ブレーキの異音・鳴きはブレーキパッドが原因？交換時期や費用も解説

2021/10/28

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自動車を走らせ、減速しようとブレーキをかけたらキーッという嫌な音が。こんな経験がある方もいるのではないでしょうか。

減速時の金属が擦れるようなキーッという音はブレーキパッドの消耗の可能性があります。
ブレーキは自動車の部品の中でも、人命に関わるとても大切な場所。不調をそのままにしておくと思わぬ事故の原因になりえます。

そこで今回は、ブレーキの基礎知識と異音の原因、交換時期と費用について解説していきます。
ブレーキについての知識は、安全なドライブの手助けをしてくれるでしょう。

ブレーキパッドとは？

ブレーキの役割はブレーキディスクを両側から挟み込んでタイヤの回転力を落とすことです。
ブレーキパッドはブレーキに装着されるパーツで、回転するローターに直接当たります。
10~20種類もの素材を配合して作られており、安定して過酷な環境に耐える耐久力を持っています。

ブレーキに関わる部品はブレーキパッドだけではありません。
ブレーキと名がつくものだけでも何種類も存在します。

ブレーキディスク：ブレーキをかけたときにブレーキパッドで挟み込まれる金属の円盤
ブレーキキャリパー：ブレーキパッドをブレーキローターに押し付ける部品
ブレーキフルード：ブレーキを油圧で動かすために充填されるオイル

ブレーキ系統は摩擦や熱、鉄粉などで過酷な環境下に置かれています。
ものによって消耗のスピードは違えど必ず劣化していくので、違和感があったら放置せずに確認することが大切です。

ブレーキ異音・鳴きの主な原因

ブレーキの異音・鳴きの原因はブレーキパッドの消耗の可能性が高いです。

ブレーキパッドはブレーキをかけるたびにブレーキディスクとの摩擦で少しずつ削れていきます。
摩擦材が削れて無くなりブレーキパッドの金属部分が露出すると金属と金属が擦れるためキーキーと不快な音がします。
ただ、異音がするからパッドが完全に無くなっている訳ではないので安心してください。
ブレーキパッドにはパッドウェアインジケーターという金属部品がついており、消耗を知らせるためにわざと早い段階でキーキーと鳴るような構造になっています。

ブレーキディスクの錆びも異音の原因のひとつではないかと思われがちですが、錆びは気にしなくて大丈夫です。
過酷な環境に晒されるブレーキディスクは錆びやすい部品のひとつです。しかし、ブレーキをかけるたびに摩擦されるため、錆びはすぐに磨き落とされます。

ただ、相当な長期間放置してブレーキディスクの内部にまで錆びが進行している場合は使用不可です。
ブレーキディスク表面に凹凸ができてしまい、ブレーキの性能が低下するので危険です。
錆びがひどいときは磨き直すか新品に交換することをおすすめします。