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8ナンバーの車検費用や期間は?取得方法についても解説

2022.01.17

車の種類を表すときによく使われる、「1ナンバー」や「3ナンバー」といった言葉の意味を皆さんはご存知でしょうか。

車のナンバープレートにはナンバーの他に地名とひらがな、そしてナンバーの上部にも小さい数字が記されています。

この数字は車の分類番号というもので、車の使用用途やサイズによって分類されていて0〜9から始まる数字で表されます。

普通乗用車は3ナンバー、軽乗用車は7ナンバーなのでこの辺りは比較的よく耳にすると思いますが、では「8ナンバー」はどうでしょうか?「8ナンバーなんて聞いたことがない」という方も多いのではないでしょうか。

実は8ナンバーは特殊車両に使われることが多いのですが、一般の方でも旅行やアウトドアが好きな方なら使用する機会があるかもしれないんです。
今回はそんな8ナンバーについて詳しく解説していきたいと思います。

8ナンバーとは?

8ナンバーとは緊急車両や工事現場で活躍する車のような日常生活では乗ることのない特殊な車両に使用されるナンバーです。

では具体的にはどのような車に使われることが多いのかというと、パトカーなどの警察車両、消防車や救急車などの緊急車両、道路工事などの作業車等に使用されています。興味がある方は街中でパトカーなどを見かけた際にナンバーを見てみましょう。8ナンバーが使用されているはずです。

そんな8ナンバーですが緊急車両だけではなく一般の方でも取得が可能で、その多くはキャンピングカーです。

キャンピングカーと言っても皆さんがイメージするような本格的なものだけでなく、自家用車等をカスタムした車両でも8ナンバーで登録することが可能なんです。

次は8ナンバーの車にはどんな特徴があるのか見ていきましょう。

8ナンバーってどんな車?

8ナンバーは分類上としては「特殊用途自動車」という名称になっています。

特殊用途自動車という名称だけ見てもイメージが浮かびづらいですが、一般人が使用する車の場合はキャンピングカーのようにベッドがあったり水道やキッチンが備え付けられている車のことを指します。

8ナンバーで登録するには様々な条件があり、キッチン等の設備の他にも床面積や車の構造等によっても登録ができるものとできないものがあります。

初めからキャンピングカーとして販売されているものはそういった条件はクリアしているはずなので、乗用車やトラックなどをカスタムしてキャンピングカーにしたい場合には注意が必要ということになります。

8ナンバーの種類

8ナンバーはキャンピングカー以外には主に業務用の車両に使用されていて、パトカーや救急車などの緊急車両の他には、霊柩車や郵便車なども8ナンバーに含まれます。

その他にも車椅子の方の運搬用であったり、献血などで使用される採血車なども8ナンバーに分類されます。

細かに種類を見ていくと何十種類もありますが、基本的には普段の生活では使用しないような特殊な設備が備わった車両が8ナンバーに分類されるということです。

8ナンバーにするメリット

少し前までは8ナンバーではない車をカスタムして手間をかけてわざわざ8ナンバーで登録する人もいましたが、それは8ナンバーにすることで大きなメリットが生まれていたからです。

具体的には8ナンバーは税金の面で他の分類の車両より優遇されていて、例えば毎年納める自動車税は、排気量2000ccの車で比べると8ナンバー車は31,600円、普通乗用車は39,500円となっていて、8ナンバーの方が2割以上安くなっています。

その他に、車検時に支払う税金の一つとして自動車重量税というものがありますが、こちらも例を挙げると車両総重量2tの普通乗用車は32,800円、8ナンバーの特殊用途自動車は16,400円で、比べると2倍の差があります。

税金の安さが魅力である8ナンバー車ですがもちろんデメリットもいくつかあって、その一つは保険料が割高になることと、8ナンバーでは加入できない保険会社が存在するという点です。

一部を除いて自賠責保険と任意保険のどちらも8ナンバーのほうが保険料が高く設定されていて、しかも車両の特殊さから任意保険に加入する際に様々な条件があったり、そもそも8ナンバー用の保険が用意されていない場合もあります。

