6.雪道でハンドルがとられる

雪道での運転中、ハンドルがとられる恐れがあります。
雪道は新雪・圧雪・凍結と状況は異なります。
スタッドレスタイヤだけで対応可能なのか、チェーンが必要なのか、慎重な判断が求められます。
また適切な装備を施しても、雪上運転には経験や技術が必要です。
平常時とは違うということを肝に銘じましょう。

冬によくある車のトラブルの対策法

先に紹介したトラブルの対策について、個別に対策を考えていきましょう。
可能な限りオーナー自ら行える対策法ですので、実践してみてください。
 

1.バッテリー上がりの対策法

冬にバッテリーの電圧低下、蓄電能力低下は避けられません。
運転期間を空けてしまい、電圧低下中にエンジンがかかりきらず、結果バッテリー上がりというのが最悪のパターンです。

バッテリー液の補充、電圧の測定といった日常点検を行いましょう。
液補充可能なバッテリーで下限より液面が低ければ補充します。
またテスターで電圧測定をすることで、バッテリー能力の診断が可能です。
その際はカー用品店・ガソリンスタンド・ディーラーに相談しましょう。

有効な手段として、最低週1回30分程度は車を走らせる方法があります。
エンジンを切った駐車中もバッテリーは電力消費・自然放電を続けています。
定期的に走ることでバッテリーの充電量を確保しましょう。
とはいえ長く使用しているバッテリーは性能が低下してしまうので、適切な時期に交換する必要があります。
 

2.タイヤのパンクやバーストの対策法

タイヤのパンク・バーストの原因として、寒さによって空気圧が若干下がることが挙げられます。

その為、ガソリンスタンドなどで空気圧のチェックを小まめに行うようにしましょう。

また同様に寒さでゴムが硬くなる恐れがあります。
衝撃に弱くなる恐れや、元々あった細かな経年劣化によるヒビがバーストに繫がる可能性も否定できません。

改めてタイヤの状態をチェックする、使用年数を鑑み交換を検討するといった判断が重要です。
 

3.ガラスの破損の対策法

ガラスの熱割れの原因は温度差によります。
この温度差が生じてしまうシチュエーションを考えてみましょう。
まずガラスに熱を当てたい状況としては走行前の霜取りです。(窓に張り付いた氷・雪を解かすパターンも同様です。)

急いでいるからと熱湯をかけるのは最悪です。
これ以上ない温度差、つまりストレスをガラスに与える行為です。
もう少し温度を下げたお湯なら多少リスクは減りますが、それでも危険です。
またお湯が冷え凍り付いてしまい、状況が悪化する可能性も否定できません。

安全に霜取りをするのであれば、解氷・霜取りスプレーを使いましょう。
またエアコンのデフロスター機能で解氷する方が多いと思いますが、全開で暖気を当てず徐々に車内から暖めるようにしましょう。
 

4.冷却水やウォッシャー液の凍結の対策法

冷却水の濃度や量が適切か、寿命(2年程度)は問題ないか確認します。
夏などに冷却水を水道水で補充した場合は注意が必要です。
適切な濃度が確保できていなければ、凍結しやすくなっている恐れがあります。
また厳しい寒冷地に行く際は、高濃度の冷却水に交換すると良いでしょう。
ウォッシャー液も水を継ぎ足しているようであれば、凍結しやすくなります。
液を多めに入れ濃度を濃くすることで、凍りにくくできます。
また冬季はノズル内での凍結、使用時にガラス面での凍結の恐れも考えられます。
使用自体、慎重に行う必要があることを覚えておきましょう。
 

5.エンジンオイルの硬化の対策法

寒さによってエンジンオイルが硬くなる恐れがあります。
硬いままでは、想定した循環・冷却能力が得られずエンジンに負荷を与えてしまいます。

そこでしっかり暖気をし、適性な粘度に戻ったところで発進するようにしましょう。

また走り始めは急激なアクセル操作を避けることで、エンジンオイルの循環を円滑に行いましょう。
 

6.雪道でハンドルがとられない対策法

スタッドレスタイヤやチェーンを履いた前提でも、雪道では慎重な運転が求められます。

凍結面で滑るだけでなく、凍った轍やタイヤ跡にタイヤがハマり、ハンドルがとられる可能性もあります。
しっかりハンドルを握っていることも大事ですが、凍結の恐れがないかといった道路状況を正しく認識する必要があります。

またゆったりと余裕のあるペダル操作が求められますし、ハンドル操作も同様です。
常に前の道路状況を把握し、準備をしてから車両操作を行う必要があります。

車間距離もしっかり取るようにしましょう。

車のトラブルにあってしまった時の対処法

このように冬は様々なトラブルが想定されます。
ドライブ中にトラブルに合った場合の対処法も覚えておきましょう。
注意点としては、自身で全て解決しようと無理をしないことです。

 

ロードサービスへ連絡する

走行に支障をきたす場合は、すぐに停車、わかる範囲で状況を確認しましょう。
自身での解決が難しいと判断すれば、ロードサービスに連絡がおすすめです。
予めJAFへの入会、保険によるロードサービスの連絡先の確認を行いましょう。
 

発炎筒や三角表示板を利用する

悪天候や降雪時、道路上の停車はハザードだけでは視認されない恐れがあります。
車内の発煙筒の利用を躊躇わないようにしましょう。
また車内に三角表示板を常備しておくことで、より明確で安全な距離から後続車に危険を伝える手段となります。

まとめ

冬だからこそ起こり得る、特徴的なトラブルがいくつも存在します。
意識しなければ、リスクを高めてしまう点を覚えておきましょう。
だからこそちょっとした注意と対策が重要になります。
予めの対策こそ、事故を防ぐ為の重要なルーティンになり得るのです。

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