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元プロが徹底解説!新車のコーティングは必要なのか?メリット・デメリットについて

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カーコーティングをするべきなのか。新車購入を検討する際の悩みの一つではないでしょうか。折角なら新車の綺麗な状態を維持したいと思う人は、少なくないはずです。

と同時に、このカーコーティングは金額が安いとは決して言えませんし、そもそもどういった効果があるのも分からず躊躇しているという方も多いでしょう。今回の記事ではコーティングの役割や種類について述べていきたいと思います。

また記事の主体は車両購入時に検討することが多い、ガラスコーティングを中心に据えています。

カーコーティングとは?

カーコーティング(自動車コーティング)とは、自動車の表面に膜を作ることで車体に汚れが付着したり、傷をつける原因を直接触れたりしないようする加工技術です。塗装は傷や汚れに加え、紫外線の影響でも劣化します。カーコティングには、この紫外線のダメージを軽減する役割もあります。

また付着した汚れもすべり落ちるようにこすらずに落とすことが可能です。総じて車の肌である塗装を綺麗な状態で保つ役割を担います。

コーティングの種類

ひとくちにコーティングといっても多種多様な商品が存在します。いくつかの種類についてご説明します。この内容を参考に、カーコティングの基礎知識や特徴を把握していってください。

①ガラスコーティング

ガラス成分主体のコーティング剤を塗布します。塗装から剥がれにくい強力な皮膜をつくることで長期間車体を保護してくれます。このガラス成分は耐久性があり、車の利用状況にもよりますが、おおよそ半年ほどの効果が望めます。

これは専門の業者やディーラーオプション品として施工する商品です。車体サイズによるものの数万円~十万円程度の予算が必要となります。決して安い金額ではないですが、汚れや傷などから守ってくれることを考えると、価値のある内容であると言えるでしょう。

②WAX(油脂系)コーティング

いわゆるWAXです。カー用品ショップ等で手軽に購入することが出来ますので、主にツヤ出しとして愛用している方も多いでしょう。

WAXコーティングの効果持続性は低く、数週間もすれば落ちてしまいます。洗車する際に月1回以上の頻度でWAXがけをする人であれば一定の効果は期待出来ますが、WAXがけ作業が苦手な方や、WAXがけをする時間がなかなか取れない人からうすると、この方法だけでは十分ではないかもしれません。

③ポリマーコーティング

樹脂系コーティングといわれ、シリコンやフッ素といったポリマーを主原料とします。皮膜を生成することで塗装を保護し、WAXよりも耐久性があります。

このポリマー加工を得意とする専門業者もあります。
また市販の商品も多く自身で施工することも出来ます。洗車やWAXがけが好きな人であれば、おすすめです。市販品の場合、数か月~6か月の期間は効果が持続されるとする商品が多いようです。

カーコティングのメリットとデメリット

ここまでの内容からすれば、カーコーティングにはメリットしかないようにも感じる方もいるのではないでしょうか。筆者自身、カーコティングにはメリットが多いと考えています。ただしデメリットが存在しないわけではありません。

下記について基本的にはガラスコーティングのように効果が長続きし、皆さまが施工するか悩みがちな商品を念頭に記しております。

カーコティングのメリット

まず洗車の手間が大きく減ります。この手軽さは、カーコティングをやったことがある人であれば経験したことがあるでしょう。洗車の際、シャンプーを使いゴシゴシと念入りに汚れを落とさずとも、水洗いで十分に綺麗な車体を保つことが可能となるでしょう。

また小キズが塗装面に直接つきにくくなります。これは分厚く硬い皮膜が身代わりになることで塗装の身代わりになる為です。決して傷が付かなくなるという意味ではありません。

その他に、ウォータースポットの生成を防ぐ、または出来にくくすることが期待できます。これもガラスコーティングの皮膜による効果です。とはいえ洗車の後の拭き取りなどはしっかり行い、ウォータースポットが発生しにくいように心がけましょう。

以上のように総じて自動車の肌である塗装面を守ることで車を綺麗な状態に保つことがメリットといえるでしょう。

カーコティングのデメリット

専門業者やディーラーで施工するガラスコーティングのような商品は販売価格が高価格な傾向にあります。プロの技術には本記事で紹介したようなメリットが多数あるので、それに対する費用というのは当然安くはありません。

WAX等を使用し自身で施工を行えば費用は抑えられますが、手間がかかるのと塗りムラに気を付ける必要が出てくるので、この費用に関しては人によって考え方や価値観が変わってくるでしょう。ちなみに筆者は洗車とWAXがけが大好きなので、この作業は苦になりません(笑)

あと専門業者やディーラーが提供するカーコティングは長期間効果の効果持続を謳っていますが、実際には半年~1年ごとのメンテナンスが必要となります。概ね有料メンテとなりますが、いびつになったコーティング面を磨き上げ、コーティング剤の追加塗布を行います。

まるで新車のような美しさが戻るものの、常に費用は付いて回るといえます。購入時にカーコティングすればずっと車はピカピカというわけにはなりませんので、そこは頭の片隅に置いておいたほうがいいでしょう。

車両購入時にコーティングはするべきか

ガラスコーティングについては基本的に予算が許すならばするべきと考えますし、可能ならば施工するべきです。上でも述べたようにデメリットに上げられる点は費用に係る件が多いといえます。施工に掛かる初期費用とメンテナンス費用を許容できるのか検討が必要といえるでしょう。

また自身が何年くらい車両を維持する予定なのかも重要となります。コーティング自体が何年もつ商品なのか、5年もつ商品ならば5年後に追加施工をすることで10年間コーティングを維持することで塗装面を良い状態に保てるはずです。

5年程度したら車を買い替えるのか、10年乗るかといった判断によってコーティングを無駄なく利用できるでしょう。無論メンテナンス期間と費用も払い続ける事実も忘れてはいけません。

ガラスコーティングは長期間効果を持続させることが可能ですが、高価な傾向にあります。

その他のコーティングについてはどうでしょうか。予算的に厳しい場合は新車であれ、中古車であれ納車後すぐにポリマーコーティングやWAXコーティングを行いましょう。

オーナーさんごとに可能なペースは大きく違うと思いますが、洗車ごとに塗布することは大変です。洗車2回に1回は塗ると決める、季節ごとに年4回塗ると決めて定期的に塗布することが重要です。可能な範囲で塗装面を保護し続けるように意識しましょう。

そうはいっても車のサイズによっても維持の手間は変わってきます。軽自動車やコンパクトカーならばそういった手間をかけることで車両の状態維持は可能かもしれません。しかしミニバンやSUVなどサイズが大きい車両であれば素直にガラスコーティングを施工することを筆者はおすすめしたいと思います。

結果として塗装のコーティングが紫外線により傷んでしまい変色してツヤが無くなってしまうことを避けることができるでしょうし、状態のいい外装を維持することで同じ車種でも下取りや買取り時にプラス査定が望めるでしょう。

カーコティングに関するまとめ

今回はカーコーティングについて述べさせていただきました。

車両購入時には特に悩ましいオプションといえますが、車を綺麗に保つには効果絶大です。高いからいらないと決めつけると数年後に後悔するかもしれません。