【2024年11月最新】カーシェア比較ランキング！おすすめ5社の料金を専門家が徹底調査！

カーシェアは、マイカーを持つほどではないけど車を手軽に使いたいという人にとても便利なサービスです。

しかし、使ってみたいけどどのカーシェアがいいのか分からない、いくらくらいかかるのかよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、カーシェアで人気の「楽天カーシェア」「dカーシェア」「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」「Honda EveryGo(エブリゴー)」「タイムズカー」という5社の様々な料金を徹底比較していきます。

なお、記事内の情報は2024年11月2日時点の最新情報となっています。

カーシェアとは？

カーシェアとはカーシェアリングの略で、会員同士で車をシェアして使うサービスのことです。
20年前は会員数が100人にも満たなかったカーシェアですが、2022年には会員数が260万人にまで増加し、人気サービスへと急成長を遂げています。

利用するには、まずパソコンやスマートフォンから入会登録が必要です。早ければ即日利用可能なカーシェアも存在します。
登録が完了すると、そのカーシェアサービスのステーション（拠点のこと）にある車をどれでも予約して借りられます。

車を時間単位で借りられる同様のサービスとしてレンタカーがありますが、仕組みとしては、レンタカーよりも街中でよく見かけるシェアサイクルに近いイメージです。
他の会員が使っていない空き車両があればすぐに乗れて、セルフサービスで気軽にチョイ乗りできるカーシェアは昨今人気が高まっています。

入会時の初期費用はサービスごとによって異なり、無料の場合もあります。後ほど初期費用の比較ランキングもご紹介します。

カーシェアの特徴

カーシェアの特徴は、何といっても最短15分単位でサクっと借りてサクっと返せることです。

レンタカーと違って店舗での手続きがないので、より気軽に使うことができます。また深夜や早朝でも利用できるため、マイカーのように使えるといっても過言ではありません。

そして、会員になればそのカーシェアサービスのどのステーションの車両でも予約できるので、自宅のそば、会社のそば、お出かけ先や旅行先など色々な場所で「車に乗る」という選択肢が増えることになります。

カーシェアのメリット・デメリット

カーシェアのメリットは、やはり短時間で何度も利用するのにストレスがかからないことです。

レンタカーを1日に3回借りる人はあまりいないと思いますが、カーシェアであれば朝夕の家族の送り迎えと買い物など、対面手続きナシで気軽に何度も使うことができます。

また前述のように深夜や早朝も使用でき、利用開始の1分前までキャンセル可能で柔軟な使い方が可能です。
最近は24時間営業のレンタカー会社が減少し、早朝や深夜に借りられないのはもちろんのこと、営業していないので返却も難しくなっています。
こういった部分もサクッと使うという点ではカーシャエアの方が優れています。

まるでマイカーのように使うことができますが、駐車場代や車検代、税金などの維持費はかからず、またガソリン代・保険代は利用料金に含まれていることも大きな魅力です。

一方、カーシェアのデメリットとしては、何より空き車両がなければ使えないことが挙げられます。

1つのステーションに設置されるカーシェア車両は1～3台ほどという場合が多いので、他の会員が先に予約していると、別のステーションまで赴かなくてはならないということもあります。
ただし事前にWebやアプリから空き状況を確認して予約するので、現地に行ったら車が無かったということはないのでご安心ください。

それから、たとえば月に1度も使わなかったとしても、月額料金がかかります。あまり頻繁に使わない人は、タクシーを使った方が安いかもしれません。
これも補足すると、すべてのカーシェアサービスに月額料金がかかるわけではありません。
毎週のように頻繁に使わないのであれば、月額料金が無料のカーシェアをおすすめします。

他に、車種があまり豊富でないこと、前の利用者のマナーによっては車両の清掃が行き届いていない場合があることなどがデメリットといえます。

初期費用がお得なカーシェア比較ランキング

最初の料金比較は、初期費用です。
カーシェアに入会する際には「初期費用」が必要になるケースがあります。

カーシェアの初期費用は入会金とも表記されますが、その内訳は、カーシェア車両を解錠する際に使う会員カードの代金であることがほとんどです。

金額は1,000円～2,000円程度で、年会費とは違い、入会する際に1度だけかかります。

なお、解錠のためのカードは、アプリの電子キーやお手持ちの交通系ICカードなどを使える場合もあります。そのため会員カードは不要という場合、カード代0円＝初期費用ナシを選べるカーシェアもあります。

