カーリースでは5年や7年など様々な契約年数がありますが、実は長期契約か短期契約かによって契約の特徴が大きく変わってきます。
しかも途中で契約年数を変更することはできないため、それぞれの特徴を踏まえて契約前にじっくり検討しなければなりません。
そこで本記事では、カーリースの長期契約と短期契約の特徴やメリット・デメリットを解説するとともに、それぞれでおすすめのカーリースサービスをご紹介いたします。
おすすめのカーリースの契約年数とは?
カーリースは、頭金ナシ・月々定額でスマートに車を使える便利なサービスです。
ただ、カーリースでは車を使う年数を決めてから契約し、その年数を途中で変えることはできないため、「契約年数を何年にするのか」はとても大切なポイントとなります。
では、おすすめのカーリースの契約年数というのはあるのでしょうか?
カーリースの契約年数はどのくらい?
まず、カーリースの契約年数はどのくらいかというと、最短1年から最長で11年までとなっています。
とは言っても各カーリース会社によって選べる年数は異なり、「3年または5年のみ」というサービスもあれば、「1年~11年の間で自由に選べる」というサービスもあるといった具合に様々です。
そのため、カーリースを検討する場合はまず「そのカーリースサービスが扱う契約年数は何年なのか」をチェックする必要があります。
おすすめのカーリース契約年数の選び方
契約年数を選ぶには、いくつかのポイントがあります。
- 月額料金
- ライフスタイルの変化
- 「車がもらえる」オプション
月額料金
カーリースでは、支払総額を契約の月数で割った額が月額料金となります。
そのため、契約年数が長ければ長いほど月額料金は抑えられ、逆に、契約年数が短ければ月額料金は高額になります。
車を使う年数が確定しているのでなければ、月額料金の予算に合わせて契約年数を決めていくのもひとつの手です。
ライフスタイルの変化
契約年数が長いほど月額料金は抑えられますが、しかし、期間が長いほどライフスタイルや支払い能力に変化が生じる可能性も高まります。
カーリースでは基本的に途中で車を乗り換えたり、中途解約することはできないので、「家族が増えて車が手狭になった」「転職して長距離移動になったが燃費が悪い」などの事態をどうすることもできないのです。
やむを得ず中途解約になると高額の違約金が発生する場合があるため、長期契約の場合は年数を慎重に選ぶ必要があります。
「車がもらえる」オプション
最近のカーリースでは、契約満了後に「車がもらえる」というオプションが付けられるサービスが増えています。
このオプションを利用すると、返却時の車の残価(その時の車の価値のこと)を気にする必要がなくなるため、返却する場合よりも自由に車に乗ることができます。
ただ、このオプションを利用するには7年や9年以上など、ある程度の長期契約である必要があるため、車がもらいたい場合は各社のサービス内容をよくチェックしましょう。
カーリースの契約年数を長期にするメリット・デメリット
それではここから、カーリースの契約年数の長さによってどのようなメリット・デメリットがあるのかを整理していきましょう。
まずは、おおよそ5年以上の長期契約の場合を見ていきます。
契約年数を長期にするメリット
- 月額料金が安い
- 月額制が長く続くので家計管理しやすい
- 慣れた車にずっと乗り続けられる
- 年数がかさむと車を売却するのに苦労することがあるが、カーリースなら満了後がラク
- 長期契約だと契約満了後「車がもらえる」プランがある
カーリースの長期契約の最も大きなメリットは、月額料金が安く抑えられることです。
また、その月額料金は契約満了までずっと変わらないので、長期にわたって家計の管理がラクになるのもポイントとなります。特に、車をコロコロ変えず、長く同じ車に乗り続けたいという人にとっても長期契約はメリットとなるでしょう。
一般的に車は「10年・10万km」が乗り換えタイミングとも言われ、年数がかさむと売却しようにも値が付かず苦労することがあります。
その点、長期カーリースであれば契約満了後の手続きがカンタンであり、また「車がもらえる」オプションを利用すればそのままマイカーとして乗り続けることも可能です。
契約年数を長期にするデメリット
- ライフスタイルの変化に対応できない
- 中途解約・違約金リスクがある
- 走行距離制限やカスタム制限が長く続く
- 故障リスクが上がり、安全装置なども古くなる
カーリースの長期契約でデメリットとなるポイントは、長い年月のうちにライフスタイルや支払い能力に変化が起こる可能性があることです。
「別の車に乗り換えたい」「月額料金を安くしたい」などの希望があってもプランは変更できません。また、仮に中途解約となった場合は高額の違約金が発生することもあるため注意が必要です。
