2月8日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。
自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
アウディ ハイパフォーマンスEV「e-tron GT」を世界初公開
アウディは2月9日、スポーティで先進的な電気自動車「e-tron GT」をオンラインにて世界初公開しました。
4ドアクーペのボディ形状で、ダイナミックなデザインを特徴とし、Cd値(空気抵抗係数)は0.24と優れた空力特性を備えています。
パワーユニットは電圧レベル800V、総容量93kWhのリチウムイオンバッテリーに前後に搭載された2モーターの4輪駆動で、リアアクスルには2速トランスミッションを搭載します。
スペックは「e-tron GT quattro」で最高出力476PS、最大トルク 630Nm(ブーストモードでは 640Nm)、ローンチコントロールを使用すると最大出力530PS、「RS e-tron GT 」では最高出力598PS、最大トルク 830Nm、ローンチコントロールを使用すると最高出力646PSを発揮します。
サスペンションは「e-tron GT quattro」で電子制御式ダンパー、リヤアクスルディファレンシャルロックを標準装備とし、「RS e-tron GT 」には電子制御式リヤアクスルディファレンシャルロック、3チャンバー式アダプティブエアサスペンションを標準装備します。
また、小回りと高速安定性を両立する、4輪操舵のオールホイールステアリングを両モデルにオプションで選ぶことが可能です。
参考:Audi e-tron GTをオンラインで世界初公開:ダイナミック、ハイテク&ハイパフォーマンス(ドイツ本国発表資料)
VW 新型「ゴルフ」の受注を開始
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2月9日、フルモデルチェンジした「ゴルフ」の先行受注を開始しました。
新型「ゴルフ」は、10.25 インチの液晶ディスプレイを採用したデジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」を全車に標準装備し、そのすぐ横にインフォテイメントシステムを配置する事で、視認性を高め、スッキリとしたコックピットを実現しています。
パワートレインにはフォルクスワーゲン初となる 48V マイルドハイブリッドシステムを採用。日本に導入するモデルは、1.0リットル3気筒ターボエンジンの「eTSI Active」、1.5リットル4気筒ターボエンジンの「eTSI Style」「eTSI R-Line」の 3 グレード展開となります。
運転支援においては、ドライバーが運転中に意識を失うなど、万が一の事態が発生しても安全に車両を停止させる緊急時停車支援システム「Emergency Assist」をフォルクスワーゲンのラインナップでは初めて採用し、クラスを超えたハイレベルな運転支援により、安全性をさらに高めています。
新型「ゴルフ」の先行予約は3月31日まで行っており、予約者全員にオプション費用5万円をサポートするキャンペーンを実施しています。
マツダ 「フレアクロスオーバー」に特別仕様車「HYBRID SPECIAL」が登場
マツダは2月11日、軽自動車「フレアクロスオーバー」に特別仕様車の「HYBRID XS SPECIAL」「HYBRID XT SPECIAL」を追加し発売しました。
内外装にシルバーとメッキを採用し、上質さと力強さを高めています。
また、360°スーパーUV&IRカットガラスとナノイー搭載フルオートエアコンなどを採用し、室内の快適性を高めました。
「フレアクロスオーバー HYBRID SPECIAL」の価格は、1,647,800円~1,876,600円です。
プジョー コンパクトSUV「2008」に特別仕様車「GT Drive Edition」を追加
Groupe PSA Japanは2月8日、プジョーブランドのコンパクトSUV「2008」に特別仕様車「GT Drive Edition(GT ドライブエディション)」を追加し発売しました。
バネ下軽量化と空気抵抗を軽減するための、樹脂製インサート付き18インチアロイホイールや、パノラミックサンルーフを標準装備しています。
また車庫入れや縦列駐車時にステアリング操作を自動で行い、ドライバーのストレスを軽減するパークアシストを2008として初搭載しました。
「2008 GT Drive Edition」の価格は3,590,000円です。
参考:あらたにスタイリッシュな18インチ大径アロイホイールと 縦列駐車対応パークアシストを装備し、 パノラミックサンルーフを標準化した2008 GT Drive Edition発売
アルファロメオ デザインに対する情熱や栄光の歴史をまとめた電子書籍を公開
アルファロメオは2月12日、アルファロメオからのバレンタイン・ギフトとして、アルファロメオのデザインに対する情熱や栄光の歴史をまとめた電子書籍「Passione(パッシオーネ;情熱)」をウェブ公開しました。
