近年、車のサブスクリプションとも言われるカーリースが急激に普及してきましたが、車のリースはあってもバイクのリースはないのかなと思った方もいるでしょう。
しかし実は、原付から大型バイクまで、バイクを専門にリースするバイクリースのサービスもあるのです。
そこで今回は、バイクリースについての基礎知識やおすすめポイント、そしてバイクリースのランキングをご紹介していきましょう。
なお、記事内の情報は2024年の最新情報となっています。
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バイクリースの基礎知識
バイクリースとは?
バイクリースとは、バイクを購入するわけではなく、また1日~数日レンタルするわけでもなく、月額料金を払って一定期間所有できるサービスのことです。
支払うお金は基本的に月額料金のみなので、購入資金を貯めなくても気軽にバイクのある生活が楽しめるのがポイントです。
バイクリースの仕組み
バイクリースでは、定額の月額料金を払って一定期間バイク本体をリースすることができます。
この月額料金には車両本体代金や初期費用のほか、税金や保険代、消耗品の整備費用などが含まれているため、様々な支払いのわずらわしさがないのが特徴。
また期間については、最低1ヶ月以上などの決まりはありますが、その後は1ヶ月ごとに更新していくケースが多いようです。
最初から2年、3年といったリース期間が定められているわけではないため、様子を見ながら気軽に使うことができます。
解約したいと思ったら更新を終了し、バイクを返却すればリースは終了です。
似たサービスであるカーリースの仕組みとは少し違うので注意しましょう。
バイクリースと購入の違い
このように便利なバイクリースですが、購入するのとどこが違うのでしょうか。
最も大きな違いはもちろん、バイクリースでは、リース期間終了とともにバイクを返却しなければならないことです。
他にも、バイクリースではカスタム制限や走行距離制限があったり、また車両が中古車であったりすることも大きな違いです。
またバイクリースでは頭金や初期費用がかからずレンタル感覚で借りられますが、駐輪場の確保と駐輪場代の負担については、バイクリースでも購入でもご自身での負担となります。
バイクリースのおすすめポイント
1日だけレンタルするのと違って、中長期的に自分のバイクとして使えるバイクリース。
そんなバイクリースは、ただ単に手元に置いて好きな時に乗れるというだけでなく、料金や支払い方法の点でもメリットがあります。
ここでは、バイクリースならではのおすすめポイントを見ていきましょう。
初期費用がかからない
バイクリースが便利な点は、何といっても初期費用がかからないことです。
車より安価とはいっても、大型バイク等になればまとまった初期費用が必要となり、そのための貯金が欠かせません。
バイクリースであれば、最初のハードルが低いため気軽にバイク生活を試してみることができるのです。
月額料金にすべてコミコミ
バイクを購入すると、税金や保険、部品交換など様々な支払いや手続きが不定期に生じます。
バイクリースであれば、それらがすべて月額料金にコミコミになっており、バイクにまつわるお金の支払いが一本化できるため、家計の管理もラクになるというメリットがあります。
また、バイクを持つ際の義務である自賠責保険はもちろん、自賠責保険だけでは足りない補償をカバーしてくれる任意保険までもコミになっていることが多いため、自身で保険加入の手続きをする手間もなくて済みます。
豊富なラインナップ
ひとくちにバイクといっても原付から中型、大型と様々な排気量のモデルがあります。
バイクリースではそんな多数のモデルを取り揃えているほか、中古車ならではの良さとして、すでに生産終了したモデルに出会うチャンスがあったり、入荷の度に次々とラインナップが増えたりと、ラインナップを眺めるだけでも欲しいモデルの幅が広がります。
乗り換えや購入ができることも
たとえば一般的な新車のカーリースでは、契約時にリース期間を決めたら原則として中途解約はできないのですが、バイクリースでは解約は自由なので、次々と違うモデルに乗り換えるのも自由です。
またバイクリースで乗ったバイクが気に入った場合、愛着がわいて、そのまま買い取りたいと思うこともあるでしょう。
そんな時は、車両価格から今まで払った車両代を差し引いた分を支払って、購入できる場合もあります。
バイクリースはこんな人におすすめ
以上で見てきたように様々な特徴があるバイクリースですが、バイクリースが合っている人、おすすめしたい人はどんな人か、挙げてみましょう。
- 初めてバイクに乗る人
- バイクを買う前に試し乗りしたい人
- 色々なバイクを楽しみたい人
- 毎月定額でバイクに乗りたい人
- バイクの利便性を重視している人
- バイクに乗るシーズンが限られている人
初めてバイクに乗る人
