頭金なしで車を生活の一部にできるシステムとして、人気のあるサービスがカーリース。
しかし頭金無しなカーリースにも審査があります。審査に落ちてしまえば、選んだ車に乗れないなんてことも。
本記事では、カーリースの審査について以下のことを解説していきます。
- そもそもカーリースの審査とは何か
- カーリースの審査基準とはどのようなものか
- カーリースの審査に落ちてしまったときの対処法
本記事を読むことで、審査が大丈夫かなという不安や、一度審査に落ちてしまってどうしようと考えている悩みを解消できますよ。
最後までゆっくりご覧ください。
カーリースの審査とは?
カーリースの審査はクレジットカードの申込時や、家を借りるときと同じように、職業や年齢、過去の信用情報から支払い能力があるのかを審査します。
具体的な審査基準については後ほど解説しますね。
なぜ審査をするのかという理由は単純で、返金しなかったり滞納したりする人にお金を貸したくないからです。
カーリース会社側からすると、支払い能力が無くリース期間中に支払いが途絶えてしまうと損失でしかありません。
損失が発生しないための審査であることを理解してください。
カーリースの審査ってこんなもの
カーリースの審査は、Webサイトで車や車のグレード、オプション、リース期間を決定後の申込みをした際に行われます。
審査をする際もオンライン上で手続きをすることが可能なので、わざわざお店に出向く必要はありません。
審査を通れば契約書が郵送されてくるので、書類に記入し返送したら契約完了となります。
審査不要の会社も!?でも審査がある理由を考えよう!
カーリースの支払い方法には自社ローンと呼ばれるローンの組み方もあります。
自社ローンを組む場合は、リース会社が独自の審査方法を使って審査をしてくれるので、銀行やディーラーを通しての審査に比べて通過率が高いです。
しかし審査に通りやすいからといって安易に利用するべきではありません。
というのも自社ローンの場合、銀行やディーラーを通してローンを組むよりも利用料金が高くなってしまうからです。
金利がかからないというメリットはありますが、
- 10%ほどの保証料が必要になってくる
- リース価格の総額が高くなる
といった要素があるため、結果的には支払総額がローンを組むより高くなってしまうんです。
そのため審査を簡単にクリアしたいという理由だけで、自社ローンに手を出すのは危険と言えます。
カーリースの審査に必要なもの
カーリースの審査を行う際に必要なものは特にありませんが、収入などを記入する必要があるため事前に収入を調べて置く必要があります。
もし審査に通った場合には、郵送で書類が届き、書類にサインした後に契約が行われます。
契約書類を返送する際に必要な書類は以下の通りです。
- 免許証のコピー
- 印鑑証明
- 住民票の写し
- 自動車保管場所証明書
リース会社によっては他にも書類が必要な場合があります。契約を結ぶ際には、書類が全て揃っているかをしっかりと確認しましょう。
自動車保管場所証明書は、車庫証明とも呼ばれ、車を保管できる駐車場などの場所があることを証明するために必要です。
発行の手続きは警察署で行うことができ、必要な書類は警視庁HPよりダウンロードすることがきます。
手続きの際には合計2,600円の手数料も発生するので、こちらも警視庁のHPで確認しておきましょう。
また書類を提出する際には以下の点に気をつけてください。
- 免許証の期限が切れていないか
- 住民票や印鑑証明は取得してから3ヶ月以内であるか
住民票や印鑑証明は古すぎると受理されず、書類の再提出になってしまうこともありえます。
カーリースの審査基準って?
ここではカーリースにおける5つの審査基準を紹介していきます。
どれも重要な基準なので、もしカーリースの審査を受ける場合はできるだけ基準をクリアしてから臨むべきです。
どういった審査基準があるのか見ていきましょう。
年齢
カーリースの審査のとき、返済能力を判断する材料の一つとして、年齢もあげられます。特に60代以上の方や未成年の方は注意が必要。
多くのカーリースでは審査に年齢制限がもうけられており、20歳から75歳までとしていることが多いです。
これにはちゃんと理由があって高齢の場合は年金の受給者だと返済が滞る可能性が高くなったり、事故が多いことから年齢制限をもうけています。
未成年の場合は、連帯保証人を付けないとカーリースを利用できない場合がほとんど。成人と未成年だと扱いが変わってくる場面が多くなるので仕方がないことです。
もし高齢者の方や定年退職が近い方、未成年の方がカーリースの審査を受ける際は、年齢も判断基準の一つになることを理解しておきましょう。
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大学生におすすめなカーリース5選!利用の仕方や審査のコツをまとめみた
年収や雇用形態、勤続年数など
正社員で年収が高く、勤続年数が長ければ、今後も今と同じ支払い能力があると判断されるため、ローンも組みやすくなります。
お金を貸す側としても、今後お金を返してくれる見込みのある人でないとお金を貸したくありません。返してもらえないのは損失になってしまうからです。
また収入が高いとしても、支出が多く貯金があまりない場合も危険です。
支出と収入のバランスを考えて、そこにカーリースの支払いが入っても問題が無いかを判断されます。
そのため年収が低いフリーターや学生、主婦の方であっても、支出が少なければ審査には通りやすくなりますよ。
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個人事業主はカーリースの審査に通る?審査基準や審査対策を徹底解説!
