頭金ナシで、マイカーのように新車に乗れるとあって近年大人気のカーリース。
ただ、カーリースを利用するには審査があり、それに通らなければ車を借りることは出来ません。
そこで今回は、カーリースの審査に通りやすくするための6つのポイントをご紹介します。
カーリースを検討している方で、これから審査を受けるので不安という方、また、審査に通らなかった経験がある方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。
カーリースの審査のポイント
カーリースとは、頭金なし、月々定額で新車に乗ることができるサービスのことです。
月額料金に車両代金や税金、保険料などなどがコミになっているため、車にまつわる支出の管理がしやすくなります。
また、頭金や初期費用が不要のため、購入するよりも車に乗るハードルが低いため若い人にも人気となっています。
「車のサブスクリプション」とも呼ばれ、気軽に始められそうなイメージのあるカーリースですが、しかし利用するためには審査通過が必要です。
それでは、カーリースの審査のポイントを見ていきましょう。
収入
カーリースは、プランによっておおよそ3年から11年ほどのリース期間となっており、その期間中は、毎月リース料を支払っていきます。
そのため、利用者の年収は一つの大きな審査ポイントとなります。
当然、年収が高いほど支払い能力が高いことになり、審査は通りやすくなります。
そして年収の金額ですが、おおまかには約200万円以上からが審査に通りやすい目安となるようです。
ただし、負債や借り入れ、資産などもトータルで審査されますので、年収200万円以上だから必ず審査に通るというわけでもなく、また同様に200万円以下だから絶対通らないということでもありません。
勤務先(雇用形態、勤続年数)
カーリースの審査では、年収の金額だけでなく、勤務先も審査対象となります。
前述のように、リース料は数年から10年以上に渡って支払いが続きますので、収入が安定した勤務先であると審査が通りやすい傾向があります。
そして、雇用形態が正社員なのか非正規雇用なのか、あるいは自営業なのかなどというところもポイントです。正社員の方がより安定性が高く、非正規や自営業だと収入が不安定な可能性があるとみなされます。
ただし、勤続年数が長い場合と有利になり、非正規や自営業でも安定収入を得続けているという証になります。
また、正社員であっても働き始めて数ヶ月であれば、まだ安定しているとは見なされないでしょう。
このため、勤続年数については正確に調べておくとよいでしょう。
信用情報
信用情報というのは、個人の様々な金融状況の記録であり、特にローンやクレジットカードの支払いなどについての情報を指します。
ローンを組んだり、リース契約をする際にはこの信用情報が照会されます。
たとえば自己破産などは信用情報の「キズ」として残るため、こういった経験のある方は注意が必要です。
信用情報は自分で照会することもできますので、不安な方、審査で落ちた経験のある方などは、自分がいわゆるブラックリストに載っていないかどうかなど、調べておくのもいいでしょう。
債務履歴
債務履歴とは、信用情報の基となる過去の債務の記録や情報のことです。
自己破産や、借金を減額する任意整理だけでなく、支払いの延滞や滞納なども含まれます。
現在の収入に問題がないのに審査に通らない方などは、自身の債務履歴を再度確認してみましょう。
債務状況
債務状況とは、審査を申し込む時点で支払っている、様々なローン返済の状況などのことを指します。
延滞や滞納などをしていなければ問題はありませんが、例えば収入に対してローン返済額の割合が多いと、支払い能力に対する不安材料の一つとなってしまうことがあります。
なるべく、返済を終えられそうなものは終えたり、別のリース契約予定などがあれば後に回したりして、身軽な状態で審査に臨んだ方がよいと言えるでしょう。
保有資産
保有資産とは、不動産やマイカーなどの自分名義の資産のことです。
これらは審査に必須というわけではなく、持っていることによってプラスアルファの材料となり得るものです。
たとえば収入が低い、非正規雇用であるといった審査に不利な点を補える可能性があります。
自分がどういった資産を持っているかよく整理して、審査に有利に働きそうなものはチェックしておきましょう。
カーリースを審査落ちをする人の特徴
カーリースでの審査は、不動産ローンなどと比較するとやや甘いとも言われています。
ただ、そうは言ってももちろん審査で引っかかってしまう人も多数います。
それでは、カーリースで審査落ちしてしまう人の特徴を見ていきましょう。
年収が低い人
