【最新ニュース】あの車名がSUVで復活!? 三菱が3月に「エクリプス・クロス」を世界初披露すると発表

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2002年のコルト、2008年のトッポ、2010年のRVR…と、2000年代に入ってから生産終了モデルの名前を新型車につけ“復活”させてきた三菱が、またひとつ車名を復活させると発表しました。その名前は「エクリプス」。若い人はピンとこないかもしれませんが、三菱がかつてアメリカで生産し、日本でも販売していたスペシャリティクーペです。

このエクリプスの名が使われるのは、なんとSUVで「エクリプス クロス」というモデル名に。この新型車は3月7日(火)から開催される第87回ジュネーブ国際モーターショーで世界初披露されるそう。それに先駆けて三菱では、2枚の写真を公開しました。

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エクリプス クロスは、ご覧のとおりのクーペSUV。2015年の第44回東京モーターショーで発表された、eX Conceptが具現化したクルマのようです。「コンパクトSUV」と発表されていることからサイズ感はRVRに近いものと思われます。

目次

左ハンドルのみが販売されたスポーツクーペ、エクリプス

では、かつてのエクリプスはどんなクルマだったのでしょうか。エクリプスは、1989年に発表されたスポーティクーペ。メインターゲットがアメリカであったことから、生産はすべてアメリカで行われました。日本でも1990年から輸入車として販売されましたが、国内ブランドモデルにも関わらず、右ハンドルの用意がないため左ハンドルのみだったことが特徴です。

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三菱・エクリプス GSR-4(1990年)

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三菱・エクリプス GSインテリア(1990年)

主要コンポーネントをギャランから流用していたため、エンジンは4G63型を搭載。2.0L NA(自然吸気エンジン)の「GS」とターボ+4WDの「GSR-4」がラインナップされました。GSR-4は、さながら2ドアのギャランVR-4です。その後、1994年には2代目が登場。翌年から日本でも販売されました。1996年にはオープンモデルの「エクリプス スパイダー」も追加。

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三菱・エクリプス スパイダー(1996年)

1999年には3代目へとモデルチェンジ。しかし、この3代目エクリプスが日本に導入されたのは、2004年のこと。しかも、スパイダーのAT車のみ(もちろん左ハンドル)でした。クーペ市場が縮小した日本で、左ハンドルのクーペを販売するのは難しかったのでしょう。北米では4代目も登場しますが、日本で販売されることはありませんでした。

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三菱・エクリプス スパイダー(2004年)

三菱のプレスリリースによると、「車名は新型コンパクトSUVがクーペSUVであることから、1989年より米国で販売して好評を博したスペシャリティクーペに採用した『エクリプス』という名前と、クロスオーバーの略である『クロス』を組み合わせて『エクリプス クロス』としました」とのこと。このところ途絶えていた三菱のスペシャリティのDNAが復活するのだとしたら、三菱ファンにとって嬉しいニューモデルの誕生となるのでは?

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text by 木谷宗義+Bucket
画像提供:三菱自動車工業

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