車が汚れる原因と洗車方法を季節ごとに解説

2020.09.15

春夏秋冬、1年中あなたの足となってくれる自動車。

通勤に遊びに大活躍してくれます。しかし、ドライブすると車体が汚れてしまうことは避けられません。

夏は虫がついて汚れる、冬は土が混じった雪を跳ね上げて汚れる。季節によって主な汚れ方が変わってきて、それに伴い洗車の方法も変わってきます。

今回は、季節ごとにおすすめな洗車の方法を解説していきます。

夏の暑い中、冬の寒い中にせっかく行う洗車です。この記事を読んで、適した洗車を知り実践し、最高の効果をあげてください。

季節ごとの車が汚れる主な原因と洗車方法

まずは、どの時期にどんな汚れ方をしやすいのか見ていきましょう。同時に洗車の方法も解説していきますね。

春は黄砂に注意

まずは春。3〜5月あたりの春で車を汚す原因として最も気をつけたいものは「黄砂」でしょう。

黄砂とは、中国の砂漠などの乾燥地域の砂が風に乗って日本までやってきて、大気中に浮遊したり地上に降下する現象。

春はちょうど偏西風という中国から日本に向かう風が吹くので、砂が運ばれてくるというわけです。

下の画像のように、春はちょうど黄砂が多く飛来する季節です。


出典:環境省 黄砂とその環境影響について

黄砂の粒は非常に小さく、直径4μm程度。普通の髪の厚さが100μm程度なので、その小ささがお分かりになるでしょう。


出典:環境省 黄砂とその環境影響について

指で触ったくらいでは硬さを感じませんが、砂は砂。

ある程度の硬さがあるため、黄砂が積もった車をウェットティッシュで拭くことは、とても目の細かい紙やすりで表面を削るのと同じことなのです。

なので春の洗車は、必ず水で車全体の黄砂を洗い流すことから始めてください。天井から水を流すと、黄砂が効率よく洗い流せます。

また、洗車した後は水分をしっかり拭き取ってくださいね。残った水滴には黄砂が付着しやすく、そのまま乾燥すると黄砂だけがくっついて残ります。

夏は虫汚れが多い

夏の汚れで最も多い原因は虫でしょう。

レジャーで海や山へ行くときに高速道路を使うと、走行中に接触した虫が自動車の前面にべったりと付着します。そのままだと塗装面にもよくありませんし、何より不快ですよね。

虫の汚れの主な成分は油です。下の画像のように、カゲロウの発生で車がスリップする危険があるくらい、虫は油を含んでいます。


出典:国土交通省東北地方整備局 記者発表資料

シャワーで洗い流すだけでは取り除きにくいので、カーシャンプーを使って油分を落としましょう。

レジャーに出かけた後は体力も少ないでしょうし、洗車機もいいですね。洗車機の高い水圧で取り除くのもお手軽です。

夏の洗車の問題点は、その暑さのため洗車するのが非常にツラいことでしょう。多少は涼しい曇りの日や朝夕を狙って洗車をしてください。

それもツラいのなら洗車機に入れちゃいましょう。汚れの放置が最もよくありません。

秋は夏の汚れを全て落とそう

秋は夏の暑さも和らぎ洗車に最も向いている季節。夏に溜まった汚れを一気に落としてしまいましょう。

特に力を入れて掃除してほしい場所は「車内」です。

夏でシートに染み込んだ汗や、高い湿度で発生した雑菌をまとめて取り除いてください。

車内は洗車機を使えないので手洗いするしかないですが、快適度に直接関わるので多少の面倒くささは我慢して綺麗にしましょう。

ドアを全開にしホコリの逃げ道を作り、クロスでシートやハンドルの水拭きと乾拭きをしてください。最後に消臭スプレーを撒き、よく乾燥させて終了です。30分くらいでさっと行うだけでも、車内がかなり快適になるはずです。

もっと綺麗にしたい方は、マットの掃除や車内の掃除機がけも合わせて行うと、さらに有効でしょう。

冬は融雪剤が最も危険

最後に冬です。冬でもっとも危険なことは融雪剤でしょう。融雪剤は、道路の雪を溶かして車のスリップを防ぐために散布されます。

融雪剤の主な成分である塩化カルシウムが、車の金属部と反応して腐食を進行させます。シャーシなどの腹下が主に融雪剤でダメージを受ける場所でしょう。

とはいえ、腹下は掃除がしにくい場所です。非常に億劫ですが、シャワーで洗い流すだけでも有効ですし、洗車機に入れてもいいでしょう。

愛車を長持ちさせるためにも、メンテナンスだと思ってこまめな掃除をしてください。

氷点下になる日でも洗車はしたほうがいいの?

融雪剤を軽く洗い流すくらいの洗車はおすすめしますが、しっかりとボディまで洗車するかどうかはどちらでもいいでしょう。

氷点下の洗車で怖いのが、鍵穴に水が侵入し凍って回らなくなること、ドアが凍りつき開かなくなること、凍った水滴に気がつかずクロスをかけて塗装を削ってしまうことです。

雪道を走るとすぐにまた汚れます。愛車を綺麗にしたい気持ちをグッとこらえて、暖かくなるまで待つのが一般的でしょう。

まとめ

季節ごとの洗車の方法について解説してきました。

一口に洗車と言っても、季節ごとにどんな洗車方法が有効か分かったかと思います。

汚れの原因も季節性があります。正しい知識を身につけて洗車の効果を最大限に生かして、ぜひ愛車をピカピカな姿に保ってください。