字光式ナンバーとは?取得方法や費用について徹底解説!

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みなさまは「字光式ナンバープレート」について詳しくご存じでしょうか。

字光式ナンバープレートとは、金属板に文字や数字が印刷されている通常のナンバープレートと異なり、文字や数字の部分のみが光るナンバープレートのことです。

本記事では、字光式ナンバープレートの概要、取得方法や費用などを解説します。

目次

字光式ナンバーとは?


文字や数字の部分のみが光る字光式ナンバーが存在する理由、ペイント式ナンバーとの違い、色の種類やメリット・デメリットを解説します。

字光式ナンバーが存在する理由

字光式ナンバープレートが生まれた理由は、降雪時でもナンバープレートを問題なく視認するためです。
1970年代の北海道で初めて交付されました。

北海道で使われた字光式ナンバープレートが全国的に広まり、本来の使い方以外にドレスアップを目的に装着する人も現れました。

ペイント式ナンバーとの違い

一般的なナンバープレートをペイント式ナンバープレートと呼びます。
ペイント式ナンバープレートには金属板に文字や数字が印字されています。

一方で字光式ナンバープレートは、文字や数字の部分が半透明のプラスチック製です。
裏面から照明器具で光を当てると、光が透過し、文字や数字が光って見えます。

字光式ナンバーの色の種類

字光式ナンバープレートには、色と種類がいくつかあります。

普通車のうち、自家用車の字光式ナンバープレートは、プレートは白色で、文字は緑色に光ります。
事業用車の字光式ナンバープレートは、プレートは濃い緑色で、文字は白色に光ります。

軽自動車の字光式ナンバープレートは、プレートの色は黄色、文字の色は黒色です。
軽自動車の黒色の文字は発光できないので、文字の輪郭のみが光ります。

軽自動車の場合、自家用車には字光式ナンバープレートを装着できますが、事業用車には装着できません。

字光式ナンバーのメリットとデメリット

字光式ナンバープレートは、激しい吹雪や豪雨、夜間でも、通常のナンバープレートより視認しやすいことが最大のメリットです。
光源が白熱電球の場合、熱で周囲の雪を溶かす効果も期待できます。ただし、LEDの場合は発熱が少ないので、周囲の雪を溶かす効果はあまりありません。

一方で、装着に手間がかかることがデメリットです。
電気配線の施工をしなければならないため、知識や技術がないと自分で取り付けるのは困難です。
業者に依頼すると、後述するように、約6,000円の工賃がかかります。

通常のペイント式ナンバープレートより高額であることもデメリットに挙げられます。
普通車か大型車かによる差や、地域による差はありますが、字光式ナンバープレート自体の費用が3,000~6,000円です。
車の大きさ、発色の美しさ、LEDから発せられる微弱な電磁波が与える影響の対策の有無などによって異なりますが、照明器具が前後セットで安物だと3,000円、高価なものだと50,000円のものもあります。

LEDから発せられる電磁波の対策がされていないと、オーディオやカーナビ、ソナーなどの電子機器に不具合が発生することがあります。

また、字光式ナンバープレートの明るさが規定されているので、明かりが切れていたり、弱まって規定通りの明るさが保てなかったりすると、車検に通りません。

字光式ナンバーの取得方法や費用について


字光式ナンバーの取得方法や費用を解説します。

普通車が字光式ナンバーを取得する方法や費用

普通車の字光式ナンバープレートを取得するためには、陸運局で申請手続きをする必要があります。
持参するものは以下の通りです。

  • 車検証
  • ナンバープレート
  • 印鑑
  • 希望番号予約済証(希望の番号がある場合)
  • 委任状(本人以外が申請する場合)
  • 照明器具(陸運局で購入することも可能)

陸運局で申請書、手数料納付書、自動車税申告書、字光式自動車登録番号標交付願を入手・記入し、提出してください。
提出時に希望番号予約済証、車検証、印鑑が必要です。本人以外が申請する場合は、委任状も必要です。

陸運局で元々取り付けられていたナンバープレートを外し、返納します。
陸運局以外の場所で取り外しする場合は、仮ナンバーの発行後の運転、もしくは車両積載車による車の運搬が必要です。

申請完了後は、受け取った字光式ナンバープレートと持参した照明器具を陸運局で取り付けて、封印してもらいます。

先述した通り、字光式ナンバープレート自体が3,000~6,000円、照明器具が前後セットで3,000~50,000円程度かかります。

字光式ナンバープレートの申請や取付を業者に依頼する場合、取付工賃は約6,000円、代行手数料が約10,000円です。

軽自動車が字光式ナンバーを取得する方法や費用

軽自動車の字光式ナンバープレートを取得するためには、陸運局ではなく軽自動車検査協会で申請手続きをします。

提出書類や必要なもの、費用は普通車と同様です。

普通車同様、元々装着していたナンバープレートを軽自動車検査協会で取り外し返納してください。ナンバープレートの封印が必要ないので、ナンバープレートを取り外して持っていっても構いません。
ただし、ナンバープレートを外した状態で公道を走行できません。その場合は、仮ナンバーの発行または車両積載車による車の運搬が必要です。

字光式ナンバーを取り付ける方法

フロント側の場合、スモールランプの電源から配線し字光式ナンバープレートを取り付けます。
リア側の場合、ナンバー灯の電源から配線します。

電気配線の施工は、知識や技術がないと自分で取り付けるのは困難です。
不安な方はディーラーや整備工場などの業者に依頼することをおすすめします。

字光式ナンバーで注意すること


字光式ナンバーで注意点を解説します。

メーカーが推奨していない車種がある

字光式ナンバープレートの装着をメーカーが推奨していない車種があります。

後方の障害物を検知するソナーの不具合や、バックカメラへの干渉の懸念があるためです。
例えばトヨタのアルファードは、字光式ナンバープレートの装着を推奨されておらず、ディーラーに取付を依頼しても断られることがあります。

字光式ナンバープレートを装着する前に、装着しても問題ないか公式サイトを見たりディーラーに問い合わせたりして確認しましょう。

定期的なメンテナンスが必要になる

字光式ナンバープレートの明るさが規定されているので、定期的なメンテナンスが必要です。
ナンバープレートを外さずに照明を交換できるものもありますが、一度プレートを外さなければ交換できないものもあります。

ナンバープレートが問題なく光っているか目視で定期的にチェックし、違和感があったらディーラーや整備工場に持ち込みましょう。

まとめ


字光式ナンバープレートの概要、取得方法や費用などを解説しました。

普通車の場合は陸運局で、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で申請すれば、字光式ナンバープレートを入手できます。

字光式ナンバープレートの装着に興味がわいた人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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