上述のように、年収はカーリース契約での大きなポイントとなるため、年収が低いと審査が通らないことがあります。
具体的には、年収約200万円程度が分かれ目となってくるようです。
また、年収としては200万円前後だったとしても、自営業などのため月や季節によって収入の波がある場合は、不安定とみなされてしまうことがあります。
ブラックリストに載っている人
信用情報にキズがあり、いわゆるブラックリストに載ってしまった人は、審査に落ちる確率が高いと言えます。
ブラックリストは、そのキズによって、決まった年数が経たないと消えないという決まりがあります。
このため、何かの返済を急いで終えたからといってすぐ解除されるものではありません。
既にブラックリストに載ってしまっている人は、あとどれくらいでブラックリストから外れるのかまず確認してみるのがいいでしょう。
ローンやカードの審査に落ちている人
カーリースの審査は、基本的には他の金融ローンやクレジットカードなどの審査と似ています。
特に信用情報の照会については同じものをチェックされるため、他のローンやカードで審査に落ちている人は、カーリースの審査においても落ちてしまう可能性が高いと言えます。
自己破産をした過去がある人
過去に自己破産をしていると、最低でも5年間はブラックリストに載り続けてしまいます。
少額の支払い延滞などと違って、自己破産というのは、最も大きな金融事故と言えます。
リース会社としても自己破産されてしまうのはかなりのリスクとなりますので、自己破産経験がある人については慎重な審査がなされ、厳しい結果が出る可能性も高くなります。
虚偽の申請をする人
上記にて審査に不利になる様々なポイントを見てきましたが、審査に通りにくそうだからといって、虚偽の申請をしてはいけません。
どんな細かいところであっても、一つでもウソがあると他の部分も信用されず、審査に落ちる、あるいは審査自体をしてもらえない、再チャレンジもできないこともあり得ます。
審査に不利なポイントは、別の部分で挽回できる可能性もあります。不利だからといってウソを書くのは絶対にやめましょう。
未成年
カーリース契約をするには当然運転免許証を取得していなければなりませんが、免許を持っていても、未成年は審査に通らない場合があります。
この点は審査を申し込む前から分かっていることですので、審査前に、各カーリース会社に年齢条件を確認しておくのがいいでしょう。
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カーリースの審査に通りやすくするために実践すべき6つこと
ここまで、カーリース審査のポイントや、審査落ちしてしまう人の特徴を見てきました。
不安な点などもあったかもしれませんが、ここで、審査に通りやすくするために実践しておきたいことを6つご紹介いたします。
ぜひご参考になさってください。
- 1.連帯保証人をつける
- 2.家族の名義で契約
- 3.頭金を準備
- 4.自分の信用情報を確認
- 5.月額料金が安くなるように設定
- 6.別のカーリース会社を検討
1.連帯保証人をつける
審査に通りやすくなる大きな要素として、連帯保証人が挙げられます。
リース会社にとって、利用者本人だけでなく連帯保証人がついているのは安心感につながるポイントとなります。
連帯保証人となる人は、やはり単なる知り合いよりも、支払い能力がある親族が望ましいでしょう。
ただし、連帯保証人を頼む相手とは信頼関係が必須。親や兄弟などであっても、事前によく相談してしっかり了解を得ておきましょう。
2.家族の名義で契約
カーリースの審査で自信がない場合は、家族の名義で契約するのも一つの手です。
例えば収入の少ない専業主婦やパート主婦であれば、夫の名義でリース申し込みをするということです。
ただ、契約名義が夫で運転者も夫ということにしてしまうと、保険などの関係で、妻が運転する際に支障が出る場合もあります。
実際の運転者が誰になるのか、申し込みの際にリース会社に相談しておくとスムーズです。
3.頭金を準備
カーリースは基本的に頭金が不要となっており、支払いは月額料金のみとなっています。
ただ、あえて頭金を用意することによって、リース料の部分が減り、審査対象となるリース金額が低くなることになります。
これにより、収入の低さや不安定さをカバーできる可能性があります。
もしも頭金を準備するなら、いくらくらい用意できそうか、無理のない範囲でシミュレーションしてみることをおすすめします。
4.自分の信用情報を確認
他の審査で落ちたことがある、または債務履歴で不安な点がある方は、自分の信用情報を確認してみるといいでしょう。
