カーリースの市場規模を徹底分析!人気カーリース会社3社の利用者数もご紹介
昨今人気を集めているカーリースですが、市場規模はどのくらいなのでしょうか。
カーリースを検討している方の中には、「皆に選ばれているのか」や「今後も選ばれ続けるのか」は、気になることでしょう。
車の乗り換えで新しくカーリースを選択する場合、今後の市場動向も踏まえた上で契約したいものです。
そこで今回は、カーリースの市場規模を徹底分析していきます。
また、人気カーリース会社3社の利用者数も紹介するので、カーリースを選択しようか迷っている方は、ぜひご参考ください。
カーリースの市場規模
カーリースの市場規模について以下3つの項目を詳しく解説します。
- 現状のカーリース市場規模の動向
- カーリース市場規模が拡大している理由
- 今後考えられるカーリース市場規模の動向
車を乗り換える際には、今後も選ばれ続ける乗り方を選びたいという方も多くいることでしょう。
カーリースにおける2024年7月に至るまでの市場規模と今後の動向について詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
現状のカーリース市場規模の動向
2024年7月時点でのカーリースの市場規模は、年々拡大傾向にあります。
日本でカーリースという車の乗り方が誕生したのは、1963年のことです。
1970年代にかけて、企業は車を所有するのではなく、利用する方向へと乗り方が変わっていきました。
当初は企業で使用する営業車向けのカーリースが中心でしたが、1990年代には個人向けカーリースも登場しました。
2024年7月時点では、個人向けカーリースも認知され多くの方に選ばれています。
カーリースの市場規模が分かりやすいように、一部データを紹介します。
新車販売に占めるカーリース台数や比率は以下の通りです。
新車総販売台数 | リース車契約総台数 | リース車比率 | |
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令和元年 |
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令和2年 |
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令和3年 |
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令和4年 |
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令和5年 |
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引用:一般社団法人 日本自動車リース協会連合会 新車販売に占めるリース車比率
新車販売に占めるカーリース台数の推移を見るだけでも「リース車契約総台数」が増加していることから、市場規模が拡大傾向なことがわかります。
では、カーリースが選ばれている理由はどのようなことがあるのでしょうか。
続いては、カーリースの市場規模が拡大している理由を解説します。
カーリース市場規模が拡大している理由
カーリースの市場規模が拡大している理由は以下の通りです。
- 毎月定額なので生計が立てやすい
- 手間が少ない
- 初期費用なしでも契約できる
市場規模が拡大している理由の1つ目に、毎月定額なので生計が立てやすいことが挙げられます。
2年ごとの車検や毎年の自動車税のタイミングでも、カーリースではまとまった出費がありません。
一度に大きな現金が必要になることがないため、人気を集めています。
また、手間が少ないことも市場規模が拡大している理由です。
契約時はもちろん、契約後も税金などの支払いはリース会社に任せられるため、契約者が動く必要がありません。
支払いなどの煩わしい手間を省くことが可能です。
さらに、初期費用なしで契約できることもカーリースが選ばれている理由と言えます。
頭金を含む初期費用が必要ないため、まとまった現金を用意しなくても車を契約可能です。
このように、カーリースは契約者にとって好都合なことが多くあるので、選ばれやすくなっています。
その結果、市場規模が大幅に拡大しているのです。
今後考えられるカーリース市場規模の動向
カーリースの市場規模は今後もさらなる成長が期待されています。
サブスクリプションサービスが浸透して以来、携帯電話や音楽・動画など、「購入する」ではなくて「利用する」という選択が取られるようになってきました。
