カーリースに任意保険は必要?任意保険込みサービスのメリット・デメリットとは?

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カーリースを契約する際に気になることは「任意保険は必要なのか?」ということです。
任意保険は自賠責保険ではカバーしきれない部分の補償ができ、万が一の際に活用できる保険です。
カーリース契約をする方の中には、「自賠責保険があるのに任意保険は必要なの?」と任意保険への加入を迷われている方もいるのではないでしょうか?

本記事では、カーリースに任意保険は必要なのかについて詳しく解説していきます。
カーリースには任意保険込みの料金プランを設定している、カーリース会社もあります。
任意保険込みのサービスのメリットやデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

カーリースに任意保険は必要?


結論から言うと、カーリースに任意保険は必要です。
カーリースは契約上、車の所有者がカーリース契約者ではないことから、契約満了時に大きな金額が発生する可能性があります。
そのような場合、任意保険を活用して費用負担を補償してもらうことで、予想外の出費が発生することがありません。

では、具体的にどのような費用が発生したり、なぜ任意保険が必要なのでしょうか。
ここからはカーリースにおける任意保険の必要性を詳しく解説していきます。

カーリースに任意保険は必須!

カーリースにおいて任意保険への加入は必須と考えてください。
任意保険は自賠責保険と比較して、相手への車や物の損害も補償してもらえるなど手厚い内容です。
ではカーリースで任意保険が必要な理由は、以下の通りです。

カーリースにおける任意保険の必要性
  • 契約満了時には原状復帰させる必要がある
  • 契約期間中に事故により全損となった場合、中途解約費用が発生する

カーリースでは契約満了時に車の状態を原状復帰させる必要があります。
契約内容によっては満了後に車がもらえるプランもありますが、車を返却する場合は傷やヘコミなど損傷がある箇所を修理しなければなりません。
日常の使用用途で車を数年間も利用していれば、傷やヘコミはついてしまうでしょう。

車の修理費用は1箇所や2箇所だけでも、数万円必要となるなど大きな費用が発生します。
しかし任意保険に加入していれば、保険を使用することで修理費用を補償してもらうことができ、大きな出費となる心配がありません。
また、契約期間中に事故を起こしてしまい契約車両が全損となってしまった場合も任意保険を使用できます。

契約期間中に全損となってしまった際は、カーリース契約は中途解約となり残存期間のリース代金や中途解約費用が発生してしまいます。
例えば5年契約で24カ月目に全損となってしまった場合は、残り36ヵ月分のリース代金と合わせて、中途解約費用が発生してしまうのです。

大きな出費となってしまうことは言うまでもないでしょう。
車両の補償だけでなくカーリースの中途解約費用まで対応できる任意保険の特約に加入していれば、全損に伴う費用を保険でカバーできる可能性があるため任意保険は必要です。

任意保険込みのカーリースが存在する

任意保険込のカーリースも中には存在します。
その代表格がKINTOです。

任意保険込みにできるかできないかは、カーリース会社によって異なるので確認が必要です。
カーリース契約に任意保険を込みにできれば、「任意保険に加入し忘れてしまった」ということもありません。

契約期間内をカバーできる保険となるため、煩わしい手間も省けるでしょう。
カーリースに任意保険込みにできる会社は、多くないので事前に調べることがおすすめです。

カーリースで任意保険に加入する際の相場


カーリースで任意保険に加入する際の相場を紹介します。
任意保険の料金をご紹介するのは、ホンダ N-BOXトヨタ ヤリストヨタ アルファードの3車種で、以下の条件で保険料を算出しました。

運転免許証
  • ブルー
年齢
  • 35歳以上
補償条件
  • ノンフリート等級:6等級S
運転者の範囲
  • 本人限定
割引
  • インターネット割引適用(10,000円)
補償内容
  • 対人/対物賠償保険:無制限
  • 対物超過修理費用特約
  • 他車運転特約
  • 人身傷害保険:一般タイプ/3,000万円
  • 車両保険:N-BOX、ヤリス140万/アルファード315万
  • 免責金額:1回目5万円/2回目以降10万円
  • 被害者救済費用特約
月間走行距離
  • 9,001km~10,000km
車の年式
  • N-BOX:R1年式
  • ヤリス:R2年式
  • アルファード:R1年式