保有している資産
マイホームや他に所有している車など、最悪売ればお金になる資産が多ければ審査に通りやすくなります。
返済が滞った際に資産を売却することによってお金を支払ってもらえるからですね。
ただ、賃貸物件で車を保有しておらず、他に資産が無いからといって審査に落ちるわけではありません。
あくまで資産があれば審査に通りやすくなるということです。
信用情報
過去にクレジットカードの延滞は無いか、携帯料金の支払いで延滞が無いかといったことも審査基準の一つです。
もし過去にクレジットカードの支払いを延滞していたら、「カーリースの支払いも延滞するのでは?」と思われて審査が不利になってしまうこともあります。
もし過去の信用に傷があるなら、審査に通りにくくなってしまうことを理解しておきましょう。
また過去のことは変えられないため、すでに信用情報に傷があった場合は改善することが難しいです。
次に紹介する連帯保証人を立てたり、大きな額のローンを組まなかったりといった対策をしましょう。
連帯保証人
あなたの代わりにお金を支払える存在である連帯保証人がいることで、審査に通りやすくなります。
お金を貸す立場からすると、お金を返してくれる人が多いほうが返してもらえる可能性が高くなると考えるからです。
たとえあなたの年収が高いとしても、事故や病気で入院し収入が途絶えたり、医療費の支払いでリースのお金が支払えなくなったりすることだってありえます。
支払い能力が無くなったとしても、支払ってもらえるあてがあると貸す側は安心できますよね。
また年収が少なかったり、正社員じゃなかったりと審査でマイナスな面を抱えている場合でも、連帯保証人を立てることで審査に通りやすくなりますよ。
カーリースを検討する場合は、審査に申し込む前に連帯保証人を確保するのがおすすめです。
カーリースの審査を完了するまでの手順
カーリースの審査手順は以下の3つ。
審査までならオンライン上で手続き可能なのでとても楽ですよ。
それぞれの手順について、詳しく見ていきましょう。
手順1:カーリースのWebサイトで車種・グレードを選ぶ
まずはカーリースのWebサイトで、車種やグレード、リース期間を選びます。
選んだ情報を元に、月々の支払いはいくらになるのか、支払いの総額はいくらになるのかといった見積もりがされますよ。
見積額やリース期間、その他のオプションはリース会社によって違ってきます。
- どれくらいの期間リースしたいのか
- 月々にどれぐらいの額であれば支払えるのか
- リース期間終了後は車を引き取るのか返還するのか
といった点を踏まえてリース会社を選びましょう。
カーリースにおすすめの会社は以下で解説しています。
【最新】おすすめのマイカーリース比較ランキング!人気サービスを徹底調査!
手順2:審査に進む
見積もりの情報を元に、審査を進めることになります。
審査の際には、氏名や住所、電話番号などの基本情報に加えて、勤めている会社や年収について細かく記載する必要があります。
少しでも審査に通る可能性を上げたい気持ちは分かりますが、年収を偽らないようにしましょう。
所得の証明などは不要ですが、万が一バレてしまったら審査には通らなくなってしまいます。
必要事項を記入して、審査に申し込んだら数日後にカーリース会社の担当者から連絡が行きます。もし審査に受かった場合は、郵送にて必要な書類も送られてくるので、返送しましょう。
手順3:審査完了次第契約の書類が送られてくる
審査完了後は、契約書類が送られてきます。
送られてきた書類の記載や、先ほど紹介した
- 免許証
- 住民票の写し
- 自動車保管場所証明書
などを提出して契約が完了となります。
カーリースの審査に落ちてしまったら…
カーリース審査の通過率が100%で無い以上、審査に落ちることだってありえます。
しかし審査に落ちたからといってカーリースの利用を諦めるには早いですよ。
ここではカーリースの審査に落ちたときの対処法を4つ紹介していきます。
車のグレードを見直そう
審査に落ちてしまったときよりも車種選びを見直したり、オプションを減らしたりして支払総額を減らしたりすることで審査の通過率が上がることがあります。
支払いの総額が高くなった場合、どうしても貸し出すお金も増えてしまい「本当に返せるのだろうか」という貸す側の返済に対する不安も高まってしまうからです。
月々の支払額が一定だからと、見栄を張って良い車を選ぼうと考える方がいるかもしれませんが、審査に通りやすくなるためには身の丈に合った車を選ぶことが重要なんですね。
車の車種やグレードがあまり高くなければ、支払総額も少なくなるので、貸し出しの金額も低くなります。貸し出しの金額が低くなればそれだけ審査に通りやすくなりますよ。
頭金の支払いを提案しよう
貯金を使って頭金を支払うことで、カーリースの審査に通りやすくなります。
カーリースは支払額が小さくなれば、その分支払い残額が減るので、審査も通りやすくなるという仕組みです。
頭金が不要というカーリースのデメリットを潰すことになってしまいますが、審査に落ちてしまって、車のグレードを下げたくない場合には有効な手段です。
他のローン状況を見直そう