それでは、人気のカーシェア5社で「初期費用がお得なカーシェア比較ランキング」を見ていきましょう。

第1位「楽天カーシェア」

初期費用がお得なカーシェアランキングの第1位は、「楽天カーシェア」です。

楽天カーシェアは楽天グループが運営するカーシェアで、入会すると「オリックスカーシェア」「カリテコ」の2つのカーシェアサービスを使うことができます。

入会金・初期費用・月会費がすべて0円で、カーシェアを使わない月でもコストがかからない点が魅力。

お得なクーポンやキャンペーンなども多く、利用料金に応じて楽天ポイントがたまるのも楽天カーシェアのメリットでしょう。

楽天ユーザーの方であれば入会の手間なども最小限で済み、手軽にカーシェアを始めることができますよ。

なお、クーポンやキャンペーンも充実しているので、便利＆オトクに使えるカーシェアです。

なお、現在は新規入会＆初回利用で1,000ポイントが還元されるほか、初回利用限定で最大2,000円クーポンを配布中です。

楽天カーシェア公式HP

第2位「dカーシェア」

初期費用がお得なカーシェアランキング同率1位は、「dカーシェア」です。

dカーシェアはドコモが運営するカーシェアで、「オリックスカーシェア」「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」「カリテコ」「トヨタシェア」「NISSAN e-シェアモビ」という5つのカーシェアサービスをまとめて使うことができます。

そんなdカーシェアの初期費用は、0円。

5つのカーシェアにまとめて入会できるため、手間や時間が節約できるのも嬉しいポイントです。

会員登録完了から翌月末までにdカーシェアを利用すると、dポイント（期間・用途限定）500Pプレゼントキャンペーンが実施中です。

さらに会員登録完了から1週間以内の利用だと、500P増量で最大1000Pがもらえるお得なキャンペーンとなっております。

dカーシェア公式HP

第3位「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」

初期費用がお得なカーシェアランキングの第3位は、「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」です。

三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）は、首都圏と関西の「三井のリパーク」を中心に展開するカーシェアです。

そんな三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）の初期費用は、0円。

スマホやSuicaなどの交通系ICカードを利用して車の解錠を行うため、会員カードは発行していません。

三井のカーシェアーズ
公式HP

第4位「Honda EveryGo(エブリゴー)」

初期費用がお得なカーシェアランキングの第4位は、「Honda EveryGo(エブリゴー)」です。

あのホンダが運営するカーシェアサービスで、人気のN-BOXやフィット、ステップワゴンなど誰もが使いやすい車種が揃っています。

Honda EveryGo(エブリゴー)は初期費用も月会費、0円。

ホンダが運営しているという安心感と、気軽に始められる便利さが人気です。

Honda EveryGo(エブリゴー)公式HP

第5位「タイムズカー」

初期費用がお得なカーシェアランキングの第5位は、「タイムズカー」です。

2タイムズカーは駐車場でおなじみのパーク24が運営しており、拠点数は全国で約14,000以上と圧倒的です。

タイムズカーの初期費用は、会員カード発行料として1,650円がかかります。

月額料金がお得なカーシェア比較ランキング

それでは続いて、月額料金の比較ランキングを見ていきましょう。

カーシェアでは入会すると月額料金がかかり、その他に利用した分だけ車両の利用料金を払う仕組みとなっています。

そのため、あまり頻繁に使わない人にとっては、月額料金はやや負担に感じられるかもしれません。

そこで、カーシェアによっては通常プランとは別に、車両の利用料金がやや割高ながら月額料金が0円のライトユーザー向けプランを用意しているところもあります。

カーシェアの専門家の調査による人気のカーシェア5社で「月額料金がお得なカーシェアランキング」を見ていきましょう。

第1位「dカーシェア」

月額料金がお得なカーシェアランキング第1位は、「dカーシェア」です。

dカーシェアの月額料金は、0円です。

これは、利用できる5つのカーシェアすべて合わせて、0円となっているのです。

もし、「オリックスカーシェア」「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」「カリテコ」「トヨタシェア」「NISSAN e-シェアモビ」という5つのカーシェアに別々に入会した場合、月額料金の合計は約3,000円ほどにもなります。