見積もり条件としては、過去の等級を引き継がずに新規で加入した場合の等級で算出しています。

それぞれの自動車保険の料金は以下の通りです。

任意保険の相場
  • N-BOX:月額7,410円/総額88,920円
  • ヤリス:月額6,630円/総額79,560円
  • アルファード:月額12,020円/総額144,240円

参照元:三井ダイレクト損害保険見積もりシミュレーション

三井ダイレクト損害保険の見積もりシミュレーションで算出しました。

カーリースで任意保険に加入する際でも、一般的な自動車保険の内容と大きく変わりません。
人気車種であるN-BOXとヤリスでは月額10,000円以下で自動車保険に加入できる相場となっています。
ミニバンの人気車種、アルファードは月額12,020円と軽自動車やコンパクトカーと比較すると高くなります。

カーリース料金と任意保険料の総額を、毎月の予算内で車を使用するための参考にしてください。
また契約満了時に返却や乗り換えを選択できるカーリースでは、車の原状復帰が求められる傾向にあるため、車両保険で原状復帰できるようにしておくことがポイントです。

契約車両が全損になってしまった際には、カーリースの中途解約費用が発生する可能性もあるので、任意保険でカバーできるようにするとより安心です。
カーリースで任意保険を契約する際は、車両保険の上限金額と全損時の中途解約費用について保険会社と相談して補償内容を決めるようにしましょう。

カーリースで任意保険を選ぶコツ・注意点


カーリースで任意保険を選ぶコツや注意点は以下の通りです。

カーリースで任意保険を選ぶコツ・注意点
  • カーリースで契約できるか確認
  • カーリースのプランと補償内容が被っていないか確認
  • 等級を引き継げるか確認
  • カーリース専用の任意保険と通常の任意保険を比較

一般的な車の購入とは違い、ただ任意保険に入っていればいいというわけではありません。
また任意保険のプランによっては、カーリースで契約できない可能性もあります。
任意保険を選ぶコツや注意点を1つずつ詳しく解説するので、参考にしてください。

カーリースで契約できるか確認

カーリースで任意保険を選ぶコツや注意点の1つ目は、カーリースで契約できるか確認することです。
任意保険のプランによっては、カーリースでの契約では加入できないことがあります。
この場合は保険会社がカーリース専用の任意保険のプランを用意しているケースが多いです。

カーリースでは一般的な任意保険とは違い、補償範囲を広くしておく必要があるため、専用プランだと安心できます。
任意保険を選ぶ際は、補償内容や契約プランを決める前に、カーリースでも契約できるのかを確認しておきましょう。

カーリースのプランと補償内容が被っていないか確認

カーリースで任意保険を選ぶコツや注意点の2つ目は、カーリースのプランと補償内容が被っていないかを確認することです。
よくある内容が、中途解約金が無料のプランなのに、補償内容として中途解約費用を補償してもらえる保険に加入しているケースです。
カーリースは会社によってさまざまなプランが用意されており、中途解約についての考えかたもカーリース会社によって異なります。

そのため、中途解約費用が発生することなく、契約のタイミングで車を乗り換えられるプランなどもあります。
このようなプランを契約している場合は、任意保険でカーリースの中途解約費用を補償してもらう内容にしていると保険料を余分に支払っていることになってしまうのです。
高い保険料を支払わなくてもいいように、カーリースのプランと任意保険の補償内容は確認しておきましょう。

等級を引き継げるか確認

カーリースで任意保険を選ぶコツや注意点の3つ目は、等級を引き継げるか確認することです。
一般的な任意保険は、保険会社を乗り換えた際に保険等級を引き継ぐことが可能です。
しかしカーリース契約での任意保険の場合は、等級を引き継げない可能性があります。

任意保険の会社によってカーリース契約における保険等級の引き継ぎの考え方は異なるので、希望する保険会社へ確認が必要です。
等級が高く保険料の割引率が高い場合は、等級が引き継げる任意保険を探しましょう。

カーリース専用の任意保険と通常の任意保険を比較

カーリース専用の任意保険と通常の任意保険ではどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの任意保険を表で比較していきます。