そして、長く乗っていれば旅行やドライブで走行距離がかさんだり、車をカスタムして気分を変えたかったりすることも考えられますが、カーリースでは走行距離制限・カスタム不可の規約があるため思うように乗れずストレスに感じるかもしれません。
さらに、長期になるほど故障リスクも上がり、それを補うだけの手厚いメンテナンスプランを選ぶと月額料金もアップしてしまうでしょう。新車時は最新式の安全装置も、5年、10年経てば旧式になってしまいます。
カーリースの契約年数を短期にするメリット・デメリット
さて、続いては短期のカーリースのメリットとデメリットを見ていきましょう。
おおよそ5年以内の短期契約では、長期に比べてどのような特徴があるのでしょうか。
契約年数を短期にするメリット
- ライフスタイルの変化に対応できる
- 中途解約・違約金リスクが少ない
- メンテナンスや車検回数が少ない分、費用を浮かせられる
- 故障リスクも低く、最新の安全装置
- 長期契約に比べ支払総額が抑えられる
カーリースの契約年数を短期にするメリットは、ライフスタイルが変化しても契約が終わればすぐ別の車に乗り換えられるため、中途解約による違約金リスクが少なくて済むことです。
また、新車登録から日が浅いと故障リスクも低く、メンテナンス費用も最低限に抑えられるでしょう。車検も、3年契約であれば0回、5年契約でも1回で済みます。
新車時は安全装備も最新で、メーカー保証の期間内でもあるため、短期契約は最も安心して車に乗れる期間とも言えるでしょう。
短期契約であれば毎年の自動車税や車検代なども少なく、また年式が浅ければ残価も高く設定できるため、支払総額の面では長期契約よりも安くなる点もメリットです。
契約年数を短期にするデメリット
- 月額料金が高く、審査のハードルも上がる
- 契約満了後の選択肢は「返却」のみで、気に入っても乗り続けられない
- 期間の短さに対し、手続きが面倒
- 乗り換え時にまた審査があり、納期が長ければ代車が必要になる
5年以下の短期でカーリース契約する場合の最も大きなデメリットは、月額料金が高額になってしまうことです。また月額料金が高ければ審査のハードルも上がってしまいます。
そして、契約満了後に再リースをしたり「車がもらえる」オプションを付けることもできないため、短期間で経済的な負担が大きい割には手元に何も残りません。
期間が短ければ短いほど「税金やメンテナンス代込みの月額制」というカーリースのメリットがあまり活かされない可能性も高くなります。申し込みや審査の手間を考えれば、利用頻度によってはレンタカーの長期プランやカーシェア等の方が簡便かもしれません。
たとえ経済的に余裕があり新車を次々に乗り換える場合でも、毎回申し込みや審査が必要になり、また納期が長ければ代車が必要になるなど慎重にプランを練る必要があります。
カーリースの契約年数は長期と短期のどちらがおすすめ?
上記のように、カーリースの長期契約と短期契約にはそれぞれメリットとデメリットがあり、人によって向き・不向きがあります。
それでは、どんな人が長期に向いていて、どんな人が短期に向いているのか、それぞれにおすすめな人を整理してみましょう。
契約年数<長期>がおすすめな人の特徴
長期の契約年数がおすすめな人はどんな特徴があるのでしょうか。
以下で、ご自身にどのくらい当てはまるかチェックしてみてください。
こんな希望がある人は長期がおすすめ
カーリースでこんな希望がある人は、長期契約がおすすめです。
- とにかく月額料金を抑えたい
- プラン内容はずっと同じままがいい
- 何度も申し込みや審査をしたくない
- 乗り慣れた車に長く乗り続けたい
とにかく月額料金を抑えたいという人は断然、短期よりも長期リースがおすすめです。
また、長期契約であれば最初の申し込み手続きだけでずっと同じ月額料金、同じメンテナンスプランが続くので、一度慣れた家計・車の管理を変えたくない人にも向いています。
そして、頻繁に乗り換えるのではなく同じ車に乗り続けたいという人にも長期リースがピッタリでしょう。
長期カーリースが向いているタイプの人
長期カーリースが向いているタイプの人は、こんな人です。
- 車を生活の足として使い、カスタムや長距離ドライブなどにはあまり興味がない
- ライフスタイルや車の使い方に変化がない
- キレイに乗り続けることにストレスがない
カーリースはマイカーのように自由に使えるのがメリットですが、サービスの性質上、「生活の足として使う」という乗り方の人ほどピッタリとなります。
また、長期契約の場合は中途解約リスクがあることから、ライフスタイルにあまり変化がなく、同じ車種に乗り続けても支障がない人が向いているでしょう。
さらに、返却の際の追加精算を避けるためにも、ボディのキズや内装の汚れなどがなるべく付かないように乗り続けられる人にも長期契約がおすすめです。
「車がもらえる」オプション利用の場合
「車がもらえる」オプションを利用すれば、以下のような人でも長期契約がおすすめです。
