車のウェザーストリップというパーツをご存じでしょうか。
ドアやウィンドウとボディの隙間を埋めるゴム製のシール材で、名前は知らなくても存在は知っている方が多いかもしれません。
ウェザーストリップは消耗品ですが、新車で購入して手放すまで一度も交換しないケースも少なくありません。
ただ、最近ドアがガタガタと鳴るな、など感じたら劣化を疑いましょう。
今回はウェザーストリップとは何か、メンテナンスや交換の方法を解説します。
あまり目立たないですが、快適性をアップさせるのに重要なパーツです。
ぜひ愛車のウェザーストリップの状態をチェックしてみてください。
ウェザーストリップとは？
ウェザーストリップとはドアやウィンドウとボディの間に取り付けられたゴム製のシール材です。
名前は知らなくても存在を知っている方は多くいるかと思います。
ウェザーストリップの役割
ウェザーストリップの役割はドアやウィンドウとボディの隙間を埋めることです。
隙間を埋めると以下のメリットがあります。
- ドアを閉めるときの衝撃を吸収する
- 遮音性を向上させる
- 雨やほこりの侵入を防ぐ
車は使うたびにドアを開閉します。
金属のドアとボディをぶつけると大きな衝撃が生まれるため、ゴム製のウェザーストリップでそれを和らげます。
また、ドアとボディの隙間を埋めることで音や雨、ほこりの侵入を防ぐ効果もあります。
ウェザーストリップが使われている箇所
ウェザーストリップは主に以下の場所で使われています。
- サイドドアやバックドア
- ウィンドウの上部や下部
ガラスやドアがあれば、多くの場合そこにウェザーストリップが装着されています。
なお、ボンネットもドアといえばドアですが、ウェザーストリップはありません。
エンジンルームに多少の雨やほこりが侵入しても問題ないことがその理由です。
ウェザーストリップのメンテナンスとは？
続いて、ウェザーストリップの寿命とメンテナンス方法を解説します。
ウェザーストリップの寿命
ウェザーストリップは明確に推奨する交換時期が定められていません。
新車で購入して手放すまで一回も交換しないことも少なくないでしょう。
ただ、ウェザーストリップはゴム製です。
ワイパーゴムが数年で劣化するように、実はウェザーストリップも劣化しています。
ゴムが劣化する大きな要因のひとつが紫外線です。
日陰に駐車したりカバーをかけたりして直射日光を防ぐなどの対策が有効です。
走行中にドアがガタガタいうようになった、見た目がひび割れてきた、触った感じが固くなってきたなど劣化に気が付いたときが交換時期です。
ウェザーストリップのメンテナンス方法
ウェザーストリップを保護するためにはパーツ保護剤の使用が最も手軽で効果的です。
カー用品店などでスプレーの保護剤が販売されています。
定期的に吹きかけて乾いた布で余分な保護剤を拭き取れば、ゴムの硬化やひびわれを防いでくれます。
ゴムの保護剤はワイパーゴムに使えないことだけ注意してください。
ガラスのぎらつきの原因となってしまいます。
ウェザーストリップの交換方法とは？
ウェザーストリップの交換方法を費用、必要な道具、手順の項目に分けて解説します。
ウェザーストリップの交換費用
ウェザーストリップの交換は業者に頼んでもよいですし、難しくはないので自分でも比較的簡単にできます。
以下、業者に依頼した場合とDIYでやった場合の費用です。
- 業者に依頼：1か所5,000円程度
- 自分で交換：1か所1,500円程度
車種によって必要なウェザーストリップの種類や量も変わるので、あくまで参考価格としてください。
業者に依頼すればすべてお任せできるので楽なのが最も大きな利点ですが当然工賃が発生します。
自分でやると道具さえ持っていれば材料費だけですむので安く仕上げられますが、適合するウェザーストリップを選んだりする手間が増えます。
どちらがいいかは人によって異なるため、お金なのか手間なのか、節約したいほうを考えて方法を選んでください。
ウェザーストリップの交換に必要なアイテム
ウェザーストリップを交換するときに以下の道具があると便利です。
- クリップはがし
- 内張りはがし
- プラスドライバー
ウェザーストリップ自体ははめ込んであるかクリップやねじで止めてあるだけなので、簡単に交換できます。
クリップはがしは先端がY字になっているマイナスドライバーのようなもので、ボディを傷つけることなく手軽にクリップを外せます。
内張りはがしはプラスチック製のヘラのようなもので、はめこんであるウェザーストリップを取り出せます。
すべて100均で手に入る手軽なもので十分です。
ただ、これらは車を触るときによく使う道具なので、これを機に安いものでいいので買いそろえるのもよいかもしれません。
ウェザーストリップの交換手順
細かいところは車種によって違うため割愛しますが、以下の手順はすべてに共通します。
- ドアやボディについているウェザーストリップをネジやクリップを外しながらとる
- 用意した新しいウェザーストリップを取り付ける
このように、外して付けるだけの単純な作業です。
無理やりクリップを外そうとしてボディを傷つけないようにすること、自分の車に合う形や種類のウェザーストリップを用意することに気を付けてください。
まとめ
ウェザーストリップとはなにか、メンテナンスや交換方法について解説しました。
ウェザーストリップとはドアやウィンドウとボディの間についているゴム製のシール材で、主に隙間を埋める役割があります。
隙間を埋めることで雨やほこり、騒音の社内への侵入をブロックします。
ゴム製なので劣化は早めですが、劣化したからといって走行不能に陥ることもなく、車を購入してから手放すまで一回も変えられないことも少なくありません。
メンテナンスは市販のゴム保護剤を定期的にスプレーすることがもっとも単純で効果があります。
交換は簡単な部類でありDIYでも十分にできるでしょう。
もちろん、節約より手間の削減を重視する方は業者に頼んでも構いません。
ぜひ愛車のウェザーストリップをご覧になってください。
ひび割れていたり固くなっていたら、交換も検討してみましょう。
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