自己破産などであれば当然自分で分かっているはずですが、思わぬ返済漏れなど、自分で認識していない債務があるかもしれません。
あれこれ不安に思うよりは、まず確認するのが早いといえるでしょう。
5.月額料金が安くなるように設定
カーリースの審査は、自分が選んだ車種やプランのリース料についての審査となります。
よって、高額なプランを選べばそれに見合う支払い能力が求められることになります。
しかし逆に言えば、なるべく月額料金が安いプランや車種を選べば、審査自体のハードルも低くなるということです。
6.別のカーリース会社を検討
カーリースの審査のポイントは、どのカーリース会社でもほとんど変わりません。
しかし、カーリース会社によってプランや契約方式、支払い回数などは異なります。
たとえばリース年数やボーナス払いを含められるかどうかなど、リース会社によっては、自分に有利または不利になる特色があるのです。
そのため、一つのカーリース会社だけではなく、あらかじめ複数社を比較しながら検討するとよいでしょう。
そして、自分の状況では審査に不利だと感じたら、別のカーリース会社を選ぶのも一つの手です。
カーリースが納車されるまでの流れ
それではここで、カーリースの車両が納車されるまでの流れを確認しておきましょう。
審査のタイミングを事前に把握しておけば、そもそもの車選びやカーリース会社選びの段階から工夫の余地が出てきます。
車種の選択
カーリースを申し込むには、まず希望の車種を選択しましょう。
カーリース会社によって取り扱うメーカーや車種が異なりますので、もう希望が決まっている方はその車種を扱っているリース会社をピックアップし、他条件を比較してみるといいでしょう。
また、希望の車種が曖昧だったりあまりこだわらないという場合は、先にリース会社を選んで、その会社のキャンペーン中のお得な車種を選ぶというのも一つの手です。
契約プランの選択
車種が決まったら、契約プランを選択します。
契約プランとしては主に、リース年数やオプション装備、メンテナンスパックなどを選んでいきますが、こちらもカーリース会社によって、選ぶ項目にかなり差があります。
たとえば契約期間であれば、リース年数を3年と5年という2種類から選ぶ会社もあれば、1年から11年まで1年単位で何年でも選べる会社もあります。
中には、契約方式として、車の返却時に残価精算が必要なオープンエンド式と、精算不要のクローズドエンド式の好きな方を選べるという会社まであります。
同じ車種をリースするとしても、リース会社によって年数も支払い総額もその他オプションも、大幅に違ってくることを留意しておきましょう。
審査申込みをする
さて、車種とプランが決まったら、いよいよ審査の申込みに入ります。
ほとんどのカーリース会社で、審査はオンラインもしくは書類の郵送のみの手続きとなります。
カーリース会社によって審査時に必要な書類等は違いますので、それぞれの公式サイト等であらかじめ確認しておくといいでしょう。
なお、審査申込みは契約申込みとは別なので、審査を通過したらそのまま契約まで締結されるわけではありません。
審査結果が出た後に契約の最終確認となるので、まずは結果を待ちましょう。
審査結果が届く
審査の申込みからおおよそ3~4日、長くても10日ほどで審査の結果が出ます。
結果は電話やメールなどでの連絡となりますが、前述のとおり、審査が通ったからといって契約まで済んだわけではありません。
審査結果やその他の事情などを考慮し、ここでキャンセルすることも可能ですので、慎重に判断しましょう。
契約を結ぶ
審査を通過し、契約の意思が固まったら、カーリース会社との正式な契約に進みます。
契約についても書類の郵送などで行なわれることが多いので、オンラインと郵送のみで全ての手続きが完結する場合もあります。
納車
契約が滞りなく済んだら、納車となります。
通常は数週間から1ヶ月、車種によってはそれ以上時間がかかる場合があるので、契約時に納車タイミングを確認しておくといいでしょう。
審査に通りやすいカーリース会社5選
まずは審査に通らなければ始まらないカーリース。
そこで、審査に通りやすいカーリース会社を5つピックアップしてご紹介いたします。
ぜひカーリース選びの際の参考にしてみてください。
定額カルモくん
カーリース名 | 定額カルモくん |
---|---|
取扱い車種 | 国産全車種から選べる |
オプション装備 | 自由に設定可能 |
月額料金 | 例)トヨタ アクア:2万4,470円~(11年・ボーナス払いなし) |
契約期間 | 1~11年まで1年単位で選べる |
走行距離の上限 | プランにより異なる |
