3月29日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。
自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
メルセデスベンツ 新型電気自動車「EQA 250 Edition1」の先行受注を開始
メルセデス・ベンツ日本は4月2日、新型電気自動車「EQA」の発表記念特別仕様車「250 Edition1」の注文受付を開始しました。
「EQA」は「EQC」に続くメルセデス・ベンツの電気自動車の第2弾で、ボディサイズは全長4463mm全幅1834全高1620mmと、日本で取り回しの良いサイズの小型SUVです。
航続距離はWLTPでの欧州参考値で426kmを実現。
今回先行予約を開始する「250 Edition 1」充実の専用装備を施した50台限定の特別仕様車で、スポーティでスタイリッシュなAMGエクステリアに「Edition1」専用カラーの20インチAMGマルチスポークアルミホイール、インテリアにはEdition1専用のナバグレー/サイバーカットブルーのレザーシートにドアパネル中央部にもナバグレーレザーの採用などで、クールな印象を演出しています。
「EQA 250 Edition1」の価格は7,900,000円です。尚、通常モデルの「EQA」の発表は4月末を予定しています。
参考:「EQA 250 Edition1」の先行注文受付を開始
トヨタ 「カローラツーリング」に限定車「アクティブライド」が登場
トヨタは4月2日、「カローラ ツーリング」の特別仕様車「ACTIVE RIDE(アクティブライド」の発表し、注文受付を開始しました。
最高出力170PS、最大トルク202Nm、WLTCモード燃費は16.6km/Lを達成する2.0Lダイナミックフォースエンジンを搭載し、安定した車両姿勢で快適性を高める専用チューニングのサスペンションを採用しています。
エクステリアには特別色のブラックマイカ×アーバンカーキのツートーン、アーバンカーキを含む全4色を設定し、ツートーンのフロント・リヤバンパーやロッカーモール、ダークグレーメタリック塗装のルーフレール、ブラック塗装を施した17インチアルミホイールを採用しています。
インテリアにはサテンメッキ加飾が上質さを演出する撥水加工されたファブリックスポーツシートに、オレンジステッチをあしらったインストルメントパネルやドアアームレスト表皮を採用し、アウトドアでの活動に映える仕様となっています。
「カローラ ツーリング ACTIVE RIDE」は4月19日の発売で、価格は2,660,000円です。
参考:カローラ ツーリングに、アウトドアテイストな特別仕様車を限定発売
スバル 北米向け「アウトバック」に走破性を高めた新グレード「ウィルダネス」が登場
スバルは3月30日(現地時間)、北米専用車「Outback Wilderness(アウトバック ウィルダネス)」を米国で発表しました。
現行「アウトバック」は2019年に北米投入されたクロスオーバーSUVで、「ウィルダネス」はアウトドアシーンで頼れる走破性と機能性をさらに強化し、タフでラギッド(無骨)なキャラクターに磨きをかけているモデルとのことです。
パワーユニットは、2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、組み合わされるCVT「リニアトロニック」は標準モデルに対し極低速時のトラクション性能を強化しています。
また、「アウトバック」対比でバンプストローク量の大きい専用サスペンションとオールテレーンタイヤを採用することで、最低地上高は標準モデルの8.7インチから9.5インチまで高まり、路面との接触に対する安心感と走破性が向上しています。
さらに、悪路走行を支援するX-MODEも、DEEP SNOW/MUDモードの対応速度域を広げ、実用性を向上させました。
参考:SUBARU 「Outback Wilderness(アウトバック ウィルダネス)」を米国で発表
ダイハツ 「ブーン」にスマアシⅢを装備し安全装備を強化
ダイハツは4月1日、「ブーン」を一部改良し発売しました。
グレード体系を整理し、全グレードにスマートアシストとオートライトを標準装備しました。また、「X LパッケージSAⅢ」は一部装備を見直し、価格は据え置きとしながらLEDヘッドランプを標準装備し、安全性を向上させました。
さらにボディカラーも一部変更し、新たにターコイズブルーマイカメタリックを追加しました。
「ブーン」の価格は1,265,000円~1,926,100円です。
参考:小型乗用車「ブーン」を一部改良 ~全グレードで安全装備を強化し、ボディカラーに新色を設定~
フィアット 「500」の限定車「エレガンツァ」を発表
FCAジャパンは3月30日、フィアットのコンパクトカー「500(チンクエチェント)」の限定車「Eleganza(エレガンツァ)」を発表しました。
国内ではカタログモデルとして設定されていない「1.2 Lounge(ラウンジ)」をベースに、扱いやすい1.2リッター直列4気筒エンジン(最高出力69ps)に、バイキセノンヘッドライト、クロームアクセント付の前後バンパー、スタイリッシュな15インチアルミホイールなど、上級モデル同等の充実した装備が組み合わされています。
