自動車に乗りスマホやガジェットを充電する際、車載充電器(カーチャージャー)が必要です。
シガーソケットに差し込む使用する、これら充電器は元々幅広く使われてきましたが、昨今、より商品の多様化が見受けられます。
機器ごとにケーブル端子の形状が違ったり、持ち込むガジェットの数によってポート数も考えなければなりません。
今回はそんな車載充電器(カーチャージャー)選びの参考になるよう、おすすめ商品10選やその選び方に迫っていきたいと思います。
車載充電器(カーチャージャー)の5つの選び方
まずは車載充電器(カーチャージャー)の選び方をみていきましょう。
特に覚えておくべき5つの選び方をチェックしていきます。
対応規格
充電器には製品ごと対応する規格があります。
現在主力のUSBポートタイプでは、出力電力の違いにも注意が必要です。
5V/1Aの5Wタイプならばスマートフォンの充電に対応しており、多くの方にとって対象となり得ます。
また5V/2Aの10Wタイプならばタブレットの充電に対応できます。
このように利用する機器に応じたチョイスが必要です。
また最近では、USB端子から急速充電が可能なUSB PD(Power Delivery)規格の車載充電器(カーチャージャー)が販売されています。
対応した製品であれば、ノートパソコンの充電、スマホの急速充電が可能になります。
iPhoneをUSB PD充電器にライトニングケーブルで接続すると、30分で50%程度の充電が可能となります。
今後、購入を検討される方はUSB PD規格もチェックしておきましょう。
ポート数・端子の種類
その充電器に差し込める機器数が決まるポート数も重要なチェック項目です。
何を充電するか、によって変わってきますが、概ねUSBかシガーソケットの口数を増やす充電器を必要とする方が多いでしょうか。
例えば、家族と同乗したり、一人で複数の機器を使用するのであれば、2口以上のUSB端子が必要といった選び方になります。
またUSBの場合、Type-AやType-Cと対応ポートの選定も必要です。
対応電圧
対応電圧も、購入に際し外せないチェックポイントです。
一般的な自家用車のシガーソケットの電圧は12Vです。
この電圧に対応した商品を選ぶようにしてください。
カー用品店などで購入できる商品の多くは12Vか24Vとなっていますが、例外もありますので注意しましょう。
サイズ・設置互換性
ポート数が多かったり、デザインが凝っていたり、と選ぶのが楽しいのも充電器の特徴です。
一方、インテリア形状やシガーソケットの位置によっては、そもそも充電器の設置が難しいケースも見受けられます。
コンソールなど隠蔽部分にソケットが設置される場合もあり、どういった商品がフィットするかシミュレーションが必要になるでしょう。
その他機能性
充電以外の機能を有している商品も多くあり、目的や好みによっては選択肢に入ってくるかもしれません。。
例としていくつかピックアップしてみましょう。
機器にLEDライトが付いており、ポートに機器を接続する際、明かりでアシストしてくれるような商品があります。
夜間など、運転する機会がある人にとっては良い選択となります。
USBケーブルを充電器に挿し、スマホと接続するのがスタンダードですが、ワイヤレスで接続できる充電器も人気です。
スマホをアームやマグネットで固定すれば充電が始まるので、脱着の面倒は大分減らせるでしょう。
基本的には充電器本体をシガーソケットに差し込む作りが多いですが、中にはケーブル付きソケット構造で、本体は別の個所に設置できるようなものもあり、インテリアや固定箇所の選択も可能です。
また人気の機能として、FMトランスミッター付き車載充電器(カーチャージャー)も外せません。
充電器でありながらFMトランスミッター機能を有すもので、スマホの音源をFMラジオで再生するものです。
トランスミッターとスマホはBluetoothか有線接続となります。
愛車が音源に乏しいのであれば、充電もしながら音楽も聴けるようになり、ドライブの相棒にはもってこいです。
車載充電器(カーチャージャー)おすすめ10選

