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SUVとは?定義、意味、人気の背景を元ディーラー営業マンが徹底解説!

2020.10.15

SUV人気はとどまるところを知りません。メーカーによるラインナップもどんどん増えています。乗ったことがある方も、欲しいと思っている方もその理由について考えたことがあるでしょうか。

国内市場においてSUVの人気は年々増しており、多くのメーカーはSUVの新規車種、フルモデルチェンジを我先に行っています。これは代替え見込み客に多くの潜在的な購買層がいるカテゴリーであると判断されているのでしょう。その理由はどこにあるのでしょうか。

筆者が自動車ディーラーでの営業マン時代、実際に購入していただいたお客様の例を交えつつ考察していきたいと思います。読者の皆様がもしSUVを検討しているならば、参考にしていただければ幸いです。

SUVとは?意味と特徴

SUVはSport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略称で、この単語を聞くと人それぞれ思い浮かべる車も違うのではないでしょうか。一般的には「スポーツ用途の多目的車」というように定義されますが、ユーザー視点からすると現在SUVという言葉に含まれる車種は多岐にわたります。

オフロード走行を前提としたクロカン、ラダーフレーム構造でなければ認めないという人も多いジャンルです。代表的な車としてはTOYOTAランドクルーザー、ランドクルーザープラド、SUZUKIジムニー、JEEPラングラー等があります。しかし多くの方は街乗りメインでスタイリッシュな車高の高い車。といったイメージでしょう。そういった車種はクロスオーバーSUVと冠されています。

SUVと一言にいっても座面やドライビングポジションに幾分違いがでてきますし、車高が高くみえる以外はハッチバックタイプの車ともいえるでしょう。高級車や外車メーカーが作るSUVにはクーペのようなスタイルの車種も見受けられます。またサイズも様々でコンパクトクラスのラインナップはどんどん増えていますし、SUVライクな軽自動車も増えています。

SUVというカテゴリーは今や一括りにできないほど幅広くなっており、車種ラインナップにおいて占める割合は増え続けています。その中から自分にとってベストでお気に入りの一台を見つける必要があるのです。

SUVという選択肢。

なぜかSUVは大小のサイズに関わらず、一括りに語られがちと筆者は感じます。全般的に狭い上に後部は座れたものじゃないし、頭が当たる。荷物は載らない。たしかに5ナンバーサイズのコンパクトSUVを買うならばそういう車種はあります。

しかしミニバンでもフリードのようなコンパクトサイズからアルファードまで幅広いラインナップがあります。フリードで5人乗りつつキャンプ道具が全然載らないとは言わないでしょう。どう使うか、何を買うのか。SUVは特にそのように選ぶべきと筆者は考えます。

ある程度子供も大きくなってきて、ご主人の好みを反映させたいかもしれません。子供をつれてキャンプに行くならエクストレイルやランドクルーザープラドが画になります。セダンのようにラグジュアリーで所有感も満たせるスマートなSUVならハリアーやCX-5がおススメです。

ただのコンパクトじゃつまらないから、個性的な車がよければジュークやヴェゼル?C-HRのようなコンパクトクロスオーバーSUVもおススメです。しかしコンパクトSUVは後方視界が悪い傾向にあります。かならず試乗し、チェックしましょう。

日常的に荷室を使うならば、荷室面積よりもハッチの形状に気を遣うべきです。なるべくリアハッチは垂直に立っているほうが高さを有効に使えます。荷室量と形状、スタイルともに十分に吟味したいところです。運転席は基本的にはオーソドックスなポジションで特別広さを売りにした車は多くないでしょう。スタイリッシュなSUVはセダンやクーペに近い着座感です。クロカンやクロカン風であればもう少し着座位置は高くなる傾向です。

ちょっとしたサイズの違いやキャラクターの差異でもメーカーは隙間の無いラインナップを敷いている為、欲しい車の特徴を見誤らないようにしましょう。

おススメできる購買層。

筆者の経験上、SUVの購買層はとても幅広いです。女性のお客様もいらっしゃいましたが、販売数は男性が多かったです。クロカンとクロスオーバーSUVについて顧客の特徴を記していきたいと思います。まずクロカンは車両価格が高い傾向にあり、必ずしも車内が広く日常使いに向いているという訳ではありません。

ドアもイスも高い位置にあるので子供を乗せるのは大変ですし、ドアは重く買い物の荷物を奥さんが一人で積むのも一苦労です。砂漠地帯や岩場を進む前提なので車内をラグジュアリーに広くする必要はないですし、買い物時の使用感も考慮していません。燃費も良いとはいえません。

車内は質のいい素材は使うものの、剛健な作りといえます。つまり若い子育て世代が乗るには、不便も多い訳です。はるかにミニバンのほうがユーザーフレンドリーです。大きいから荷物も乗るし、便利だろう。という感覚は危険です。

必然的に新車でクロカンを乗る人はある程度の収入があり、趣味に時間を割けるか割くことに積極的な傾向にあります。年齢層は高めの方が多くなります。しかし若くても週末を家族でアクティブに過ごし、奥様が運転を苦にしない、クロカンが夫婦の絆となっている方は多くおります。共通の趣味にしてしまうことで楽しいカーライフを過ごしているわけです。

一方でクロスオーバーSUVはよりデイリーユースに近いといえます。車高の高さを乗り易さとし、子供の乗り降りのサポートもある程度カバーできます。買い物もリアゲート式ならば苦になりません。セダンでは荷物が載せにくい上に高価格ばかりで購入は難しいが、内装も外装も質感の良い車を所有したい。そういった選択肢を埋めているのが現在のクロスオーバーSUVといえます。

スーツでも私服でもスタイリッシュに乗れ、どこに行っても恰好がつく。現代的で効率的な選択肢といえるかもしれません。

さて今回は車選びのベーシックになりつつあるSUVについてお話させていただきました。サイズや価格帯、使用感にいたるまで選択肢が豊富にあることが魅力的です。各メーカーがしのぎを削るSUVだからこそ、企業の本気がみえるかもしれません。

お気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。