また、ボディカラーに通常は設定のないエピック ブルー(限定100台)とボルドー(同100台)を設定しました。
インテリアにはエピック ブルーまたはボルドーのボディ同色インストルメントパネルが採用され、花粉フィルター付フルオートエアコンやBeatsオーディオシステム、安全装備ではリアパーキングセンサーを採用しています。
「500 Eleganza」は4月10日に200台限定の発売予定で、価格は2,200,000円です。
E1東名高速道路「綾瀬スマートインターチェンジ」が開通
NEXCO中日本は3月31日、神奈川県、中日本高速道路株式会社、綾瀬市の3者で協力し事業を進めてきたE1 東名高速道路(東名)「綾瀬スマートインターチェンジ」を開通しました。
「綾瀬スマートインターチェンジ」は横浜町田ICと厚木IC間に位置しています。
このスマートインターチェンジの開通により、綾瀬市のほぼ全域、大和市、座間市、藤沢市の一部などが高速道路へ短時間でアクセスすることが可能となることから、利便性の向上や、産業経済の活性化が期待されています。
参考:E1 東名「綾瀬スマートインターチェンジ」が2021年3月31日(水)12時に開通します
自動車サブスクリプション 2025年には500億円規模に
日本能率協会総合研究所は3月29日、同社が提供する MDB Digital Search にて自動車サブスクリプションサービス市場を調査し市場規模の推計を公表しました。
自動車サブスクリプションは毎月一定額を支払うことで、契約した期間自動車を利用できるサービスで、契約期間が短く手軽に利用できることから、若年層やこれまで自動車を所有していなかった人々も自動車を利用できることから、近年注目されている販売形態です。
日本能率協会総合研究所では、自動車サブスクリプションはサービス提供エリア、契約プランの拡充、サービス認知度の向上により、2025年には500億円規模に市場が拡大すると予想しています。
参考:自動車サブスクリプション 2025 年に 500 億円規模に
VWが「Voltswagen」車名変更!? エイプリルフール向けジョークで大炎上
フォルクスワーゲンは3月30日、「Volkswagen」から「Voltswagen」に車名を変更すると発表し、SNS上で話題となりました。
フォルクスワーゲンは電動化を急ピッチで進めており、電圧単位の「volt(ボルト)」に因んだネーミングに変更になることから、各メディアでも大々的に報道されました。
しかし、実はこの公式発表はエイプリルフールのジョーク。
フォルクスワーゲンはこの車名変更を撤回し謝罪しましたが、フライングしてしまったこのジョークを報道した各メディアは遺憾の意を表明し、怒りをあらわにしました。
参考:https://twitter.com/VW/status/1376868756782219266
ホンダ 四輪車オンライン販売事業会社「ホンダセールスオペレーションジャパン」を設立
ホンダ4月1日、四輪車のオンライン販売、シェアードサービスの企画立案・運営を担う会社として、「ホンダセールスオペレーションジャパン」を4月1日に設立しました。
ホンダは同時に2021年秋、国内で四輪車オンライン販売事業を開始すると公表しており、四輪販売体制のさらなる強化を目指すとしています。
「ホンダセールスオペレーションジャパン」の業務内容は、購買行動ニーズの変化をタイムリーに捉えた、新たなユーザーエクスペリエンスを実現する四輪車のオンライン販売の企画立案及びサービスの提供、デジタルトランスフォーメーション化を視野に、販売会社における管理業務の効率化の企画立案及びサービスの提供、販売会社の経営・各種事業におけるコンサルティング業務及び人材育成支援などです。
参考:日本での四輪車オンライン販売事業会社 「株式会社ホンダセールスオペレーションジャパン」を設立
いすゞ・ボルボグループ 商用車分野で戦略的提携を本格的に開始
いすゞ自動車とボルボ・グループは4月1日、商用車分野における戦略的提携を本格的に開始すると発表しました。
進化する都市型物流に向けた中・小型トラックでの協業、購買協業において相互の技術・展開地域でのボリューム拡大などを目的とし、各社それぞれが得意とする領域を相互に補完しながら、お互いの持つ優れた技術とスケールメリットを活かし、商用車における既存技術および先進技術開発の協業を進めるとしています。
また、提携にはボルボ・グループ傘下のUDトラックスのいすゞへの事業取得も含まれており、日本および海外市場における大型トラックビジネスのさらなる強化を図るとしています。
まとめ
企業のエイプリルフールのフェイク発表が毎年話題です。
近年では企業のエイプリルフールフェイクは自粛傾向にあり、今年はトヨタ、ホンダ(2輪車)、ダイハツなどが発表しましたが、例年に比べ少ない印象です。
フォルクスワーゲンの社名変更のフェイク発表は3月30日と4月1日から2日フライングしてしまい、メディアさえも騙されてしまいました。
報道は正確性が重要であり、視聴者にとっての信頼が損なわれることから、フォルクスワーゲンは各メディアから大批判を浴びることとなりました。
エイプリルフールは分かりやすいジョークで楽しみたいものです。