- 走行距離制限やカスタム制限なく乗りたい人
- 月額制のメリットを享受しつつ、契約満了後は車を本当のマイカーにしたい人
長期契約で「車がもらえる」オプションを付ける場合は、上記のような「生活の足として使う」乗り方をしなくても大丈夫です。走行距離やカスタム、そして多少の汚れも気にせずノーストレスで自分の車のように乗ることができます。
普通のマイカーとの違いは、契約期間中は税金コミコミの月額制で便利に使えること。いわば、マイカーとカーリースのイイトコ取りというわけです。
契約年数<短期>がおすすめな人の特徴
続いては、カーリースの短期契約がおすすめな人の特徴です。
長期契約にピンと来なかった方は、以下の項目にどれくらい当てはまるかチェックしてみてください。
こんな希望がある人は短期がおすすめ
カーリースでこんな希望がある人は、短期契約がおすすめです。
- 新車を次々乗り換えたい
- 短期でもレンタカーなどではなく、自分だけの新車がいい
- 初期費用・売却の手間なく期間限定で利用したい
- 違約金リスクを避けたい
カーリースでは短期であっても自分だけの新車に乗ることができ、常に最新モデルに乗りたい人や話題の新車を次々に乗り換えたい人にもピッタリです。
マイカー購入に比べると初期費用や売却の手間も不要で、一定期間だけ利用したいというニーズにも合うでしょう。
また、長期で契約すると中途解約での違約金リスクがあるため、それを避け安心して乗りたいという方にも向いています。
短期カーリースが向いているタイプの人
短期カーリースが向いているタイプの人は、こんな人です。
- 経済的に余裕がある
- ライフスタイルや車の使い方に変化が多い
- 都度の契約の手間より、新車を選ぶ楽しさが優先
短期契約では月額料金が高額になりがちなので、審査の面でも毎月の支払いの面でも、収入に余裕がある人の方が向いていると言えるでしょう。
また、ライフスタイルや車の使い方が数年で変わる予定があったり、生活パターンがよく変わるという人も、長期契約より短期契約がおすすめです。
さらに、乗り換えの度に契約手続きをすることをいとわず、新車を選ぶ楽しみの方が大きいという人も短期契約に向いています。
契約年数長期でおすすめのカーリース
それではここで、カーリースでの長期契約を検討する場合にオススメのカーリース会社をご紹介しましょう。
最長11年という最も長い期間での契約が可能で、なおかつ「車がもらえる」プランもあります。
月額料金をなるべく安く抑え、長く乗り続けたいという方はぜひご検討ください。
定額カルモくん
月額料金(新車リース) | 12,820円~(ボーナス払い無し) |
---|---|
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険 |
任意保険 | 含まない |
メンテナンス | オプション |
選べるメーカー・車種 | 国内全メーカー、全車種 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
リース期間 | 1~11年 |
走行距離制限 | 月1,500km、7年以上の契約は制限なし |
契約方式 | クローズドエンド方式 |
公式HP | 定額カルモくん |
定額カルモくんは、業界で初めて「最長11年」という契約期間の取り扱いを実現したカーリースサービスです。
1年~11年という柔軟な契約年数が用意され、長期契約なら月額料金がリーズナブルに抑えらえるのが大きな魅力。またプラチナ・ゴールド・シルバーの3種から選べるメンテナンスプランも充実しており、安心して長く乗り続けることができます。
7年以上の契約であれば月々たった500円で「車がもらえるオプション」を付けることができるほか、オプションを付けない場合でも月の走行距離制限がなくなるので、長期で検討する場合は7年以上がおすすめですよ。
車種やグレード、ボディカラー、オプションも豊富に取り揃えられており、長く乗る愛車をじっくり選ぶことが可能。申込者は累計20万人を突破しており、信頼できる大手カーリースと言えるでしょう。
MOTAカーリース
月額料金(新車リース) | 6,710円~(ボーナス払い併用) |
---|---|
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代 |
任意保険 | 含まない |
メンテナンス | コミコミ |
選べるメーカー・車種 | 国内全メーカー、全車種 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
リース期間 | 7年、9年、11年 |
走行距離制限 | 制限なし |
契約方式 | 残価設定なし |
公式HP | MOTAカーリース |
