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自動車ニュースが5分で分かる!先週(21年2月22日週)の最新情報まとめ

2月22日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。

自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。

北米レクサス ISのハイパフォーマンスモデル「IS500 Fスポーツ」を発表

レクサスの北米法人は現地時間2月22日、小型セダン「IS」のハイパフォーマンスモデル「IS500 IS 500 F SPORT Performance(エフ スポーツ パフォーマンス)」を発表しました。

5.0リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力472hp、最大トルク395lb.-fを発生。8速ATを介し、0-60マイル加速は4.5秒を実現しています。

エクステリアは、V型8気筒エンジンを収める為に、盛り上がったボンネット形状に変更され、リアには斜めに並んで配置された4本出しマフラーを採用し、他のモデルとの差別化を図っています。

また、エンケイ製19インチアロイホイールを装着し、スポーツ性を高めています。

「IS500 IS 500 F SPORT Performance」の発売は2022年秋を予定しています。

参考:2022 LEXUS IS 500 F SPORT PERFORMANCE: THE IS SPORTS SEDAN, UNLEASHED

アウディ 小型SUV「Q2」をマイナーチェンジ

アウディ・ジャパンは2月24日、小型SUV「Q2」をマイナーチェンジすると発表しました。

グリル位置を下げ開口部が拡大したフロントバンパーに、5角形のモチーフを取り入れた力強い印象のリヤバンパー、新デザインのリヤディフューザーなどにより、よりスポーティで存在感のあるデザインとなりました。

パワートレインは、高圧の直噴システムを採用した新開発の1.5リットルTFSIエンジンを搭載。最高出力150PS、最大トルク250Nmを発揮し、高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせ、前輪を駆動します。

また、エンジンが低負荷の際には2気筒となる気筒休止システムの「シリンダーオンデマンド」の採用により、低燃費を実現しています。

インフォテイメントシステムには、メーターパネル内に12.3インチ液晶ディスプレイのアウディバーチャルコックピットを採用。MMIナビゲーションシステムやAudi connect、アウディスマートフォンインターフェイス等の利便性の高いものとなっています。

新型「Q2」は5月発売予定で、価格は3,940,000円~5,440,000円です。

参考:アウディ ジャパン、新型Audi Q2シリーズを発表

BMW 新型「4シリーズ カブリオレ」を発売 Mパフォーマンスモデルも設定

BMWジャパンは2月25日、新型「4シリーズ カブリオレ」を発売しました。

縦型のキドニー・グリルを採用し話題となった、新型「4シリーズ クーペ」をベースに18秒でオープン可能なキャンバス製ソフトトップを採用し、ソフトトップを閉じたルーフラインにも拘っています。

パワートレインは最高出力184PS、最大トルク300Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを搭載した「420i」、「420i Mスポーツ」と、最高出力387PS、最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボを搭載した「M440i xDrive」の3グレードが用意されています。

運転支援・安全機能では、高速道路での渋滞時、周囲の道路状況に応じてステアリングから手を離して走行が可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」や、ストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロール、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などが標準装備です。

新型「4シリーズ カブリオレ」は3月以降の納車を予定しており、価格は6,410,000円~10,890,000円です。

参考:BMW 4 シリーズ カブリオレ誕生
新型 BMW 4 シリーズ カブリオレをベースにした M モデルが誕生

プジョー 「208」「e-208」を商品改良 WLTCモード燃費を5%向上

Groupe PSA Japanは2月24日、プジョーブランドのコンパクトカー「208」「e-208」のGT Lineグレードを「GT」に呼称変更し、ガソリンエンジンモデルのWLTCモード燃費を向上させる改良を行ったと発表しました。

ガソリンエンジン搭載全グレードのWLTCモード燃費が旧モデルの17.0km/Lから17.9km/Lへ5%向上したことで、排ガス基準四つ星レベル(50%低減認定車)を取得し、エコカー減税の対象となりました。

また、最上級グレードの「GT Line」が「GT」へ呼称が変更され、車体各部のエンブレムを「GT」に変更し、「208 GT」のホイールカラーをダークグレーに変更しました。また、シートヒーターが標準装備となりました。

改良版「208」の価格は2,499,000円~2,990,000円、「e-208」は3,899,000円~4,260,000円です。

参考:PEUGEOT 208 / e-208のWLTCモード燃費値を5%向上 あわせてグレード呼称変更と一部装備変更を実施

メルセデスベンツ 「Cクラス」をフルモデルチェンジ 欧州にて発表

メルセデス・ベンツは2月23日(現地時間)、欧州にてフルモデルチェンジした「Cクラス」を発表しました。

外装では先代に比べフロントガラスとキャビンを後方に移動させた古典的なプロポーションの「キャブバックワードデザイン」を採用し、スポーティーでエレガントな雰囲気を醸し出します。

インテリアには先日フルモデルチェンジしたフラッグシップセダン「Sクラス」同様に、第2世代のMBUX(Mercedes-Benz User Experience)を搭載。メーターディスプレイは10.25インチ又は12.3インチ、センターディスプレイは9.5インチ又は11.9インチの画面サイズが選択可能です。

(パワートレインは6気筒を廃止し、ガソリン・ディーゼル共に4気筒ターボエンジンのみの設定になり、全てのモデルにエネルギー回収とモーターアシストによる第2世代48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載しました。