これから初めてバイクに乗ろうと思っている人は、バイクがある生活がどんなものなのか、明確に想像がつかないかもしれません。
そんな時は、貯金をはたいて憧れのバイクを購入する前に、自分がバイク生活に本当に向いているのか、試してみた方がいいかもしれません。
たとえば夜に乗ろうとしている場合、自宅の周りでは思った以上にエンジン音が響くかもしれません。また駐輪スペースに屋根がないと雨の日に乗りにくいなど、実際にバイクを手元に置いてみないと分からないことは沢山あります。
気軽に始められるバイクリースなら、バイクのある暮らしを簡単に体験することができるでしょう。
バイクを買う前に試し乗りしたい人
既に買いたいモデルが決まっている、気になるモデルがある人の場合、通常の試乗だけでなく、しばらく乗ってみたいと思うものでしょう。
長距離や雨の日、昼と夜などで乗り心地も変わりますし、相性などもあります。
そこで、実際に購入する前にあえて長めの試乗期間としてバイクリースを利用するのも一つの手です。
色々なバイクを楽しみたい人
バイクを自分の相棒として長く乗り続ける人もいますが、色々な種類のバイクを楽しみたい方もいるでしょう。
しかし、次々とバイクを乗り換える、あるいは複数台をどんどん購入するのは金銭的にもなかなか難しいもの。
そんな時、バイクリースであれば短期間で乗り換えることができ、手続きや支払いもカンタン。自分に合うバイクを見極めたい人にもおすすめです。
毎月定額でバイクに乗りたい人
バイクにも自動車と同様の税金があり、そして排気量によっては車検も必要になってきます。
これらはある程度まとまった金額がかかる上、支払う時期もバラバラですので、ふいの出費に慌ててしまうこともあります。
しかしバイクリースであればこれらの税金等がコミコミになった定額制ですので、家計や小遣いをやり繰りする上で、計画も立てやすくなります。
バイクの利便性を重視している人
いわゆるバイク好きのライダーは、バイクを「相棒」「愛車」として愛着を持っている方が多いかと思います。
その場合はもちろん自分でお金を貯めて購入し、カスタムなどを施して愛用するでしょう。
その点、バイクリースではカスタムに制限があり、また何より返却するため、いわゆる愛車とはならないかもしれません。
ですので、あくまでバイクの利便性を重視し、割り切って利用したいという方にはバイクリースが向いていると言えます。
バイクに乗るシーズンが限られている人
バイクには、季節ごとのツーリングという楽しみ方があります。年間を通して日々の足としてバイクに乗るのではなく、レジャーやスポーツ感覚で楽しむ乗り方もあるのです。
また、気温が低く積雪の危険もある冬は乗らないなど、乗る時期が限られている方もいます。
バイクを購入した場合は乗らない時期であっても維持費やメンテナンス代がかかってしまいますが、バイクリースであれば、乗る期間のみの負担で済むためリーズナブルであると言えます。
バイクリースをおすすめできない人
使い勝手のいいバイクリースではありますが、かといって、全ての人におすすめできるわけではありません。
あまりバイクリースが向かない方もいるので、ご自身が当てはまるかチェックしておくのがいいでしょう。
- バイクへのこだわりが強い人
- カスタムしたい人
- トータルでかかる費用を抑えたい人
バイクへのこだわりが強い人
バイクへのこだわりが強い方は、バイクリースでは物足りないバイクへのこだわりが強い方は、バイクリースでは物足りないと感じることも多いでしょう。
何より、自分で購入して手に入れてこその「愛車」となれば、やはり購入に勝るものはないかもしれません。
ただし、そんな方であっても、あくまで「長い試乗期間」と割り切って利用したり、あるいは知見や体験の幅を広げるために色々なモデルに乗ったりと、バイク好きが高じればこそ利用したいサービスであるとも言えます。
カスタムしたい人
バイクリースでは基本的に、返却する時は借りた状態に戻しておくことが原則です。
取り外しが容易で元の状態に戻せるリアボックスのようなものなら取り付け可能ですが、それ以上のカスタムはできないことがほとんどとなっています。
そのため、主にカスタムを楽しみたいという方には向いていないと言えるでしょう。
トータルでかかる費用を抑えたい人
バイクリースは、少しの期間だけ乗りたいという方には便利です。
ただ、長く乗るとなった場合は、トータルで見ると購入した方が安いという場合もあります。
もし、欲しいモデルが決まっていて、長く乗る予定であれば購入を検討した方がいいかもしれません。
なお、リースしたバイクが気に入った場合、これまで払った車両代を値引いて購入できることがありますので、お店に相談してみましょう。
おすすめのバイクリース会社ランキング
ここまで、バイクリースの基礎知識やおすすめポイント、バイクリースがおすすめの人とそうでない人をご紹介してきました。
それではここから、実際のバイクリースサービス4つをご紹介していきます。ぜひ記事を参考に、ご自身に合ったサービスを検討してみてください。
