免許を取ったばかりで「カーシェアを利用してみたいけど大丈夫かな?」と感じる方もいるでしょう。カーシェアはマイカーのように手軽に使える便利なサービスですが、初心者ドライバーが利用する際にはいくつかの注意が必要です。特に、免許取得直後でも利用可能かどうかや、万が一のトラブルに備えた自動車保険、免責補償、ノンオペレーションチャージ(NOC)など、確認すべきポイントがあります。
この記事では、初心者が安心してカーシェアを始められるように、重要な確認項目とおすすめのサービスを比較しながらわかりやすくご紹介します。
免許取り立てでもカーシェアは利用できる?
免許取り立てでもカーシェアを利用できるのかを紹介します。
基本的にはすぐに利用が可能
カーシェアサービスは基本的に免許取得後すぐに利用できます。初心者マークは自分で用意する必要があること、免許所有歴1年未満の方が初心者マークなしで運転すると罰則があることに注意です。
ただし、中には運転免許取得後1年未満のドライバーの利用を制限しているケースもあります。
運転免許取得後1年未満では利用できないサービスもある
主要なカーシェアサービスだと、三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)は運転免許取得後1年未満の方の会員入会および運転ができません。免許取り立ての運転者は事故率が高いためだと考えられます。
免許取り立てでカーシェアを利用する際に確認すべき3つの項目
免許取り立ての方が特に確認したいポイントを3つ紹介します。
自動車保険
カーシェアを利用する際、重要な確認事項のひとつが自動車保険の補償内容です。特に免許取得後間もない方は、事故のリスクが比較的高いと考えられるため注意が必要です。
各サービスで加入している保険の補償内容や限度額を事前によく確認しましょう。対人・対物賠償が無制限か、人身傷害補償は上限があるのか、車両補償は免責があるのかなどです。また、パンクやバッテリー上がり、レッカー代などの補償の有無も確認しておきましょう。
免責補償
事故や車の破損が発生した場合、利用者が負担する免責額(自己負担額)についても確認が必要です。たとえば、トヨタシェアでは車両補償が「1事故につき車両時価総額まで(免責額5万円)」です。これは30万円の修理費がかかる事故を起こした際、ユーザーが5万円、残りの25万円をトヨタシェア側で負担するという意味です。
カーシェアサービスによっては追加のオプションに入ることで免責を0円にできます。初心者ドライバーは予期せぬ事故のリスクが高いと考えられるため、追加補償への加入を検討することをおすすめします。
ノンオペレーションチャージ(NOC)
ノンオペレーションチャージ(NOC)とは、事故や故障により車両が使用できなくなった期間の営業補償としてカーシェア事業者がユーザーに請求する料金です。事故を起こした場合は、自走可能(予定通り返却場所に返却できた場合)だと2万円、自走不可であれば5万円ほどが一般的です。
ただし、各サービスでNOCの料金設定や適用条件が異なるので、事前に詳細を確認しておくことが重要です。
免許取り立てでも利用できるカーシェア2選
免許取り立てでも利用できるカーシェアを、入会条件や料金、保険内容など幅広い内容に着目して紹介します。
dカーシェア
dカーシェアはオリックスカーシェア、三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)、カリテコ、三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)の5つが月額無料で使える便利なサービスです。
入会条件 |
普通自動車運転免許を所持 三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)のみ、免許取得後1年経過後 |
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月額条件 | 無料 |
利用料金 |
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初心者マークの用意 | トヨタシェア、NISSAN e-シェアモビに用意あり |
自動車保険 |
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免責事項 |
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楽天カーシェア
楽天カーシェアではオリックスカーシェア、カリテコの2つが月額無料で使えます。
入会条件 | 普通自動車運転免許を所持 |
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月額条件 | 無料 |
利用料金 |
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初心者マークの用意 | なし |
自動車保険 |
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免責事項 |
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まとめ
免許取り立てでもカーシェアは利用できること、確認すべき3つの項目である自動車保険、免責事項、NOCについて解説しました。
カーシェアは初心者ドライバーでも十分に活用できる便利なサービスです。自動車保険、免責事項、NOCはカーシェアサービスごとに少し異なります。事前によく確認した上で、最新のカーシェアおすすめランキングも参考にして自身の運転技術や経験に応じてサービスを選んでください。
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