また、トランスミッションはISG(モーター機能付発電機)をミッション内に納め、制御システムを30%軽量化した新開発9速ATを採用したとのことです。

参考:The new C-Class: Saloon and Estate

日産 熱効率50%を誇る次世代「e-POWER」向け発電専用エンジン技術を発表

日産自動車は2月26日、次世代の「e-POWER」向け発電専用エンジンで、世界最高レベルの熱効率50%を実現する技術を発表しました。

筒内ガス流動(シリンダー内に吸入した混合気の流れ)や点火を強化し、より希釈された混合気を高圧縮比で確実に燃焼させることによって熱効率を向上させるという新燃焼コンセプト「STARC」(Strong Tumble and Appropriately stretched Robust ignition Channel)を開発したとのことです。

従来エンジンでは変化する走行負荷に対応するため、混合気の希釈レベルの制御には制約ありましたが、エンジンを発電専用として特化できる「e-POWER」ではエンジンによる発電とバッテリー蓄電量を適切にマネージメントすることで、エンジン使用領域を最も効率の良いポイントに限定が可能となるとのことです。

希釈方式としてEGRを使う場合で43%、リーン燃焼を使う場合で46%の熱効率を既に多筒エンジンにて実証しており、将来的には完全な定点運転により、熱効率50%を実現できるとしてます。

参考:日産自動車、次世代「e-POWER」発電専用エンジンで世界最高レベルの熱効率50%を実現

ワントップ スズキ「ソリオ」「ハスラー」適合の全方位モニター付車用バックカメラ変換アダプターを発売

株式会社ワントップは2月25日、スズキ「ソリオ・ソリオバンディット」「ハスラー」の全方位モニター装着車に市販ナビを接続できるカメラ変換アダプター「TPS075BA」を発売しました。

従来、全方位モニターはディーラーオプションナビを装着しなければ利用できませんが、「TPS075BA」を使用することで市販ナビで全方位モニターの俯瞰画像を映し出すことが可能になります。

また、ビュー切り替えに純正互換のボタンスイッチが付属されており、後付け感のない自然な見た目を実現しています。ヘッドライト点灯時にはボタンスイッチイルミネーションも点灯し、暗所の視認性も向上します。

スズキ車用全方位モニター変換アダプター「TPS075BA」の価格は9,800円です。

参考:ソリオ/ソリオ バンディット/ハスラーに対応した全方位モニター付車用バックカメラ変換アダプター発売

ZF製の自動運転レベル2+のシステムを搭載した市販車が発売

ZFは2月23日、同社が開発した自動運転レベル2+システム「coASSIST」が2020年後半に発売された東風「Aeolus Yixuan(風神奕炫)」に採用され、市場に投入されたことを発表しました。

「coASSISTシステム」は、パートナーのMobileye(モービルアイ)と共同で開発され、モービルアイのEyeQカメラテクノロジーを搭載。

短距離レーダーはHELLA社製を使用しており、 カメラ・ミリ波レーダーなどの高性能センサー類と中央制御ユニットを組み合わせることで、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、信号認識、車線維持および車線変更支援や渋滞時サポートの「レベル2+」に準じた機能が備わっています。

また、低コストも実現しており、ZF曰く、業界で最も安価な「レベル2 +」のシステムとしています。

参考:ZFの自動運転レベル2 + システム「coASSIST」が路上に―東風汽車に採用

タイムズモビリティ カーシェアリングサービスの利用料金を一部改定 長時間利用が値下げへ

タイムズモビリティは2月25日、カーシェアリング「タイムズカーシェア」の名称変更と料金体系を一部改定することを発表しました。

2021年4月1日より、「タイムズカーシェア」の名称を「タイムズカー」へ変更し、同時に6時間を超える長時間利用料金が平均28%お得になる料金体系に改定するとのことです。

カーシェアリングサービスは新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、都市部・住宅街などを中心に蜜を避けた移動手段として公共交通機関の代わりに利用が増加していることから、ニーズに対応するため、タイムズモビリティは車両配備や拠点の拡大、料金改定など、サービスの利便性の向上や拡充に取り組んでいくとしています。

参考:タイムズのカーシェアリングサービスの利用料金を一部改定 4月1日より長時間利用がさらにオトクに

スズキ 鈴木修会長が退任 42年間経営トップを務める

スズキは2月24日、同日開催した取締役会において、鈴木修代表取締役会長が退任予定とする人事を決定したと発表しました。

鈴木修会長は現在91歳で1963年にスズキの取締役に就任し、1978年には代表取締役社長に就任。「生涯現役」を公言し、42年に渡りスズキのトップとして舵を切ってきました。

退任後は相談役に就く予定とのことです。

参考:代表取締役の異動と役員人事及び参与・本部長の異動について

まとめ

2月はスズキの代表取締役会長である鈴木修氏、ホンダでは代表取締役社長、八郷隆弘氏の退任と次期社長、三部敏宏氏の就任の大きな人事がありました。

自動化、電動化に伴い、車の価値観が変化する中、自動車メーカーの方向性が問われることとなりますので、メーカートップの人事は、メーカー存続に関わる重要な要素です。