とにかくたくさんのサービスを利用したいという方にはおすすめです。

dカーシェア公式HP

第2位「楽天カーシェア」

月額料金がお得なカーシェアランキング第2位は、「楽天カーシェア」です。

初期費用（入会金）と同様に、0円で利用出来ます。もちろん年会費もかかりません。

使いたい時だけ自由に使えて余計なコストがかからないので、気軽に車を利用することができます。

普段から楽天のサービスを使っている方であればなおさら使いやすいので、新たに別サービスに入会するより心理的負担も少なくて済みます。

他にも月額料金が0円のカーシェアはありますが、楽天ポイントが貯まる・使えるというメリットがありますので、1位に選びました。

楽天カーシェア公式HP

第3位「Honda EveryGo(エブリゴー)」

月額料金がお得なカーシェアランキング第3位は、「Honda EveryGo(エブリゴー)」です。

Honda EveryGo(エブリゴー)の月額料金は、0円。

また、ドアロック操作はスマホの専用アプリにて行うため会員カードなどの発行もなく、初期費用も0円で済みます。

日常的に使う方はもちろん、レジャーシーズンだけ使いたい方や、既に他のカーシェアに入会している方でも気軽に利用することが可能です。

自身の使いやすい場所にステーションがある場合は要チェックのカーシェアです。

Honda EveryGo(エブリゴー)公式HP

第4位「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」

月額料金がお得なカーシェアランキング第4位は、「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」です。

三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）の月額料金は、ベーシックプランで980円です。

しかし、入会初月は0円となっているほか、それ以降は車両の利用料金から月額料金と同額の980円の割引があります。

つまり、980円以上乗れば、実質的に月額料金はタダになるのです。

そして三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）にはさらに、ベーシックプランとは別に、月会費無料プランも用意されています。

利用料金はベーシックプランよりもやや割高になりますが、車に乗っても乗らなくても月額料金は0円なので、利用頻度を気にせずカーシェアを使うことができます。

三井のカーシェアーズ
公式HP

第5位「タイムズカー」

月額料金がお得なカーシェアランキング第5位は、「タイムズカー」です。

タイムズカーの月額料金は880円。

ただ、880円分の無料利用料金がついており、使った分の利用料金に充当することができるため、880円以上乗れば実質的に月額料金は0円といえます。

また、家族プランを利用すれば1人分の月額料金で家族全員が利用可能となります。

その他、学生プランと法人プランは月額料金が無料となっています。

カーシェア比較ランキング：利用料金編

次に見ていくのは、最も気になるカーシェア利用料金の比較です。

カーシェアの利用料金とは、使った時間や走行した距離に応じて発生する費用のことです。
時間料金に関しては、使った時間の分だけ費用がかかります。

多くの場合、最短15分から使えてその後15分刻みでの計算となりますが、最短30分から使えてその後は10分刻みというカーシェアもあります。

また連続6時間の利用からはパック料金が用意されています。

そして6時間を超えると時間料金に加え、1kmあたり十数円の「距離料金」がかかります。

それでは以下にて、カーシェアを1時間、6時間、12時間利用した場合の5社の料金を比較していきましょう。

（※三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）はベーシックプラン、タイムズカーは個人プランを記載しています）

1時間利用の各社料金

まずは、カーシェアを1時間（60分）利用した場合の各社の料金を見ていきます。

（*1：Honda EveryGo(エブリゴー)の距離料金はすべて17円/km）

1時間のチョイ乗りは、コンパクトカーであれば各社とも大体1,000円前後となっています。

dカーシェア＜NISSAN e-シェアモビ＞が最も安く、リーズナブルな価格設定を実現しています。

また6時間以内の短時間利用であれば、10分刻みの計算となる三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）（dカーシェア＜三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）＞も同様）がお得になるでしょう。

6時間利用の各社料金

次に、カーシェアを6時間利用した場合の各社の料金を見ていきます。

（*1：トヨタシェアの距離料金はすべて16円/km。なお、6時間未満であれば距離料金はかかりません）
（*2：Honda EveryGo(エブリゴー)の距離料金はすべて17円/km）

コンパクトカーで見ると6時間の利用で4,000円台程度となりますが、dカーシェア＜NISSAN e-シェアモビ＞はミニバンクラスでも4,000円台と、安くなっています。

また三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）もコンパクトカーとセダン・SUVが同額に抑えられ、かなりリーズナブルになっています。