8ナンバー車を購入または構造変更をする際はこれらのメリットとデメリットをよく検証する必要があるということを覚えておきましょう。

8ナンバーの車検について

税金と保険料について解説したので続いては車の維持費の中でも大きな割合を占める車検について見ていきましょう。

自家用車と8ナンバー車では同じ大きさの車両で考えた場合、ベースとなる車両の部分はほとんど違いが無いので部品代金などは差が少なくなっています。

しかし自家用車と8ナンバー車では初回の車検までの期間が違ったり、整備費用に多少の差が発生します。

人によっては大した事のない細かい違い思えるかもしれませんが、8ナンバー車の購入を検討している方はこの辺りの細かいことも知識として知っておいたほうが良いでしょう。

8ナンバーの車検費用

8ナンバーの車検時の手数料は自家用車と同じですが、整備工場によっては8ナンバー車は特殊車両ということで検査費用等の料金が割高に設定されている場合があります。

手数料は同じで税金が安いぶん8ナンバーのほうが有利なように感じますが、工賃や検査費用で自家用車との差別化を図っている整備工場もあるので、料金面で不安がある場合は事前に見積もりを取るなどしたほうが安心ですね。

普通車との車検費用比較

では具体的な例として、トヨタのハイエースで比較してみましょう。

3ナンバーのワゴンタイプのハイエースと、ハイエースをベースとした8ナンバーのキャンピングカーで比べると、重量税は3ナンバーが32,800円、8ナンバーが24,600円となり、8,200円の差があります。

自賠責保険は3ナンバーが27,840円、8ナンバーが34,900円で7,060円の差、自動車税と自賠責保険を合わせると60,640円と59,500円になり、8ナンバーの方が1,140円だけ安くなっています。

検査時の手数料などは同じなので、この比較から分かることは最低限必要な費用はほとんど同じで、あとは交換部品の代金や工賃の差が整備工場によって違いが出るという事です。

8ナンバーの車検期間

普通乗用車の場合は新車で購入すると初回の車検まで3年の期間があり、2回目からは2年ごとになりますが、8ナンバー車は新車で購入しても2年で初回の車検を迎えます。

この1年の差が小さいか大きいかは人によって感じ方が違うと思いますが、多少の費用の差は出てきます。

車検の費用がほとんど変わらないことや8ナンバーのほうが自動車税が割安であることを考えると、初回車検を早く迎える8ナンバーでも長い目で見た場合には普通乗用車よりもお得であると考えられるのではないでしょうか。

8ナンバーの取得方法

ここまでの解説で8ナンバーの維持費がそれほど高額にならないことはお分かりいただけたかと思います。しかしキャンピングカーに乗りたいがために車を買い替えるのはちょっと・・・という方もいるのではないでしょうか。

そんな方のために続いては普通乗用車をベースにカスタムして8ナンバーとして登録するために必要な設備や条件、手続きの方法などについて詳しく解説していきたいと思います。

必要な設備を付け条件を満たす

8ナンバーで車を登録するにあたって必要な条件がいくつかあります。

キャンピングカーとして販売されている車両であれば必要な条件は全てクリアしているはずなので特に手を加える必要はありません。

乗用車をカスタムして8ナンバーとして登録するためには、ベッドなどの寝具、コンロなどの調理設備、水道などを備えていることが必要です。

こういった設備のほかにも細かな条件がいくつかありますが、キャンピングカーを取り扱うショップにカスタムを任せれば問題なく登録できるでしょう。

自分で車両をカスタムする場合はしっかりと計画を立ててから基準をクリアできるよう作業を行いましょう。

構造変更の手続きを行う

カスタムが完了したら構造変更の手続きを受けましょう。

構造変更の手続きは車検を受けるときに同時に行うと良いでしょう。また、構造変更の手続きは複雑で必要な書類も多いので確実に手続きを進めたいのであればカスタムショップや専門の業者に任せるという選択も考えておいたほうが良いかと思います。

8ナンバーは意外とリーズナブル!

大きな車体と様々な設備を備えたキャンピングカーやキャンピングトレーラーなどの8ナンバー車は、登録手続きが複雑であったり加入できる任意保険が限られるなどのデメリットもあるものの、税金で有利な面があったり乗用車と変わらない程度の車検費用であったりと意外と維持費は高額ではありません。

車体の価格はもちろん乗用車よりは高額になりますが、思い切って購入してしまえば維持はそれほど難しくはないということが今回の記事でお分かりいただけたかと思います。

8ナンバー車をうまく活用し活動の幅を広げましょう!

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