みなさまは、車のモデルについて詳しくご存じでしょうか。車の購入を検討している人の中には、モデルチェンジの前と後のどちらがいいのか迷っている人もいるでしょう。
車を買う際に、モデルチェンジ前後それぞれにメリットがあります。それぞれのメリットを十分に知って車を選ばないと、別のモデルを買えばよかったと後悔するかもしれません。
本記事では、車のモデルチェンジとは何か、車を購入するのはモデルチェンジの前と後のどちらがいいのか解説します。
車のモデルとは？
車のモデルとは何か、モデルの世代によって何が違うか解説します。
車のモデルと年式の違い
車のモデルは、その車の型式や世代を指します。
車のモデルの違いによって、名称は変わりませんが、性能やデザインが異なります。
対して車の年式は、いつ登録されたかを示す「初度登録年月」を指すことが一般的です。
製造から販売・登録までタイムラグが大きい輸入車の場合、いつ作られたかを示す「製造年月」を指すこともあります。
年式がわかればおおよそのモデルがわかりますが、反対にモデルがわかっても年式はわかりません。
ただし、年によってはモデルチェンジ前と後の車が混在しているので、年式だけでモデルを判断するのは禁物です。
初代、2代目、3代目、、で何が違う？
車のモデルが初代、2代目、3代目、、と代が変わるたびに、内装・外装、構造やエンジンなどが変わります。
特に近年の先進安全運転支援機能の進化は早いため、車の運転に自信がない人には、最新モデルがおすすめです。
ただし、モデルチェンジの際に外見が大きく変わることがあり、必ずしも自分好みの外観になるとは限りません。
また、標準装備だったものが、モデルチェンジ後はオプション装備になることもあります。
車のモデルチェンジとは？
車のモデルチェンジに関する用語を解説します。
マイナーチェンジとは？
マイナーチェンジとは、外装・内装デザインやエンジン性能の小規模な変更を指します。車の型式や世代は変わりません。
ヘッドライトやグリルといった、目立つ外観の変更が施されることもありますが、ぱっと見ではわからない程度の変更が施されることもあります。
マイナーチェンジは、約2～4年ごとに実施されることが多い傾向にあります。
ビッグマイナーチェンジとは？
ビッグマイナーチェンジとは、現行車種に対する一部改良であるマイナーチェンジよりも、大きな改良・複数の改良のことです。
後述するフルモデルチェンジよりは小規模の改良です。
ビッグマイナーチェンジは、マイナーチェンジ以上、フルモデルチェンジ以下の改良であるといえるでしょう。
ただし、ビッグマイナーチェンジという言葉の定義はあいまいです。似たような改良内容でも、メーカーによっては、ビッグマイナーチェンジと呼ばず、マイナーチェンジと呼んだりフルモデルチェンジと呼んだりすることがあります。
フルモデルチェンジとは？
フルモデルチェンジとは、現行車種の内装や外装だけでなく、エンジンやシャーシといった車の内部構造にも及ぶ大規模な改良を指します。同じモデル名でありながらも、全く違う車に進化することもあります。
フルモデルチェンジは、メーカーによって異なりますが、6～7年ごとに実施されるのが一般的です。
車のモデルはいつがいい？
購入するのは車のいつのモデルがいいのか、モデルチェンジ前後に分けて解説します。
車をモデルチェンジ前に買うメリット
車をモデルチェンジ前に買うメリットに、情報を集めやすい点が挙げられます。
発売後一定の期間が経過したモデルチェンジ前の車であれば、乗り心地や使い勝手のクチコミが多く集まります。
多くの意見を参考にして車を選びたい人には、モデルチェンジ前の車がおすすめです。
購入後の不具合が発生しにくいのも、モデルチェンジ前の車を買うメリットの一つです。
発売後一定の期間が経っているので、問題点の洗い出しが済んでいることが多いでしょう。
また、モデルチェンジ前の車であれば、大幅に値下げをしてもらえるかもしれません。
モデルチェンジ後には、モデルチェンジ前の車は、注目が減り売れ残る恐れがあります。
ディーラーは少しでも在庫を減らそうと考えるため、値引きやオプションサービス、現在乗っている車の下取り価格アップが期待できます。
モデルチェンジ前の車は、実車に乗ってから購入を判断できるのもメリットです。
モデルチェンジ後の最新の車を予約して購入する場合は、納車されるまで実際に車を見たり乗ったりできません。
操作性や乗り心地を重視する人は、モデルチェンジ前の車か、モデルチェンジ後しばらくして販売店に並んだ車に試乗してからの購入をおすすめします。
車をモデルチェンジ後に買うメリット
モデルチェンジ後の車は、前モデルよりも性能が優れていることがメリットのひとつです。
最新モデルの車は、安全性や操作性、静音性などの性能がアップしています。
ただし、最新装備が搭載されたモデルチェンジ後の車は、モデルチェンジから一定期間経過した車と比較して、不具合やリコールが起きやすいので、頭の片隅に置いておきましょう。
モデルチェンジ前よりモデルチェンジ後の車のほうがリセールバリューが高い傾向にあることもメリットです。
リセールバリューとは、車を手放すときの下取り価格や買取価格のことです。
モデルチェンジが発表されると、前モデルのリセールバリューが下がることが多くあります。
一部、ユーザーのニーズに適合できずモデルチェンジで人気が落ちるケースもありますが、車を頻繁に乗り換える人には、モデルチェンジ後の車がおすすめです。
また、常に新しい車に乗りたい人にも、モデルチェンジ後の車が向いているでしょう。
モデルチェンジ前の車を購入すると、新車にもかかわらず旧型車に乗ることになります。
新しいものが好きな人には、モデルチェンジ後の車のほうが魅力的に見えるでしょう。
まとめ
車のモデルチェンジとは何か、車を購入するのはモデルチェンジの前と後のどちらがいいのか解説しました。
モデルチェンジ前の車を買うメリットには、情報を集めやすいこと、購入後の不具合が発生しにくいこと、大幅に値下げをしてもらえること、実車に乗ってから購入を判断できることが挙げられます。
一方で、モデルチェンジ後の車を買うメリットは、前モデルよりも性能が優れていること、リセールバリューが高いことなどです。
モデルチェンジ前後のメリットを覚えておき、ぜひ後悔のないように車選びをしてください。
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