フェンダーの爪折りと爪切りの違いとは?それぞれの特徴を徹底解説

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フェンダーの爪とはフェンダーアーチの端で内側方向に折り曲げられてる部分のこと。
車のドレスアップでタイヤをツライチ(フェンダーとホイール面の段差がない状態)にすると、タイヤと干渉する恐れがある部分です。
そのため、フェンダーの爪を折ったり切ったりして干渉を防ぐことも珍しくありません。

爪折り、爪切りどちらにするべきか迷う方もいるでしょう。
事実、爪折りと爪切りはメリット・デメリットがそれぞれ違うため、人によって向き不向きがあります。

今回は、フェンダーの爪折りと爪切りについて基本知識からメリット・デメリット、そして車検に通るのかを解説します。
自分に合ったフェンダーの加工をして愛車を綺麗にカッコよくドレスアップしてください。

目次

フェンダーの爪折りと爪切りの違いとは?


フェンダーとは前後のタイヤを覆っている金属製または樹脂製のパーツです。
跳ねあげられた小石や泥からボディを守る他、自分が跳ねあげたものも歩行者に飛ばさないようにする働きがあります。

フェンダーの爪とはフェンダーアーチの端にある内側に折り曲げられた部分です。
耳と呼ばれることもありますが、同じ部分を指しています。

タイヤをインチアップしてツライチにしたりするとタイヤと爪が干渉することがあります。
そこで、フェンダーの爪を折ったり切ったりして干渉を避けることがしばしば行われます。

フェンダーの爪折りとは?

フェンダーの爪を折って干渉を防ぐ方法です。
爪折り機という専用の工具を使う他、レンチなどの工具を使ってテコの原理で折り曲げることもできます。

近年の車は耳が短く爪折りしにくいことが少なくありません。
爪折りできない場合は下記の爪切りをしましょう。

フェンダーの爪切りとは?

フェンダーの爪を切って干渉を防ぐ方法です。
グラインダーなどを使って爪を切り落とします。

フェンダーの爪折りと爪切りのメリット・デメリット


爪折りと爪切りはそれぞれ特徴があり、人によってどちらが適しているかは変わります。

フェンダーの爪折りのメリット

爪折りは爪切りよりデメリットが少ないことが特徴です。
爪を折ったときに塗装が剥がれるとサビの原因となりますが、ヒートガンで塗装を柔らかくしてから慎重に折れば、剥がれは軽減されます。

フェンダーの爪折りのデメリット

爪折りのデメリットは高価なことです。
カスタムショップに依頼すると車種によりますが2~3万円くらいはしますし、自分でやろうと爪折り機を購入するにしても1万円くらいはかかります。

フェンダーの爪切りのメリット

爪切りのメリットは比較的簡単で安価なこと、ギリギリまで攻められることです。

爪折りだと塗装が剥げないように気を使って作業する必要がありますが、爪切りだと絶対に剥がれるので逆に気を使う必要もありません。
また、カスタムショップだと1万円くらいで作業を依頼できるでしょう。
そして、爪折りよりギリギリのところまでカットできるため、大きなホイールも履けるようになるかもしれません。

フェンダーの爪切りのデメリット

強度が下がること、適切に処理しないと錆びて塗装が剥がれることがデメリットです。

本来あるべき部分を切り取ってしまうわけですから、メーカーが想定している強度より落ちてしまいます。
また、爪切りした切り口は金属が剥き出しです。
水が入らないように適切にシーリング処理しなければ、そこから錆が進行してボロボロと塗装が剥がれ落ちてしまいます。

フェンダー加工は車検に通るの?


車検の項目にはフェンダーのチェックも含まれています。
爪折り、爪切りした車は車検に通るのでしょうか。

フェンダーの爪折りは車検に通る?

爪折りの場合は車検に通ることが多いです。
ただ、依頼する業者によっては改造車を断られる可能性もあるため、信頼できるカスタムショップなどに相談する必要はあるかもしれません。

フェンダーの爪切りは車検に通る?

爪切りの場合も多くは車検に通りますが、爪折りよりは通りにくいようです。
爪切りはフェンダーの強度が低下するため検査に引っかかることもあります。
検査官の主観や判断で変わる微妙なラインであるため、爪折りのときと同じく、馴染みのショップに相談すると良いでしょう。

また、爪折り・爪切りどちらでも、タイヤが10mm以上またはホイールがツラからはみ出したら車検に通りません。
爪を加工したことより、はみ出しで引っかかることも多いようです。

自分の車に合ったフェンダーの加工をしよう!


フェンダーの爪折り、爪切りについて解説しました。

標準より大きなタイヤを履かせるとフェンダーの爪が干渉するので、それを避けるために爪を折ったり切ったります。
爪折りは高価だけどデメリットが少ない、爪切りは安価だけど錆や強度の問題が存在するという特徴があります。

また、爪切り・爪折りをしても車検には通ることが多いですが、依頼する業者によっては改造車ということで断られる可能性もあることに注意してください。

それでは、自分に合ったフェンダー加工をして理想のカスタムを実現させてください!

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