12時間利用の各社料金

続いて、カーシェアを12時間利用した場合の各社の料金を見ていきます。

カーシェアでは6時間を超える連続利用で、時間料金の他に「距離料金」が加算されます。

距離料金は、利用時間が6時間を超えると、利用開始から終了までのすべての時間の走行距離に対して計算されます。

たとえば12時間で100km走行した場合、距離料金が16円/kmだとすると1,600円となります。

距離料金は16円/kmの設定が多く、車種によって大型車ほど高くなる場合があります。

dカーシェア＜NISSAN e-シェアモビ＞は距離料金がないのでお得です。

またコンパクトカーではタイムズカーがリーズナブルで、車種によって距離料金が変わらないのはシンプルでお得感があります。

ただし12時間利用ともなると、車種ごとの料金は各社でかなりバラつきが出てきます。

コンパクトカーの空きがないからミニバンで……などとなった場合、距離料金も含めかなり差が出てきますので借りる際は注意が必要です。

利用料金がお得なカーシェアランキング

ここまで、1時間、6時間、12時間の利用料金を5社で比べてみました。

ここで、それらを総合してランキングにしてみましょう。

楽天カーシェアとdカーシェアはどちらも複数のカーシェアが利用でき、シチュエーションに応じてオトクなプランを使い分けられるため同率1位としました。2つを併用するのもおすすめの使い方です。

3位の三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）は150円/10分が魅力で、短時間利用での10分刻み料金は、積み重なると差が出てくるでしょう。

4位のHonda EveryGo(エブリゴー)は6時間以内でも距離料金がかかってしまいますが、8時間以上では時間料金が75円/15分になるため長時間利用ならお得です。

タイムズカーは5位となりましたが、ステーション数が圧倒的に多く利便性が高いことを考えると、決して高い料金設定ではないといえます。

楽天カーシェア公式HP

dカーシェア公式HP

カーシェアランキング：ナイトパック（夜間パック）編

さてそれでは最後に、カーシェア5社のナイトパック（夜間パック）を比較してみましょう。

カーシェアならではのナイトパックは夕方の18時から翌朝9時まで、最大15時間のお得なパック料金です。

なお、ナイトパックにも距離料金がかかりますが、昼間の利用と違い、たとえ6時間以内に返却したとしても加算される場合が多くなっています。

（*1：＜オリックス＞は夜18時～翌朝9時までの最大15時間）
（*2：dカーシェア＜NISSAN e-シェアモビ＞は夜18時から翌朝6時までの最大12時間）
（*3：dカーシェア＜三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）＞と三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）は、6時間以内に返却すればナイトパックであっても距離料金は0円）
（*4：Honda EveryGoは夜21時～翌朝7時までの最大10時間）

ナイトパック料金は各社とも、最大15時間という長時間ながら昼間の6時間パックよりもさらに安いという大変お得なパックです。

ただ、dカーシェア＜トヨタシェア＞には残念ながらナイトパックの設定自体がありません。

dカーシェアはいずれも、ミニバンクラスであっても5,000円以内というリーズナブルな価格帯となっています。

三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）は価格を抑えつつ、6時間以内に返却すれば距離料金はかからないのが魅力です。

ナイトパックを賢く使うのがカーシェアの醍醐味ともいえるでしょう。

ナイトパックがお得なカーシェアランキング

それでは、ナイトパックがお得なカーシェアランキングを見てみましょう。

1位は最大15時間で3,000円台とお得な楽天カーシェアです。

2位はナイトパックであっても6時間以内は距離料金が0円の三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）を選びました。

dカーシェア＜トヨタシェア＞にはナイトパック自体が設定されていないこともあり、dカーシェアは3位となりました。

楽天カーシェア公式HP

三井のカーシェアーズ
公式HP

まとめ

今回は、2024年11月2日時点での「楽天カーシェア」「dカーシェア」「三井のカーシェアーズ（旧：カレコ）」「Honda EveryGo(エブリゴー)」「タイムズカー」の料金を色々な点から比較しました。

各社それぞれ、月額料金やパック料金などの金額が異なるため、使いやすさは人によって違ってくるでしょう。

自分なりの車の乗り方をイメージし、どの車種を主に使うのか、使用は昼間か夜間か、何時間で何キロくらい乗りそうか、あらかじめシミュレーションをしてみることをおすすめします。

自宅そば等の使いやすいステーションがあるかどうかも忘れずに検討し、ご自身に最も合ったカーシェアを選ぶのがよいでしょう。