111年の長きに渡りイタリアン・デザインの象徴として世界の自動車デザインに大きな影響を与えてきたアルファロメオ・ブランドの歴史や重要性を描き出す内容となっており、アルファロメオのデザインセンターである「チェントロ・スティーレ」が描いてきたレンダリングやデザイン・スケッチが収録されています。
「Passione 」は英語版の他、日本語版もダウンロード可能です。
参考:アルファロメオ、電子書籍「Passione(情熱)」を公開
アップガレージ ECサイト「Croooober」にて送料無料キャンペーンを実施
株式会社アップガレージは、同社が運営するECサイト「Croooober」で、送料無料キャンペーンを開始しました。
新型コロナウイルスにより、外出自粛を余儀なくされている状況に置かれているユーザーを応援するための企画として実施されています。
一部対象外商品を除き、Crooooberに出店しているアップガレージ、ワークガレージ全店で実施とされ、期間は2月8日(月)から28日(日)とされています。
参考:アップガレージが外出自粛を応援!送料無料キャンペーン実施
いすゞ 架装メーカーと架装モニタリングシステムを開発 コネクティッド技術による車両トータルでの稼働サポートサービスを提供
いすゞ自動車は2月9日、シャシ(車両)から架装まで車両トータルでの稼働サポートサービスを目指し、架装メーカーと協業でコネクティッド技術を活用した架装モニタリングのシステムを開発したと発表しました。
いすゞはこれまで、エンジンやトランスミッションをはじめとした、車両の走行機能に関するデータをリアルタイムでモニタリングする高度純正整備「PREISM(プレイズム)」を提供していました。
今回、商用車の重要な機能である架装物について、極東開発工業株式会社と、脱着装置付きコンテナ専用車をはじめとする架装物の稼働や制御情報をシャシ側の情報通信端末を通じて取得するシステム(架装コネクテッド)を開発。
このシステムにより、架装物の稼働や制御情報を基に最適なメンテナンスや万が一の故障に迅速に対応するなど、顧客の稼働を支えるサービスの提供が可能となるとのことです。
今後は他の架装メーカーとも連携し、塵芥車、冷蔵・冷凍車、高所作業車やテールゲートリフターなどの多様な架装物にも対応していくとしています。
参考:いすゞ、架装メーカーとコネクテッド技術による架装モニタリングシステムを開発 ‐シャシからボディ架装まで車両トータルでの稼働サポートサービスの提供‐
ナビタイム 新東名6車線化・最高速度規制引き上げによる影響の調査結果を発表
ナビタイムジャパンは2月8日、交通コンサルティング事業として、新東名高速道路の6車線化事業および最高速度規制120km/hの本格運用開始に伴う影響調査の結果を発表しました。
ナビタイムでは同社が提供するカーナビアプリ(「カーナビタイム」、「トラックカーナビ」他)から取得したデータを活用しています。
御殿場JCT~浜松いなさJCT間の6車線化および最高速度規制120km/hの区間を対象とし、当該区間を東京方面に走行した車両の所要時間と平均速度を普通車と大型貨物車に分けて分析しました。
調査の結果、普通車では所要時間で約4分短縮しており、平均速度の上昇による6車線化・最高速度規制引き上げの効果が一定数あることが考えられます。
一方、大型貨物車は最高速度規制の引き上げ対象外となっており、所要時間に変化は見られませんでした。
参考:新東名の6車線化事業および最高速度規制の引き上げによる影響調査結果を発表
九州市光工業 自動車生産拡大を見込み大型設備投資を実施
国内向け自動車用ヘッドランプやテールランプを製造・供給する市光工業は2月12日、100%生産子会社である九州市光工業において大型設備投資を進めていると発表しました。
九州域内では今後も自動車生産の拡大が続くと見込まれており、新規受注の獲得を睨み、2020年から2021年度にかけて最新技術の射出成型機の導入による総額12億円の設備投資や70名の追加雇用を予定しています。
新たな設備による操業は9月を予定とのことです。
レギュラーガソリン 11週連続の値上がり 前週比0.3円高の139.6円
経済産業省資源エネルギー庁は2月10日、2月8日時点の石油製品価格調査結果を公表しました。
その中で、レギュラーガソリンの店頭小売価格は1リットルあたり139.6円と、前週の139.3円から0.3円値上がりし、11週連続の値上がりとなりました。
また、軽油は1リットルあたり120.1円と前週から0.4円値上がりし、こちらも11週連続の値上がりとなりました。
まとめ
アウディより本格グランドツーリングEV「e-tron GT」が発表されました。
テスラの「モデルS」がライバルとなりますが、モデルSでは高性能モデル「プレイド」の発売も控えており、EVのパワー競争は今後も激化すると予想されます。
アウディやポルシェでは800Vの高電圧化により、現在一般的な400Vのシステムと比較してバッテリーやモーターなど、システム全体での発熱量を抑える事が可能で、高負荷時や長距離走行による性能低下や充電速度の改善にメリットがあります。
今後のEVの性能向上の鍵は、高電圧化と言えるでしょう。