いざバイクを手放そうと考えた時、どこに行き、どのような手続きが必要か、皆さんはご存じでしょうか。
今回の記事では、バイクを売る際の手続きを流れに沿って詳しくご紹介します。
またその手続きをスムーズに進める方法についても触れていきます。
今はバイクを手放す予定が無くとも、知識として覚えておけば役立つタイミングがあるかもしれませんので、是非ご一読ください。
バイクを売る際の手続きの流れ
早速バイクを売る際の手続きの流れを確認していきます。
バイクを買取業者に売るパターン、あるいは個人で業者を介さず売るパターンが代表的です。
バイク買取業者でバイクを売る際の手続きの流れ
バイクを買取業者で売る際の流れですが、必要以上に身構える必要はありません。
買取業者は当然手続きのプロですし、客側が慣れていない状況にも慣れています。
必要書類の案内や作成もお手の物ですので、わからない箇所はしっかり質問しましょう。
また事前にネットなどでバイクの買取価格の相場程度は調査しておくと、商談の目安にできるのでおすすめです。
可能な範囲で必要書類を準備しておくのがおすすめです。
身分証明書が必要になるので、運転免許証や健康保険証、パスポート、マイナンバーカードのいずれかを用意しましょう。
自賠責保険証明書や納税証明書も一緒に準備しておきましょう。
印鑑も必要ですが、認印で大丈夫です。
またバイクの書類も必要で、排気量ごとに違いがあります。
予め電話やネットを利用し査定日を予約しておくと、来店でも出張査定でもスムーズに査定を受けられるでしょう。
勿論、査定当日に売却を決定する必要はありませんが、即決する可能性があるのであれば、書類などを準備しておくのもおすすめです。
査定額に納得できるのであれば、売却が成立し、書類手続きに進みます。
もし金額に納得がいかなければ、売却を断る決断も必要です。
商談成立であれば、その後売買契約書を交わし、売却金のやりとりとなります。
業者や金額によるかもしれませんが、即金か数日の内に振込が行われるはずです。
そして焦って決断しないようにし、売却の可否を即決できないのであれば、業者にもしっかりそう伝えましょう。
売却を決定した際も、書類にはきちんと目を通し、分からない箇所は説明を求めましょう。
売却後の名義変更の作業が進み、名義変更が完了した書類が届けば、取引は終了となります。
個人でバイクを売る際の手続きの流れ
次に個人でバイクを売却する際の手続きの流れを見ていきましょう。
個人での売買となると、オークションサイトやフリマサイトでの出品が基本となります。
利用するサービスを決め、利用できるよう事前に登録を進めておきましょう。
こちらもネットなどでバイクの買取価格の相場を予め調べておくと、自身の希望価格を決める上で参考にできます。
バイクの出品を行いますが、どのサイトやサービスでも車体写真やスペック、整備記録などのデータを商品説明として記入することになります。
写真や商品説明は、良い部分も悪い部分もしっかり載せることが、商品としての魅力と後々のトラブル回避につながります。
具体的には、正面・後ろ・横・各パーツなどアップで経年劣化が分かるようにしつつ、キズや凹み、メーターなどにもフォーカスした写真などを載せると良いでしょう。
写真と紹介文は、売れ行きを左右する重要な情報であり、検討中の人に信頼されるかが決まります。
バイクは高額かつ、大きく、最悪廃棄も簡単ではないので、購入予定者も慎重になりがちで、問い合わせや現物見学が可能かといった連絡も予想されます。
返答できない、わからない内容ならば、それはそれとしてきちんと答えるようにしましょう。
間違った内容を伝えるくらいならば、わかりかねることを伝えるほうがトラブルにならないからです。
また値下げ交渉の連絡も有り得るため、売却額の下限ラインは決めておくと良いでしょう。
購入者が決まったならば、入金の手続きに移ります。
基本的にはサービスに従い入金をしてもらうか、カード決済などであれば、即支払い確定となるはずです。
入金があった場合、相手を不安にさせない為、迅速に次の手続きに移るよう心がけましょう。
バイクを名義変更、つまりバイクの所有者登録を変更する必要があります。