この風潮が車にも反映されてきています。
カーリース市場には、ガソリンスタンドや整備工場、さらには異業種も参入しており、取り扱われるサービスが多種多様になってきました。
また、ディーラーもカーリース市場に参入していることから、契約件数は右肩上がりとなっています。
さらに、メディアに取り上げられることが増え、認知度が増していることも市場規模が拡大している要素でしょう。
そのため、カーリースの市場規模は、今後も拡大傾向にあると言えます。
カーリースと類似サービスの市場規模を比較
カーリースと類似サービスの市場規模を比較していきます。
- レンタカーの市場規模
- カーシェアの市場規模
レンタカーもカーシェアも車を所有するのではなく、利用するサービスです。
それぞれ、市場規模がどのくらいなのかを比較するので、ぜひご参考ください。
レンタカーの市場規模
レンタカーの車両台数とカーリースの全国保有台数を紹介します。
- レンタカー:1,014,545台 ※2023年3月末時点
- カーリース:4,057,242台 ※2023年
引用:一般社団法人 全国レンタカー協会 運輸支局別レンタカー車両数
カーリースの方が4倍ほど登録台数が多いことがわかります。
レンタカーはカーリースが認知される前から多く利用されてきましたが、2023年度のデータを見る限りでは、カーリースの方が市場規模が成長しています。
カーシェアの市場規模
カーシェアの、2022年3月調べのデータを紹介します。
- 車両ステーション数:20,371カ所
- 車両台数:51,745台
- 会員数:2,636,121人
カーシェアの数字を見ても、カーリースの方が市場規模が大きいことがわかります。
車両台数や会員数は年々増加傾向ではあるものの、カーリースよりも拡大スピードは遅くなっています。
カーリースは類似サービスの中で一番選ばれており、今後の市場規模も拡大傾向です。
人気カーリース会社3社の利用者数
人気カーリース会社3社の利用者数を紹介します。
- 定額カルモくんの利用者数
- 箇ニコノリの利用者数
- KINTOの利用者数
どのくらい利用者数が居るか紹介するので、カーリースを検討している方は、ご参考ください。
定額カルモくんの利用者数
利用者数 | 25万人突破 ※2024年5月30日時点 |
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月額料金(新車リース) | 12,490円~(ボーナス払い無し) |
料金に含まれるもの | 車両代金/登録諸費用/各種税金/自賠責保険 |
任意保険 | 含まない |
メンテナンス | オプション |
選べるメーカー・車種 | 国内全メーカー、全車種 |
新車・中古車 | 新車/中古車 |
リース期間 | 1~11年 |
走行距離制限 | 月1,500km:7年以上の契約は制限なし |
契約方式 | クローズドエンド方式 |
定額カルモくんの累計利用者数は、2024年5月30日時点で25万人を突破しています。
2018年からカーリースを開始し、6年余りで多くの人から選ばれているサービスとなっています。
定額カルモくんが人気の理由の1つは、契約希望者の最適なプランを作れることです。
契約期間は1年~11年の間で1年ごとに細かく決められることや、国内全メーカー・全車種から車を選べることで、ライフスタイルに合わせて契約できます。
また、1台を長く乗りたい方は、7年以上の契約にすることで走行距離制限がなくなることも嬉しいポイントです。
メンテナンス費用はオプションで月額料金に組み込めるため、車の使用方法に合わせてメンテナンスパックを選択可能です。
さらに、月額料金は12,490円から契約できるため、月々1万円台の車も豊富に揃っています。
契約方式はクローズドエンドなので、車の価値における契約満了時の精算もありません。
自分にピッタリなカーリースを契約したい方に、定額カルモくんはおすすめです。
ニコノリの利用者数
利用者数 | 21,519台 ※2024年7月5日時点 |
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月額料金(新車リース) | 5,500円~(ボーナス払い併用) |
料金に含まれるもの | 車両代金/登録諸費用/各種税金/自賠責保険/車検代/メンテナンス費用(消耗品のみ) |
任意保険 | 含まない |
メンテナンス | オプション |
選べるメーカー・車種 | 国内全メーカー/全車種 |
新車・中古車 | 新車/中古車 |
