2月15日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。
自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
ホンダ 新型「ヴェゼル」を世界初公開
ホンダは2月18日、4月にフルモデルチェンジ予定の新型「ヴェゼル」を世界初公開しました。
Honda独自の「センタータンクレイアウト」を先代モデルから踏襲しコンパクトSUVのクラス平均を超える広さと居心地を生み出すパッケージを実現。
また、取り回しのしやすいコンパクトなボディーサイズや、多彩なシートアレンジはそのままに、より力強く美しいエクステリアのプロポーションへ進化しています。
パワートレインは1.5L DOHC i-VTEC+CVT搭載のガソリンモデルのほか、モーター走行を中心にさまざまなドライブシステムを使い分けるHondaの2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載したハイブリッドモデルの2ラインナップが用意されています。
日産 欧州向けSUV 新型「キャシュカイ」発表
日産自動車は2月18日、欧州向けSUVである新型「キャシュカイ」を発表しました。
歴代のデザインを引継ぎながら、引き締まったシャープでモダンなデザインを採用しました。
シャープな印象を与えるLEDヘッドライトは、走行環境や歩行者の有無に合わせて自動で配光を調節する技術を採用しました。
パワートレインは1.3リットル直噴ガソリンターボのほか、欧州初の電気モーター駆動と発電専用エンジンとして可変圧縮比システム「VCターボ」を採用した「e-POWER」を投入予定とのことです。
また、欧州市場初の「アライアンス CMF-Cプラットフォーム」を採用。現行モデルと比較して60kgの軽量化を実現するだけではなく、車体剛性を41%向上させています。
三菱 「アウトランダー」をフルモデルチェンジ 4月より北米市場にて発売
三菱自動車は2月17日、クロスオーバーSUV「アウトランダー」をフルモデルチェンジし、4月より北米、カナダ、プエルトリコで発売すると発表し、オンライン発表会にて画像が公開されました。
三菱のアイコンであるダイナミックシールドフロントフェイスと、ワイドボディを強調するフェンダーで堂々としたプロポーションに仕上げられています。
パワートレインは新開発の2.5リッターガソリンエンジンに8速スポーツモード付きCVTとの組み合わせで、4WDには前後トルク配分を行うセンターカップリングデバイスに電動モーターによる油圧クラッチを取り入れた電子制御4WDを採用しています。
また、4WD車はハンドル角、ヨーレイト、駆動トルク、ブレーキ圧、車輪速などをセンサーで検知し、ドライバーの操作と車両の状態を正確に把握する車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載。
今回、新たにブレーキ制御「ブレーキAYC」を後輪にも採用し、旋回時の前後左右の駆動力・制動力差をより精度の高い最適化が可能となりました。
参考:三菱自動車、新型クロスオーバーSUV『アウトランダー』を本年4月より北米で発売
マツダ 「MAZDA3」「CX-30」初期型モデルユーザー向け制御プログラム最新化サービスを提供開始
マツダは2月19日、「MAZDA3」「CX-30」の初期型モデルを所有するユーザーを対象に商品性向上を目的とした制御プログラムなどの最適化サービス「MAZDA SPIRIT UPGRADE(マツダ スピリット アップグレード)」を開始しました。
最適化の内容は
①「e-SKYACTIV X(イー・スカイアクティブ エックス)」エンジン搭載車のエンジンとATトランスミッション制御プログラムの変更
②クルージング&トラフィック・サポート(CTS)の作動上限車速を約55km/hから高速域まで引き上げ、高速道路や自動車専用道路の渋滞時等に運転疲労の軽減
③マツダ・レーダー・クルーズコントロール(MRCC)の追従走行における加減速制御を、より人間特性に合わせより滑らかな制御に変更
となります。
今回の制御プログラムアップデートは無償となり、対象のユーザーへサービスキャンペーンの案内が届き次第、販売店での制御プログラムの最新化を行う流れとなります。
参考:マツダ、商品性向上を目的とした制御プログラムなどの最新化サービス開始
ジャガー 電動SUV「E-PACE」2021年モデルの受注開始 限定特別仕様車も設定
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2月18日、ジャガーブランドのクロスオーバーSUV「E-PACE」 の2021年モデルを受注開始しました。
最新の電動パワートレイン技術に対応するように設計された「PTA(Premium Transverse Architecture)」をジャガーとしては初めて採用し、剛性と静粛性、乗り心地を向上させています。
