ナンバープレートの種類と色の違いとは?数字の意味も徹底解説!

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皆さんはマイカーのナンバープレートを確認したことがありますか?
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、マイカーでよく使われている白色以外にもナンバーの色があり、また数字には自動車の分類を説明する意味が含まれています。

このように、実は四角いプレートの中には多くの情報が詰まっています。この記事を機会にマイカーのナンバーをしっかり見ていただければと思います。

目次

ナンバープレートの色分け

まずは色分けについてご紹介します。マイカーで一般的に使われる白ナンバーを含め5種類あります。

白ナンバー(緑文字)

自家用普通自動車です。言葉の通り、自家用で使う自動車に付けられるナンバープレートで、白地に緑色の文字で書かれています。会社所有の車で移動や自社の商品を運ぶ用途に使うのであれば商用車なので、この白ナンバーがついているでしょう。

事業用であるにも関わらず、この白ナンバーであるタクシーを白タクのように呼ぶことがあります(事業用の白ナンバーに関する説明は、本記事では割愛します)。

緑ナンバー(白文字)

事業用普通自動車です。旅客や貨物運送業といった事業に使用される普通自動車に付けるナンバーです。この緑ナンバーは営業ナンバーとも呼ばれています。

運賃をもらって人や荷物を運ぶ場合、原則としてこの緑ナンバーが必要です。もし白ナンバーで利益を得る行為(営業行為)をしていた場合、トラックであれば貨物自動車運送事業法、タクシーであれば旅客自動車運送事業法などの違反となり処罰の対象になります。

黄ナンバー

自家用軽自動車です。白ナンバーの軽自動車バージョンです。
ちなみに、東京オリンピック&パラリンピックを記念した特別仕様のナンバープレートでは白ナンバーが存在します。本来は締切でしたが、東京オリンピック&パラリンピックの開催が延期されたため、2021年9月30日までと受付が延長されています。

黒ナンバー

事業用軽自動車です。緑ナンバーの軽自動車バージョンです。

赤斜線ナンバー

自動車臨時運行許可といい、いわゆる仮ナンバーです。車検切れ車両や抹消登録済車両(ナンバーを取得していない)を運行する際に使用します。
トラックなどに積載せず自走できるため、自動車整備業者や自動車販売業者にとっては非常に有用といえるでしょう。

ナンバーの分類番号

画像の矢印に示した数字でナンバープレートの分類番号を知ることができます。1桁目の数字を指し、いわゆる3ナンバーや5ナンバーと言うわけです。
表で分類番号について簡単にご説明いたします。

登録車名 定義
1 普通貨物自動車 貨物用途に用いられる普通自動車
2 普通乗用自動車(定員11名以上) 乗用で定員11名以上の普通自動車
3 普通乗用自動車 乗用で定員10名以下の普通自動車
4 小型貨物自動車 貨物用途に用いられる小型自動車
5 小型乗用自動車
小型乗合自動車
乗用で用いられる小型自動車
小型乗合自動車については※欄外記載
6 小型貨物車 元は三輪貨物、現在は小型貨物車
「4」が埋まった際に使われる
7 小型乗用自動車
小型乗合自動車
元は三輪乗用、現在は小型乗用車
「5」が埋まった際に使われる
既に登録に使われている地域もある
8 特殊用途自動車 特殊の用途に用いられる普通自動車及び小型自動車
9 大型特殊自動車 特殊な構造をもつ自動車
0 大型特殊自動車にうち建設機械に該当するもの 大型特殊自動車で自動車抵当法第2条但書きに規定されているもの

※小型自動車規格の乗車定員11名以上の乗合自動車で幼児送迎用マイクロバスが含まれますが、幼児の乗車定員12名の場合に運転手と引率者3名の際、定員は10名を超えるので特定中型車となりますが、分類は5ナンバーとなります。(幼児は3人で大人2名分と数える)

次によく耳にする、または目にすることの多い登録車の分類番号について再度確認していきましょう。皆さんのマイカーや会社の車は何ナンバーになっているでしょうか。

自動車の3ナンバーとは?

3ナンバーとは、普通自動車に採用されている分類番号です。サイズ感からいうと大き目な車のイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれません。また3ナンバーは5ナンバーより維持費が高いと思っている方も多いですが、車体の大きさで税率が変わるわけではありません。

実際は排気量や重量で変わるため、大きさで分類が変わっているだけならば維持費に違いは出てこないということを覚えておきましょう。

自動車の5ナンバーとは?

5ナンバーとは、小型自動車に採用されている分類番号です。コンパクトカーというネーミングでラインナップされる傾向がある車種です。実際は5ナンバーをベースとする車種でもグレードによってはバンパーデザインなどの違いで3ナンバーになることも多々あります。最近ではコンパクトカーの大型化が進み、前のモデルまでは5ナンバーだった車がモデルチェンジ後に3ナンバーを採用しているというケースが増えてきたように思えます。

定義としては排気量:2000cc以下 全長:4700mm以下 全幅:1700mm以下 全高:2000mm以下となります。

自動車の1ナンバーとは?

1ナンバーとは、普通貨物車に採用されている分類番号です。イメージとしては貨物における普通自動車の3ナンバーといったところです。大き目の車体なので荷物や工具がいっぱい運べるでしょう。

排気量:2000cc、全長:4700mm、全幅:1700mm、全高:2000mmを超える車両が対象で、その他に荷物を載せるスペースの床面積が1㎡以上あること等が定められています。詳しく知りたい方は、国土交通省の自動車の用途等の区分についてをご参照ください。

自動車の4ナンバーとは?

4ナンバーとは、小型貨物車に採用されている分類番号です。つまり貨物における普通自動車の5ナンバーです。サイズ、排気量共に5ナンバーと同じ数値基準となります。

定義としては排気量:2000cc以下 全長:4700mm以下 全幅:1700mm以下 全高:2000mm以下となります。この規定を超える場合は、先述の1ナンバーになります。軽自動車のバンやトラックを想像される方がいるかもしれませんが、規定の範囲内であれば普通自動車でも登録可能なため、例えばハイエース等でも一部のモデルは4ナンバー登録が出来ます。

ご当地ナンバーとは?

新たに自動車検査登録事務所を設置せずとも独自の地名でナンバーを発行できる制度です。例えば「つくば」「富士山」「前橋」「世田谷」などは新しいご当地ナンバーです。

また名称だけでなく図柄入りナンバープレートも地域の宣伝として発行されています。
元々は原付等に導入されていましたが、自動車でも地域によっては発行されるようになりました。

希望ナンバーとは?

大事なマイカーにつけるナンバーですので、好きな番号や縁起のいい番号にしたいという人もいるでしょう。そんな時は希望ナンバーで好きな4桁の番号を選んでみてはいかがでしょうか。勿論、1桁から3桁までえらぶことも可能です。一部ゾロ目などは「抽選対象希望番号」となり、毎週抽選となります。抽選の必要がない番号は「一般希望番号」とされます。

ナンバー変更として希望番号を申請することも可能ですが、多くの方は車の買換えで注文の際に申し込むことが多いでしょう。商談時に希望の数字を伝えておけば、納車時にはついているといった具合です。

ナンバープレートは情報がたくさん

ナンバープレートといっても色の違いから分類番号など、様々は情報が詰まっていることが分かっていただけたでしょうか。

ナンバーの種類から車を選ぶ必要はありませんが、マイカーのナンバーはどういったもので車種を表しているのか、一度確認をしてみてはいかがでしょうか。

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