リース期間 | 1年~9年 |
走行距離制限 | 個別に相談 |
契約方式 | オープンエンド方式/クローズドエンド方式 |
ニコノリは、2024年7月5日時点で利用台数21,519台となっているカーリースです。
グループ38周年を迎えており、圧倒的な実績から信頼できるカーリースと言えます。
月額料金は5,500円から新車を契約できるため、カーリース会社の中でもトップクラスに安い価格となっています。
また、月額料金には車両代金や登録費用はもちろん、各種税金や車検・自賠責保険料が含まれているのです。
別途オプションでメンテナンスプランにも加入できるため、メンテナンスの度に費用が発生してほしくない人にはピッタリなプランも用意されています。
ニコノリでは、国内全メーカー・全車種を選べることもポイントです。
さらに新車だけでなく中古車も選択できるため、毎月の予算に合わせて車種や新車もしくは中古車を選べられます。
カーリース期間は1年~9年を選べるので、ライフスタイルやライフイベントに合わせた契約が可能です。
走行距離は個別に相談でき、用途に合わせたプランを決められるでしょう。
契約方式もオープンエンドやクローズドエンドと両方が用意されているので、比較的柔軟に契約内容を選べます。
ニコノリは、月額料金をできるだけ抑えたい方におすすめです。
KINTOの利用者数
利用者数 | 10万件突破 ※2024年1月11日時点 |
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月額料金(新車リース) | 14,740円~(ボーナス払い併用) |
料金に含まれるもの | 車両代金/登録諸費用/各種税金/自賠責保険/車検代/メンテナンス代/任意保険料 |
任意保険 | 含む |
メンテナンス | コミコミ |
選べるメーカー・車種 | トヨタ/レクサス/スバルの一部の車種 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
リース期間 | トヨタ車・スバル車:3年/5年/7年 レクサス車:3年 |
走行距離制限 | 月1,500km |
契約方式 | クローズドエンド方式 |
KINTOの利用者数は、2024年1月11日時点で10万件を突破しています。
トヨタが運営しており、トヨタやレクサス・スバル車に特化しているカーリースです。
月額料金は、14,740円から契約でき、車両代金や登録諸費用・メンテナンス代などが含まれています。
KINTOは、別途メンテナンスパックに加入しなくても、月額料金にメンテナンス代が含まれるので嬉しいポイントです。
さらに、KINTOは自賠責保険だけでなく、任意保険も月額料金に含められます。
カーリース料金以外の費用は、ほとんど発生しません。
また、契約車両のメンテナンスは全てディーラーで行うため、安心して任せられます。
KINTOのプランは「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2種類から選択可能です。
ライフイベントやライフスタイルに合わせて、ピッタリなプランを選べます。
走行距離制限は月間1,500kmで、年間18,000kmも走行可能です。
比較的多く走行できる契約なので、プライベートだけでなく、仕事で車を使用する方も契約しやすいでしょう。
トヨタやレクサス・スバル車を希望しており、ディーラーでメンテナンスしたい方は、KINTOがピッタリです。
まとめ
カーリースの市場規模について詳しく解説しました。
年々、市場規模は拡大していることが、カーリースの動向です。
「毎月定額」や「手間が少ない」「初期費用なしで契約できる」という点が評価され、選ばれています。
また、音楽や動画のサブスクリプションサービスが浸透していることに加え、ディーラーや整備工場などの取扱店舗も増えていることから、今後もカーリースは市場規模を拡大していくことが予想されます。
さらに、カーリースと類似サービスであるレンタカーやカーシェアと市場規模を比較しても、カーリースの方が規模が大きくなっているのです。
実際の人気カーリース会社3社の利用者数は以下の通りです。
- 定額カルモくん:25万人突破 ※2024年5月30日時点
- ニコノリ:21,519台 ※2024年7月5日時点
- KINTO:10万件突破 ※2024年1月11日時点
カーリースはこれからも市場規模が拡大傾向で、選ばれ続けるサービスと言えるため、検討している方は、自分に合ったプランを探してみましょう。