エンジンは従来からの最高出力200馬力、最大トルク430Nm、又は最高出力249馬力、最大トルク365Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに加え、新たに最高出力204馬力、最大トルク430Nmを発生するマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを採用した2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボをラインナップに加えました。
また、「E-PACE」2021年モデル発売を記念し、専用ボディカラーや豪華装備を装着した特別仕様車「LAUNCH EDITION」を50台限定で販売します。
「E-PACE」 の2021年モデルの価格は4,980,000円~6,980,000円、特別仕様車「LAUNCH EDITION」の価格は8,548,000円です。
ルノー コンパクトカー「トゥインゴ」に特別仕様車「バイブス」が登場
ルノー・ジャポンは2月18日、コンパクトカー「トゥインゴ」の特別仕様車「VIBES(バイブス)」を発売しました。
エクステリアは専用ボディカラーの「オランジュ バレンシア M」「ブラン クオーツ M」「ノワール エトワール M」の3種類が用意され、フロントグリル、サイドストライプ、ボディ同色サイドプロテクションモール、16インチアロイホイールにオレンジホイールボルトなどの「バイブス」専用装備が装着されています。
インテリアにも、オレンジ内装トリム、専用ロゴ入りプレート、レジャー調ファブリックコンビシート、サブウーハーなどが装備されています。
「トゥインゴ バイブス」の価格は2,190,000円です。
参考:TWINGO VIBES
トヨタのサブスク「KINTO」 パールホワイトカラーの無料キャンペーンを開催
トヨタ、レクサスの新車を諸費用を含めた月額定額支払いで購入できるサブスクリプション「KINTO」は、2月16日よりホワイトパールカラー無料キャンペーンを開始しました。
トヨタ車で人気のあるオプションカラーであるホワイトパール色の通常3万円相当分が、キャンペーン中は0円となります。
キャンペーンは4月30日まで開催します。
武蔵境自動車教習所 東京都初のオンライン学科を開始
武蔵境自動車教習所は2月15日より、オンラインによる学科をスタートしました。
昨年12月より警察庁は、指定自動車教習所でオンラインによる学科教習を許可しており、武蔵境自動車教習所は東京都の自動車教習所で初となります。
オンライン学科はPCやスマートフォン・タブレット端末からも受講が可能で、アプリ「Zoom」を使用するとのことです。
カーメイト 多機能エアコンフィルターを発売 ウィルス・花粉などのアレル物質を除去
カーメイトは2月19日、抗菌・抗ウイルス・消臭機能付き車用エアコンフィルター「エアデュース 抗菌抗ウイルス消臭エアコンフィルター」を発売しました。
病院の空調に使用されている3層構造の濾材「ナクレット」を使用しており、集塵濾材で10ミクロン以上の粒子を99.9%除去、活性炭濾材で消臭、機能性濾材で菌・ウイルス・カビ・アレル物質の活動を抑制します。
また、従来品の抗菌・脱臭機能に加え、新製品は「抗ウイルス」機能を新たに付加しています。
製品ラインナップはホンダ車用・トヨタ/ダイハツ車/スバル用2種類の計3種類となり、価格はオープンプライスです。
参考:ウイルス、花粉などの アレル物質を除去する 多機能エアコンフィルター発売
ボルボ V40のリコールを届出 エンジン冷却装置不具合による火災のおそれ
ボルボ・カー・ジャパンは2月19日、「V40」「V40クロスカントリー」の計2車種のリコールを国土交通省に届け出しました。
エンジン冷却装置においてエア抜きが不適切なため、修理等により冷却水を再充填する際に専用特殊工具を正しく使用しない場合、冷却装置からエアが抜けない場合があります。
そのため冷却性能が不十分となり、最悪の場合、エンジンルームから火災に至るおそれがあるとのことです。
対象車種は「V40」で3,697台、「V40クロスカントリー」で1,128台の計4,825台です。
対策としては、対象全車両のエンジン冷却装置にエア抜きホースを追加します。
参考:令和3年2月18日
まとめ
日本車の新型SUVが続々と発表された週となりました。
ホンダの新型「ヴェゼル」は先代よりデザインが一新され、Twitterでもトレンドワード入りしており、注目の高さが窺えます。
また、日産は新型「キャシュカイ」が発表されました。
欧州販売がメインとされており、日本導入は今のところ予定は無いようですが、日本でも人気が出ると予想できるパッケージに仕上がっています。
登場に期待したいですね。