住宅ローンや、家電などのローンなど、他のものが分割払いの途中だと審査では不利になりやすいです。
借金をいくつもやっている人よりも、他に借金のない人にお金を貸したほうが返って来やすいと考えれば理解できると思います。
もし他にローンを組んでいる場合は、すぐに返済できるローンを片付けてからカーリースの審査に臨むのがおすすめですよ。
他社のカーリースを検討しよう
あなたが審査に申し込んだリース会社がダメだったからといって、他のリース会社で審査が通らないとは限りません。
リース会社によって審査する会社が異なるため審査基準も変わってくるからです。
クレジットカードでも会社によって審査基準が違いますよね。それと同じです。
もしあるリース会社の審査に落ちたとしても、諦めずに他のリース会社で審査に申し込むのも一つの手段ですよ。
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カーリースで審査が甘い会社はどこ?利用して大丈夫?不安を一気に解消します
カーリースのおすすめ3選
【最新】おすすめのマイカーリース比較ランキング!人気サービスを徹底調査!を参考に、カーリースサービスのおすすめを3つ紹介していきます。
今回紹介するカーリースサービスは以下のようになりました。
おすすめのカーリース1:定額カルモくん
月額料金 | 12,400円~ |
---|---|
選べるメーカー | 国内全メーカー |
リース期間 | 1~11年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 自賠責保険、各種税金、登録費用 |
公式HP | 定額カルモくん |
定額カルモくんは短期間から長期間までのリースが可能なサービスです。最長で11年間リースができ、11年リースなら月々の支払いが10,000円台まで抑えることができます。
またネットからの申込みで最大49,500円の割引が適応されるため、さらにお得に利用できます。
ただしカーリースサービスに含まれていることの多い車検代が含まれていません。車検代も月々の支払いに組み込む場合は月3,340円からのメンテナンスプランに入る必要があることを理解しておきましょう。
メンテナンスプランを利用しても月々の支払額はかなり安いので、とにかく毎月少ない支払いで済ませたいとい方におすすめです。
おすすめのカーリース2:SOMPOで乗ーる
月額料金 | 19,000円~ |
---|---|
選べるメーカー | 国産車全車種/輸入車 |
リース期間 | 3年、5年、7年 |
新車・中古車 | 新車 |
料金に含まれるもの | 登録諸費用、自動車取得税、自動車税、重量税(車検時)、自賠責保険、任意保険任意保険 |
公式HP | SOMPOで乗ーる |
損保ジャパンとDeNAが提供するカーリースサービスです。
リースした車をカーシェアリングサービスとして提供するプランがある珍しいカーリースサービスとなっています。
そのためたまにしか車を利用しない方でも、カーシェアリングサービスとして貸し出すことで車の維持費を抑えることが可能です。
新車でも最短10日で納車ができます。他のカーリースサービスは、納車までに1ヶ月から2ヶ月かかることが多いので、急ぎで車が欲しい方にもおすすめです。
おすすめのカーリース3:KINTO
月額料金 | 29,590円~ |
---|---|
選べるメーカー | トヨタ、レクサス |
リース期間 | トヨタ車:3年、5年、7年 レクサス車:3年 |
新車・中古車 | 新車 |
料金に含まれるもの | 任意保険、自賠責保険、各種税金、登録費用、車検代、メンテンス代、税金 |
公式HP | KINTO |
KINTOは比較的新しいカーリースで、トヨタ車とレクサス車に特化したサービスです。
他サービスを利用するのに比べて、トヨタ車のリース価格が安いことが最大の特徴です。
他のサービスに比べて月額料金が高く感じるかもしれませんが、KINTOの月額料金にはメンテナンス費用と任意保険料が含まれています。
毎月8,000円から10,000円ほどかかるサービスが料金に含まれるため、月々の支払い総額は他サービスに比べて変わらないか安いぐらいです。
リースする車をトヨタ車と決めている方や、保険料の支払いが面倒に感じる方は、KINTO一択なのではないでしょうか。
まとめ
カーリースの審査について解説してきました。
カーリースを利用する場合の審査基準は大きく分けて、以下の5つ。
- 年齢
- 年収・雇用形態・勤続年数
- 保有している資産
- 信用情報
- 連帯保証人
特に年収が高く、安定した給料をもらえる人ほど審査に通りやすくなります。
また年収が低いとしても以下の点に気をつけることで、審査の通過に近づけますよ。
- 車のグレードを下げる・オプションを付けすぎない
- 頭金を支払って月々の支払額を減らす
- 他のローンを片付ける
- 違うカーリースを利用して他の審査会社から審査してもらう
これからカーリースの審査を受けようと考えている場合はぜひ参考にしてくださいね。
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