定額カルモくんは、新車が月額1万円台から(ボーナス払いなし)という業界最安値を実現するカーリース会社です。
国産のすべてのメーカー、全ての車種を取り扱うため、ラインナップは豊富。
また、車種やプランを選んでから審査というやり方の他に、まずは審査をして、それから利用者に合った車種選びをサポートしてくれるやり方も用意されているので、初心者でも安心です。
リースナブル
カーリース名 | リースナブル |
---|---|
取扱い車種 | 乗用車約30車種、商用車約7種 |
オプション装備 | 所定パッケージから選択 |
月額料金 | 例)トヨタ アクア:3万9,600円~(5年・ボーナス払いなし) |
契約期間 | 3年・5年 |
走行距離の上限 | プランにより異なる |
リースナブルは、新車が月額6,600円から(ボーナス払いあり)という、その名の通りリーズナブルなカーリース会社です。
車種やオプション装備などの種類はそれほど多くありませんが、その分お得になっています。
フリーダイアルやメールフォームでの相談窓口もありますので、審査の前に気軽に不明点を確認することができます。
また季節や月によってお得な限定車があったり、キャンペーンが行われていることがあるため、こまめに公式サイトをチェックするのがおすすめです。
MOTAカーリース
カーリース名 | MOTAカーリース |
---|---|
取扱い車種 | 国産全車種から選べる |
オプション装備 | 自由に設定可能 |
月額料金 | 例)トヨタ アクア:2万3,980円~(11年・ボーナス払いなし) |
契約期間 | 5年・7年・11年 |
走行距離の上限 | なし |
MOTAカーリースは、老舗の自動車メディアMOTA(モータ)が運営するカーリースです。
オプション加入で契約満了時にそのまま車がもらえたり、走行距離制限がない、車のカスタムもOKなど独自のサービスを展開しています。
またボーナス払い併用、リース期間11年で月額5,610円からという最安値を実現。
車種を決めて審査を申し込んでも、審査後にグレードやオプション変更が可能なのも嬉しいポイントです。
SOMPOで乗ーる
カーリース名 | SOMPOで乗ーる |
---|---|
取扱い車種 | 国産・輸入車約280車種 |
オプション装備 | 自由に設定可能 |
月額料金 | 例)トヨタ アクア:4万1,602円~(7年・ボーナス払いなし) |
契約期間 | 3年・5年・7年 |
走行距離の上限 | 1,000、1,500、2,000、3,000km/月から選択 |
SOMPOで乗ーるは、国産全メーカーの他に輸入車の全メーカーも選べるというカーリース会社です。
ほとんどのカーリース会社で輸入車は取り扱いなしか、あってもごく一部なので、希望車種が輸入車の場合はSOMPOで乗ーるがおすすめです。
また、チャットやメールなどで車のプロに車種選びの相談もできますので、豊富なラインナップから最適の車を選ぶサポートもしてもらえます。
KINTO
カーリース名 | KINTO |
---|---|
取扱い車種 | トヨタ車・レクサス車の一部 |
オプション装備 | 所定パッケージから選択 |
月額料金 | 例)トヨタ アクア:3万7,950円~(7年・ボーナス払いなし) |
契約期間 | 3年・5年・7年(レクサス車は3年のみ) |
走行距離の上限 | 1,500km/月 |
KINTOはトヨタが運営するカーリースで、トヨタ車とレクサス車を取り扱っています。
月額料金には、一般的なカーリースでは含まれていない「任意保険料」までコミになっているため、個別に任意保険に入る手間も省けて安心です。
車種は途中で乗り換えも可能なので、トヨタやレクサスのニューモデルに次々に乗ることだって出来てしまいます。
電話やチャットだけでなくオンライン相談も可能なので、家族一緒に安心して相談することができます。
まとめ
今回は、カーリースの審査について、審査のポイントや、通りやすくするために実践したい6つのことなどをご紹介しました。
ほとんどのカーリース会社では、審査を申し込む前に電話やメール、チャットなど色々な方法で問い合わせや相談をすることができます。
記事でご紹介した「審査ポイント」に不安がある方や、カーリースや他のローンで審査が通らなかったことがある方などは、まず無料で相談し、悩みを解消するのがおすすめです。
審査は総合的な判断となるため、審査ポイントの一部に不安があったとしても、別の点で補える場合もあります。
記事を参考に、ぜひご自身にぴったり合ったカーリースを選んでください。
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