車載充電器(カーチャージャー)は、とても品揃えが多く、初見では何がなにやら…となりかねません。
おすすめの商品10選をご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
それぞれ特徴を持った商品をピックアップしていますので、必要な機能、あるいは不必要な機能をシミュレーションしましょう。
①Anker PowerDrive Speed 2/24W/2ポート/カーチャージャー

コンパクトなサイズで設置位置に困らず、USBポート2口と使い勝手も良くおすすめできる車載充電器(カーチャージャー)です。
合計最大24wで高速充電も可能です。
オーソドックスな商品ですが、必要十分な機能を有しているといえるでしょう。
②【巻き取り式】JOYROOM 巻き取り式充電ケーブル 車 シガーソケット 車載充電器 84W【4台同時充電可能・超コンパクト設計】 カーチャージャー 急速充電 Type-C 12V/24V対応

こちらの商品はメス側ポート2口:USB-C(QC15w)、USB-A(QC12w)だけでなく、巻取りケーブル式2口:Type-C(PD45w)、Lighting(12w)の合計4ポートと大人数、長距離でのドライブにも有効です。
高速充電も利用できるので、ビジネスシーンでも強い味方になってくれるでしょう。
③【2025年新定番】 カーチャージャー 【180度首振り対応!】 シガーソケット USB-C typeA typeC

この車載充電器(カーチャージャー)の特徴として、180度首振り設計です。
ドライバーの方を向けたり、邪魔にならない方に向けたりとユーザーフレンドリーな便利機能です。
Type-C×1口、Type-A×2口、さらに12Vシガーソケット×2口と沢山ポートも準備されています。
Type-Cであれば急速充電にも対応しています。(QC3.0規格)
④BESTEK シガーソケット 3連 USB 車載充電器 増設 ソケット QC3.0 PD30W

こちらはシガーソケット×3口、USB-A×4口、USB-C×2口と口数の多さが頼もしい商品です。
また延長コード部分が73cmあり、前席だけでなく後席側でもスマホなどの急速充電可能です。
⑤多摩電子工業「クルマ+コンセント用充電器2ポート2.4A」SEM32UK シガーソケット カーチャージャー 車載充電器

電気製品は日本製品!という方もいらっしゃるでしょう。
こちらは日本企業の多摩電子工業製で、お求めやすい価格も魅力です。
オーソドックスな2ポートですが、家庭などコンセントへの接続も可能となっており、車移動だけでなくホテルなどでも利用できるでしょう。
⑥【進化モデル】FMトランスミッター Bluetooth5.3 車載 fmトランスミッター PD 30W+QC3.0急速充電 車載充電器 ハンズフリー通話 Bluetooth/U-ディスク対応 2つの音楽再生モード カーチャージャー

こちらはFMトランスミッター機能を搭載し、音楽をより気軽に車内で聞くことが可能です。
Bluetooth、AUX、USBと好みの方法でスマホと連携可能です。
ポートも3口用意されており、高速充電にも対応と機能もたっぷりです。
⑦HUNDRUP FMトランスミッター Bluetooth5.0 QC3.0急速充電 2USBポート Siri Voice Assistant 車載充電器 AUX有線接続 USBメモリ/microSDカードに対応

この商品もFMトランスミッター機能を有した車載充電器(カーチャージャー)です。
USB充電部はシガーソケット部にありつつ、スクリーン付き操作部はケーブルで繋がっており、任意の位置にセッティング可能です。
また曲名表示やイコライザ―機能、4つの音楽再生モードと多彩な機能も魅力です。
⑧Acid 車載充電器 車 充電器 急速車載充電器 USB-C車載充電器 車の充電器 車の充電アダプター USBカーチャージャー 7in1