1位 EveryGoデリバリー
バイクリース名 | EveryGoデリバリー |
---|---|
取扱い車種 | 原付、小型 (全9車種) |
月額料金の内訳 | 車両レンタル、保険料、メンテナンス費用、税金 |
最低リース期間 | 1ヶ月(月単位で自動更新) |
走行距離の上限 | 無制限、0km、700km、2,000km(プランを選択) |
申込みから納車までの期間 | 最短で3日後 |
EveryGoデリバリーは、Hondaのバイクサブスクサービスです。
原付や小型バイクをラインナップしており、通勤や通学などで利用しやすいことに加え、フードデリバリーサービスを提供している方にもおすすめです。
無料走行距離は、無制限や0km・700km・2,000kmと、使用用途や予算に合わせてプランを選択できます。
また、原付バイクを予約したら最短3日後には自宅へ納車してもらえます。
期間は最短1ヶ月から利用できるため、試しに利用しやすいサービスです。
「自転車での移動が体力的に辛い」や「移動効率を上げたい」という方は、EveryGoデリバリーを活用してみましょう。
2位 ME:RIDE
バイクリース名 | ME:RIDE |
---|---|
取扱い車種 | 原付、中型、大型まで約30種(随時変動) |
月額料金の内訳 | 税金・整備費用・車検取得費用・任意保険及び自賠責保険料・名義変更費用など |
最低リース期間 | 最低4ヶ月(以降月単位で更新、無制限) |
走行距離の上限 | なし(ただし、バイク便等の業務利用は不可) |
申込みから納車までの期間 | 必要書類送付から約3週間で準備 |
ME:RIDE(ミーライド)は海外モデルも扱う中古バイクリースサービスで、最短4ヶ月からのリースが可能です。
4ヶ月経過以降は1ヶ月単位で、無制限に延長することができます。また走行距離制限もないのでツーリングなどもめいっぱい楽しむことができます。
取扱店舗は東京、埼玉、神奈川、大阪、福岡の7店舗(2021年8月現在)。憧れの海外モデルを試したり、特定の季節だけ利用したりとバイクライフの幅が広がります。
3位 モトオークレンタルバイク
レンタルバイク名 | モトオークレンタルバイク |
---|---|
取扱い車種 | 原付、中型、大型、まで全国で約800台 |
レンタル料金の内訳 | 車両レンタル料、任意保険料 |
レンタル期間 | 最低4時間~1泊2日、以降一日ごと(1ヶ月レンタルは要相談) |
走行距離の上限 | 原則なし |
モトオークレンタルバイクは、バイクリースではありませんが、マンスリーレンタルにも対応したバイクレンタルサービスです。
レンタルバイクのおすすめポイント
レンタルバイクのおすすめポイントは、何といっても人気のバイクを色々と乗れる点です。たとえば普段の愛車とは違うバイクでツーリングに行きたい。買えないけど一度乗ってみたい…といったニーズに対応するのが、レンタルバイクです。
モトオークレンタルバイクでは免責補償サービスがあるので、安全面も安心ですね。また日本全国に約800台の車両を揃えており、週末やレジャー期になると人気のバイクはすぐに埋まってしまうため、余裕を持った予約が必要です。
長期レンタルについては対応店舗が限られるため、事前に相談するとよいでしょう。
4位 レンタルバイクジャパン
レンタルバイク名 | レンタルバイクジャパン |
---|---|
取扱い車種 | 原付、中型、大型、特殊 |
レンタル料金の内訳 | 車両レンタル料、任意保険料 |
最低レンタル期間 | 最低4時間~1泊2日、以降一日ごと(1ヶ月レンタルは要相談) |
走行距離の上限 | 原則なし |
レンタルバイクジャパンは、東京の墨田区にあるレンタルバイクショップです。
最短4時間から利用可能で、ウィークリーレンタルやマンスリーレンタルにも対応しているので、長期ツーリングなどにもおすすめです。
任意保険は料金に含まれており、保険をアップグレードすることも可能です。
また小物レンタルも用意してあるので、すべてを変え揃えなくてもバイクを利用出来ます。
法人対応も行っており、会社として利用したい場合はもちろんのこと、例えば撮影シーンでバイクが必要な時にスポットで借りることも可能です。
バイクリースで気軽にバイクライフを楽しもう
今回は、バイクリースの仕組みやおすすめポイント、人気ランキングなど2024年の最新情報をご紹介しました。
昨今では、混み合う公共交通機関の利用を避けて、バイクや自転車で通勤する人も増えています。
バイクの便利な部分、また不便な部分を試すためにも、短期間だけリースできるバイクリースを検討してみるのはいかがでしょうか。
またバイクでリースを検討している方の場合、車をリースで利用するのもライフスタイルに合うかもしれません。
おすすめのカーリース会社もまとめていますので、興味のある方は参考にしてみてください。