MOTAカーリースは、老舗自動車メディアのMOTA(モータ)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は7年・9年・11年と長期契約が可能となっていますが、どのプランであってもオプション加入なしで「必ず車がもらえる」のが一番の特徴。そのため走行距離制限もなく、カスタムも自由にできるのが車好きにも嬉しいポイントです。
さらに、それぞれ契約満了の2年前になると返却または乗り換えができるので、長期契約で心配な中途解約リスクを下げられるのも大きなメリットとなるでしょう。
また、有料でのメンテナンスプランではなく車検やメンテナンスの無料クーポン制となっているので、月額料金にメンテナンス代を追加することなくリーズナブルに利用できます。
契約年数短期でおすすめのカーリース
続いては、5年以下の短期の契約年数が選べるおすすめのカーリースをご紹介しましょう。
短期契約で新車を乗り換える場合では、乗り換えで選べる車種が豊富なこと、納車が早いこと、審査が通りやすいことなどがポイントとなります。
短期カーリースを検討する場合はぜひ下記の2社をチェックしてみてください。
定額カルモくん
月額料金(新車リース) | 12,820円~(ボーナス払い無し) |
---|---|
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険 |
任意保険 | 含まない |
メンテナンス | オプション |
選べるメーカー・車種 | 国内全メーカー、全車種 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
リース期間 | 1~11年 |
走行距離制限 | 月1,500km、7年以上の契約は制限なし |
契約方式 | クローズドエンド方式 |
公式HP | 定額カルモくん |
先ほども紹介した定額カルモくんですが、契約期間1年~11年まで1年刻みでどの年数でも選べるため、短期であってもおすすめのカーリースです。
5年以下、とりわけ3年以下の年数で利用できるカーリースは他にあまり見られないため、短期・超短期でのカーリースを検討する方は必見と言えます。仕事の都合など、数年の短い間だけ車が必要というような方には1年刻みで「2年」や「4年」も選べるカルモくんは重宝するでしょう。
短期契約であれば月額料金は高めになりますが、車検や部品交換が最低限で済みます。カルモくんではメンテナンスプランが加入必須ではないため、メンテナンス代を抑えて月額料金をなるべくリーズナブルにすることも可能です。
ニコノリ
月額料金(新車リース) | 5,500円~(ボーナス払い併用) |
---|---|
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス費用(消耗品のみ) |
任意保険 | 含まない |
メンテナンス | オプション |
選べるメーカー・車種 | 国内全メーカー、全車種 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
リース期間 | 1年~9年 |
走行距離制限 | 個別に相談 |
契約方式 | オープンエンド方式/クローズドエンド方式 |
公式HP | ニコノリ |
ニコノリはニコニコレンタカーが運営するカーリースで、ひとりひとりのニーズに合わせたプランを提案してくれるのが魅力のサービスです。
ニコノリのプランは長期契約の「もらえるパック」と通常の「標準パック」の2種類があり、標準パックでは契約満了後に返却・再リース(延長)・乗り換え・買取りという4つの選択肢があるため、ライフスタイルに合わせて柔軟に車を使いたい方にピッタリです。
公式サイトでは標準パックの契約期間が「5年」となっていますが、これはあくまで一例であり、ユーザーに合わせて契約年数や走行距離上限を相談しながらプランを決定していきます。
車種が豊富、審査が通りやすい、新車なのに納期が早い、ガソリン5円/L引きなど、新車を短期で乗り換えるのにオススメのカーリースです。
まとめ
今回は、カーリースの長期契約と短期契約についてそれぞれのメリットやデメリット、おすすめのカーリースなどをご紹介しました。
長期であれば月額料金は抑えられますが、利用環境が変わっても中途解約や乗り換えができないというデメリットがあります。一方、短期契約ではその逆で、月額料金は高いもののライフスタイルには柔軟に対応できるでしょう。
カーリースで失敗しないためには、そのカーリースにどのようなプランが用意されているのか、契約満了後の選択肢はどうなっているかなど、たくさんのカーリースをチェックして自分に最も合うサービスを選ぶことが重要です。
たくさんのカーリースを一気に比較検討できる下記のランキング記事なども参考に、ぜひ自分にぴったりのカーリースを見つけて下さいね。
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