項目 カーリース専用の任意保険 通常の任意保険
契約先 カーリース会社が提携している保険会社 契約者が選んだ保険会社
契約年数 カーリース期間に合わせた期間 1年や3年などプランによる
支払い方法 カーリース料金と一緒 一括支払い/分割払い
保険内容の自由度 低い 高い
保険内容 カーリース向けの内容を契約できる 自分でカーリース向けにする必要がある
等級の引き継ぎ できない場合もある できる

カーリース専用の任意保険は、カーリース会社が提携している保険会社と契約することになります。
保険会社を希望することはできず、カーリース会社指定の保険会社と契約しますが、通常の任意保険の場合は契約希望者が保険会社を選択できます。

任意保険の契約年数はカーリース専用の場合は、契約期間分をカバーされているので更新の手間などはありません。
一方で保険内容は決められているケースが多いため、保険内容の自由度は通常の任意保険の方が高いと言えます。
しかし、カーリース専用の任意保険なら補償内容はカーリースに最適な内容で契約できるので、補償内容で悩むことはないでしょう。

カーリース専用の任意保険では等級を引き継げないケースが多いため、事前に確認が必要です。
通常の任意保険とカーリース専用の任意保険では細かな内容が変わってくるので、契約年数や更新の手間などが変わってくるので、最適な任意保険を選択しましょう。

任意保険込みのカーリースのメリット・デメリット


任意保険込みのカーリースのメリット・デメリットを紹介します。
メリットデメリットを把握しておくことで、任意保険込みのカーリースにするべきかそうでないべきかの判断が可能です。
それぞれ詳しく解説するので、任意保険込みのカーリースにするべきかの判断に役立ててください。

任意保険込みのカーリースのメリット

任意保険込みのカーリースにするメリットは以下の通りです。

任意保険込みのカーリースのメリット
  • カーリースに必要な補償を付けられる
  • 保険料を月額料金に含められる
  • 保険更新などの手間がかからない

なんといってもカーリースに必要な補償内容で契約できることが大きなメリットです。
任意保険の補償内容を自分で決める場合、カーリース契約に最適な補償内容がわからない方もいるでしょう。
また中途解約費用を保証してもらうには何を付けなければならないかなど、迷ってしまいます。

任意保険込みのカーリースであれば、内容を把握しておく必要はあるものの、ある程度任せられます。
月額のカーリース料金の中に任意保険料を組み込めることも大きなメリットです。
車に必要な費用がまとめて支払えるので、生計も立てやすいでしょう。

カーリースの全期間をカバーするので、更新などの手間も発生しません。
任意保険込みのカーリースはメリットが多いので、車の補償について詳しくない方は、任意保険込みのカーリースがおすすめです。

任意保険込みのカーリースのデメリット

任意保険込みのカーリースのデメリットは以下の通りです。

任意保険込みのカーリースのデメリット
  • 等級を引き継げない可能性がある
  • 補償内容を自由に決められない場合がある

特にデメリットを感じることは、等級の引き継ぎができない可能性があることです。
何年も任意保険を使用することなく保険等級が高い方は、その等級を活かすことができません。
新たに契約することになるため、等級としてみたら新規契約に準じた等級となります。

現在の等級を家族に移動させられればいいですが、そうでなければ高い等級を捨てることになってしまいます。
また、任意保険の補償内容を自由に決められない場合があることもデメリットです。

ある程度決められた補償内容になるため、「ここまで手厚くなくてもいいのに」と思うこともあるかもしれません。
任意保険込みのカーリースの場合、ある程度決められた中から選択することになるため、自由度は低いでしょう。

まとめ


「カーリースに任意保険が必要なの?」という疑問について詳しく解説しました。
結論として、カーリースに任意保険は必要です。
カーリース契約プランによりますが、車を事故した際や損傷が認められたときには原状復帰を求められる可能性もあります。

車両保険に加入していれば保険でカバーしてもらえるので、万が一の際に任意保険は必要でしょう。
また全損となってしまった場合に備えて、中途解約費用など任意保険で補償してもらえる可能性があるため、加入の際にはカーリースであることを申告し補償を相談することがおすすめです。
月額料金に任意保険込みで契約できるカーリースもあるので、自分に最適なカーリース契約ができるように、さまざまなプランを比較しましょう。

カーリース会社選びに迷っている方は、損をしないためにも以下の記事を参考にしてください。
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