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車を売却する際の個人情報の取り扱い方を徹底解説!注意点や対策方法とは?

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昨今、自動車の売却先・方法は多岐にわたります。
より高額で便利に売却したいニーズの元、多くの事象・手続きを任せてしまいがちです。

車の売却には、実に多くの個人情報がやり取りされます。
また該当個人しか入手しえない書類、捺印と重要書類が多数存在します。

あらためて個人情報の取扱い、注意点や対策方法に目を向けてみましょう。

車を売却する際に考えられる個人情報

車を売却するということは、個人情報・書類を売却相手に一時的とはいえ晒すことになります。
重要書類を渡さなければ売却は進みませんので、良い悪いではなく、どういった書類が相手に渡るのか覚えておくと良いでしょう。
 

売却に必要な書類

売却の際、準備する書類は該当者しか収集不可能な重要書類が多くあります。

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • リサイクル券
  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 戸籍謄本・附票
  • 委任状

これら書類には個人の住所が記されており、附票があれば引越しの経歴すら辿れます。

また印鑑証明書と委任状があれば、大半の取引が可能です。
何に必要なのか、必要枚数以上に要求されていないかチェックするのが理想です。
 

メンテナンスノート

メンテナンスノート自体はメンテを行った証明として査定及び引き渡しの際、重要なセールスポイントになります。
しかし所有名義人や住所が記入されていることがあります。
歴代オーナー全ての名前が残っている場合もあるでしょう。

最近の車種であれば、名義ではなく車体番号で車両管理がされていますが、そうでない車種であれば名前を切り取るといった工夫が必要です。
 

カーナビの登録情報

カーナビには自宅やよく行く店舗、職場、ドライブルート、機器によっては電話帳といった機能や履歴が残ります。

気にせず売却してしまうことがないよう、確実にデータ消去を行いましょう。
 

任意保険証書

任意保険証を車検証入れに入れたまま、引き渡す方も多くいます。
保険証から名前だけでなく、家族構成、車両の使い方、保険料から懐具合まで予想される可能性があります。
 

車庫証明の控え

自宅住所だけでなく、駐車場がわかります。

つまり自宅から離れた月極駐車場でも、愛車の位置を割り出されてしまうのです。
 

納税証明書などの領収書

こちらも住所氏名が記入されており、直近のものであれば住所は変わっていないことが多いでしょう。

納税証明書の提出は、右側の小さな切り離し可能部位=領収書部分だけで大丈夫です。
自身の住所氏名が記載されている箇所については、引き渡しの必要が無いことを覚えておきましょう。

車を売却する際の個人情報の取り扱い方

実際に車を売却し手放す際、個人情報の取扱いを考えていきましょう。
やはり個人情報は注意して取り扱う意識が重要になります。
 

個人情報は法律によって守られている

個人情報は個人情報保護法によって、守られます。
個人情報とは、個人の情報・個人を特定する情報を指し、車両のやりとりにおいては、車検証は勿論、契約書なども該当します。

対象の事業者は個人情報保護法の適用を受けるため、安易な取扱い・漏洩には十分注意しています。
 

個人情報の管理は買取業者の義務

 
個人情報を取り扱う以上、管理は買取業者の義務です。
店舗ごとに独自の厳格なルールを定め、運用されます。
例えば記録簿は査定・販売上ともにセールポイントになるアイテムです。
しかし個人情報が記載されている部分もある為、そのまま次のオーナーに渡さず、切り取り加工をするといった工夫もされます。

また買い取った車両は前オーナー名義のまま販売するのではなく、販売会社名義に名義変更する方法も一般的です。

そうすることで書類上、前オーナーの情報は見られなくなります。

一方、業界を通じて統一されたルールはないため、業者・店ごとに詳細な対応に違いがあります。

引き渡し後、販売店名義に名義変更はするかといった確認作業も重要になるでしょう。
 

個人情報は自分自身で守る

基本的に名義変更の書類、印鑑証明や委任状、車検証といったものは手続き中に運輸局や軽自動車検査協会で回収されます。

つまり次のオーナーが手にすることはありません。
注意が必要なのは、カーナビや装備機器に個人や情報が残っていないかという点です。

勿論、販売店で機器データをリセットしている場合も多いですが、可能な限り自身の痕跡を残さないようにする姿勢、これは個人情報を自身で守る上で重要です。

先にも触れたように、納税証明書は領収書部分だけを渡すといった意識を持てば、個人情報は安易に人の手渡らなくなります。

車を売却する前にできる個人情報への対策方法

では具体的に個人情報の対策を練っていきましょう。
一部、繰り返しになる部分もありますが、重要項目として覚えておきましょう。
 

名義変更が必要なものはしてもらう

店舗に売却後、車両名義が販売店に変わるか確認しましょう。
名義変更が行われる書類としては、車検証、自賠責保険です。
印鑑証明書、譲渡証明書、委任状といった必要書類は最低限の枚数か気にしつつ、説明を受けて下さい。
 

個人情報を切り離せるものは切り離す

納税証明書は領収書部分のみ切り取り、引き渡しましょう。
同様にメンテナンスノートの個人情報部分も切り取るのがベストです。
とはいえ知らずに必要部分まで切り取る可能性があるので、店側と打合せて処理するのもおすすめです。
 

渡す必要がない書類などは抜き取る

車内は勿論、グローブボックス、車検証入れに渡す必要のない書類はないでしょうか。

任意保険証書、JAF会員証、ガソリンスタンド会員証といったものは忘れず抜き取って下さい。
 

明細やレシート、領収書は捨てる

買い物明細やレシート、領収書も掃除がてら捨ててしまいましょう。
個人名が入ってない書類でも、行動パターンや生活パターンが読まれる恐れがあります。
 

カーナビは必ず初期化する

カーナビには自宅や友人宅、会社、よく行く訪問先が登録される、又は履歴として残っています。

走行順路や頻度が残る機種もあるので注意が必要です。
また電話番号やメールのやりとりといったスマホ並のデータを保管しているシステムもあり、初期化は絶対に忘れてはいけません。

まとめ

車を売却するというのは、一大イベントです。
車両を手放すことだけにフォーカスし、個人情報の扱いをおざなりにしがちです。

商談の段階やタイミングで、個人情報がどう扱われるか確認が大事になります。

車とお別れのタイミングで、車内に自身の名前が書いてあるものが紙一枚、データ1つないようにしなければならないと肝に銘じておきましょう。

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