売却側で譲渡証明書を作成、購入者に渡し、購入者はその譲渡証明書と他書類を用意し、管轄の陸運局などに提出すれば手続きは完了です。
いよいよバイクの引き渡しとなります。
購入者に来てもらう、納車しに行く、専門業者に輸送してもらう方法が考えられます。
いずれの場合もそうですが、特に輸送業者の利用を考えるのであれば、そのコストも考慮した販売価格を決めるようにしましょう。
バイクを売る際の手続きに必要なもの
売却の流れについては、大分ご理解いただけたかと思います。
次に、パターン別に用意する書類をご紹介いたします。
【排気量別】バイクを売る際の手続きに必要なもの
まずは排気量別に必要な書類です。
どのようなパターンでも用意すべき共通する書類があり、それらは以下となります。
・本人確認書類（運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、顔写真入りのもの）
・自賠責保険証明書
・印鑑（認印、実印である必要はない）
では続いて、排気量別にみていきましょう。
・標識交付証明書
・廃車証明書
いずれか1つが必要です。
・軽自動車届出済証
・軽自動車届出済証返納証明書
いずれか1つが必要です。
・自動車検査証または自動車検査証返納証明書
・自動車納税証明書（業者により、提出を求められる）
【状況別】バイクを売る際の手続きに必要なもの
次に状況により、手続きに追加で必要となるものがあります。
状況ごとにご紹介しますので、確認していきましょう。
個人での売却時は、以下の書類が必要になります。
・ナンバープレート
・譲渡証明書
・住民票（126cc以上）
・委任状(251cc以上）
・手数料納付書（251cc以上）
未成年者の場合、保護者の同意書や印鑑、場合によっては電話での同意確認、同伴の依頼があります。
業者によって対応が異なる部分ですので、予め確認したうえで準備を進めましょう。
契約者と名義人が異なる際は、以下の書類の準備が必要です。
・委任状
・名義人の本人確認証明書
ローンで車両を購入したが、ローンの支払いは完了している場合です。
車検証に、バイクの販売会社やローン会社の名義が載っている場合は、完済証明書が必要です。
手元に無ければ、ローンを組んだ会社に連絡すれば、再発行可能です。
バイクを売る際の手続をスムーズに進める方法
バイクの売却をする上で、準備をしておくと手続きをスムーズに進めることができます。
可能な範囲でいいので、できる準備をしておきましょう。
バイク買取業者を比較しておく
バイク買取業者を事前に調査、比較しておきましょう。
いざ売ろうという段階で、様々な業者と商談をするとやりとりも複雑化していきます。
予め当たりをつける意味でも、ネットなどで店ごとの特徴や出張買取の有無などのサービス提供、口コミを調査し、自身が良いと思う業者を数社ピックアップしましょう。
虚偽の申請をせず正確な情報を伝えておく
修理歴やバイクの調子など、ありのままに伝えることも重要です。
後々のトラブル防止は勿論、オーナーがきちんとバイクの状況を把握していると思えれば、業者は安心して査定を進められます。
その状態から必要な修理など、商品としてのシミュレーションできるので、業者としては信頼できるお客さんと思えるのです。
必要なものを確実に準備しておく
この記事で紹介したように、バイクの種類や状況により必要書類などは変わってきます。
自身にあった必要なものを確実に準備することで、名義変更や車両のやりとりがスムーズに進行するはずです。
まとめ
誰しもバイクの売却方法が決まったならば、スムーズにやりとりを進めたいはずです。
頻繁に売却のやり取りを行う方はそう多くありません。
それ故に慣れることもなく、商談ともなれば緊張してしまうはずです。
今回の記事をご覧いただき、自身の条件に合う部分をピックアップし、可能な範囲で準備を進められれば、十分対応可能になるです。
また少し怖いな、と思う方は個人売買ではなく、買取業者を利用することで書類の準備などバックアップしてもらうのも、良い選択でしょう。
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