こちらの車載充電器(カーチャージャー)は、シガーソケット穴の増設にも一役かってくれます。
車内用品はシガーソケット使用のアイテムが多く、シガーソケットを増設できる充電器も便利です。
勿論、USBソケットも3口備えています。
⑨【Power Delivery3.0】Kaweno カーチャージャー シガーソケット USB 車載充電器 急速充電器【これまでにない充電速度】3ポート

こちらもシガーソケット1口を備えた車載充電器(カーチャージャー)です。
USB3口を備えており、シガーソケットも1口をつぶさないデザインで、車載機器の運用も可能です。
⑩ESR スマホホルダー 車 マグネット Qi2 急速充電 超強磁力 ワイヤレス充電 Qi2 充電器 magsafe 車載ホルダー 磁気吸着 多角度自由調節 安定性 エアコンルーバー/ダッシュボード式車載ホルダー

こちらはスマホホルダーとしての扱いにもなるかもしれませんが、マグネット式スマホ充電器は昨今人気ですので、ご案内いたします。
マグネットでスマホを吸着固定しつつ、スマホに充電ケーブルを挿さずに充電が可能です。
乗降の際、スマホの取り回しが楽になるうえ、高速充電にも対応しています。
充電ポートが複数あるわけではなく、あくまでスマホ充電器としての利用になります。
車載充電器(カーチャージャー)に関するよくある質問

最後に車載充電器(カーチャージャー)に関する質問についても、まとめてみましょう。
質問だけでなく、注意が必要なポイントも含んでいますので、是非ご一読ください。
車載充電器(カーチャージャー)は挿しっぱなしでいい?
車載充電器(カーチャージャー)は指しっぱなしで大丈夫でしょうか。
毎回抜き差しするのも大変ですが、考えてみましょう。
車載充電器(カーチャージャー)自体の待機電力は大きいものではなく、エンジンを切れば通電はオフになります。
ですので基本的には、挿しっぱなしで問題ないと考えてよいでしょう。
ただし一部車種においては、エンジンを切ってもソケットに電源を供給する場合があります。
これは車種によるので、万全を期すのであればテスターで電圧を計測するなどの必要があります。
車載充電器(カーチャージャー)を使うデメリットはある?
車載充電器(カーチャージャー)は便利で、昨今なくてはならないアイテムといえます。
その一方、デメリットについても覚えておく必要があります。
まずスマホに使われているリチウムイオン電池、つまりバッテリーの劣化です。
バッテリーは充電しっぱなし、正規品でない充電器での充電、直射日光など高温、といった要素によって劣化が進んでしまう可能性があります。
家で使っても同様のリスクはありますが、運転中、とりあえずケーブルに繋ぐという方も多いのではないでしょうか。
また高い電流値での高速充電によるバッテリー劣化リスクもあり、利便性だけを追求するとデメリットにつながります。
PC・映像機器・ゲーム機の充電もできる?
次にパソコンや映像機器、ゲーム機にも充電できるか考えてみましょう。
ここまでは概ね、スマホやタブレットを対象とした商品紹介、説明となっていました。
そういった機器に対して十分な充電が可能か、といった点はワット数の確認が必要です。
例えば70W程度の出力でPC・ゲーム機などにも対応している車載充電器(カーチャージャー)も売っており、機器によって対応可能です。
出力が足りないと、いくら時間がたっても充電が進まないといった事態になります。
車載充電器(カーチャージャー)はラインナップが多く、見た目も似ているものが多いですが、何を充電する可能性があるか想定し選びましょう。
まとめ
車載充電器(カーチャージャー)は、ドライブ中の大きな味方です。
使用するメリットばかりが目につきますが、バッテリーへの負荷、充電できる機器の選定といった注意点も覚えておく必要があります。
仕事でPCを使う予定がある、車中泊でゲーム機を持ち込む、といったケースを考慮しつつ充電器のチョイスしましょう。
またバッテリーや機材への負荷を考慮すると、とりあえず充電器に繋ぐ、といった使用方法にも注意してください。



