「カーリースかローンを組んでマイカーを買うか悩む。カーリースにしようと思ってるけど一応メリットとかデメリットを知ってから決定したい。」
今回はそんな悩みを解決していきます。
最近ではマイカーの購入ではなく、カーリースを選ぶ方が増えています。
しかしながらマイカーを買う場合でも、カーリースを利用する場合でも100万円以上の大きなお金が動くため、使う人が増加中という理由だけで決定するのは不安に感じるでしょう。
本記事ではなぜ最近カーリースが注目されているのか理由を深堀りしつつ、カーリースの利用を検討するうえで知っておきたいメリット・デメリットを紹介していきます。
良い部分はもちろんですが、悪い点も包み隠さず公開していくので安心してご覧ください。
また最後の方では、カーリースが気になる方のために、人気でおすすめのサービス5選を紹介します。
ぜひこちらも合わせてご覧ください。
何故カーリースが人気なのか?
まずはなぜカーリースの人気が増加しているのかを解説していきましょう。
なぜ注目されているのかが分かれば、「人気という理由だけでカーリースを使っても大丈夫なのか?」という判断基準になります。
まずはじめにカーリースとは
カーリースとは、一ヶ月ごとに一定のお金を支払ってリース会社から車を借りるサービスのことです。
簡単に言うと、車のサブスクリプションです。
車を借りるという点ではレンタカーと同じですが、様々な部分で違いがあります。
レンタカーとカーリースとの主な違いを以下の表に簡潔にまとめました。
カーリース | レンタカー | |
---|---|---|
車検 | 必要 | 不要 |
自動車税の支払い | 必要 | 不要 |
保険料の支払い | 必要 | 不要 |
車のメンテナンス | 必要 | 不要 |
駐車場の契約 | 必要 | 不要 |
ガソリン代 | 必要 | 必要 |
利用時の予約 | 不要 | 必要 |
車種・グレードの選択 | 可能 | 不可能なことが多い |
契約期間 | 3年、5年のように一年単位 | 6時間、12時間のように時間単位 |
車を返却するとき | 返却または買い取り | 返却 |
カーリースは借りるという点だけ見るとレンタカーと同じです。
一方でその他の点はマイカーの購入とほぼ変わらないと言っていいでしょう。
カーリースの場合、マイカーの購入とは異なり、頭金が必要ない、月々の支払額に自動車税や車検代も含まれるなどの特徴があります。
サブスク(月額課金)サービスの普及
カーリースが人気になった理由の一つにサブスクの普及があげられます。
サブスクとは、サブスクリプションサービスの略で、月額課金とも呼ばれています。
毎月一定額の料金を支払うことで、そのサービスが支払った期間内使い放題になる仕組みのことです。
定額を支払えば音楽を聴き放題になるサービスや、定額を支払うことによってインターネット上に写真やデータを保存できるようになるサービスなどが当てはまります。
以前まではデータを保存するなら外付けハードディスクを買う、音楽を聞くならCDから取り入れるなどがメインでしたが、時代が変わりどんどんサブスクが普及しています。
そんな流行の後押しもあり、車のサブスクとも呼ばれるカーリースが普及するようになりました。
月々の支払いが分かりやすい
カーリースなら車に対して支払う額が毎月ほぼ一定になります。
車をたくさん使ったかそうでないかでガソリン代が変わるくらいです。
毎月支払う額がほぼ同じだからこそ、月々の支払いが分かりやすく、どれくらい貯金を残しておけば問題ないのかと計算もしやすいです。
さらに近年では便利なサービスがどんどん増えています。
サービスが増えた結果、以前に比べて様々なところにお金を使っているのではないでしょうか。
毎月の支払い額が同じなため、家計の見通しを立てやすいという点、明細がシンプルになる点もカーリースの人気を後押ししています。
カーリースのここがメリット!
カーリースを利用するメリットは以下のようになっています。
- 頭金が不要で新車に乗れる
- 車検代、税金なども月々の支払いに含まれる
- 車種やグレードも選べる
- 契約完了後は買い取りか乗り換えかを選べる
- 審査が自宅で完結する
それぞれのメリットについてこの後詳しく解説していきます。
貯金ゼロでもOK!頭金無しで新車に乗れる
カーリースは頭金が不要です。
新車を購入する際、たとえローンを組むとしても契約時に頭金として数万円支払う必要があります。
また登録手続きや諸費用で頭金に加えてさらにお金を払わないといけません。
そのため貯金はないけど車が欲しいという場合には、新車購入は手を出しにくいです。
一方で、カーリースの場合は頭金が不要なので、毎月一定額を返済する能力さえあれば問題なく車をリースすることができます。
車検・税金などが月額料金に含まれる
カーリースは毎月一定額を支払いますが、その支払額には車検代や自動車税なども含まれています。
そのため車の維持費としてかかるお金は任意保険料とガソリン代くらいです。
毎月車に対する支払額がほぼ一定となるため、家計のやりくりが非常に楽になります。
また税金など面倒なやり取りをリース会社がやってくれるので、手続きも楽になります。
車種・グレードが自由に選べる
せっかく車に乗るなら、燃費や安全性、グレードなどにこだわりたいと思いますよね。
レンタカーでは選べるとしても何人乗りかくらいです。
カーリースなら、ほとんどの場合、日本車の全車種から好きな車を選ぶことができ、グレードもお好みに合わせて選ぶことができます。
もちろん好きな色を選んだりカーナビの搭載やドライブレコーダーの取り付け、ナンバーの指定なども可能です。
カーリースであれば、車種やグレード、カラー、カスタマイズを自由に選べるので車に対してこだわりがある方でも利用しやすいです。
乗り換えor購入が選べる
以前はリース期間終了後に車を返却というケースがほとんどでしたが現在は違います。
最近では利用している車をそのまま買い取ることができるプランも用意されています。
「リース終了後に買い取るならローン組んで買うのと変わらないのでは?」と思う方がいるかもしれません。
しかしリース期間中はお金のやりくりが楽になったり、利用開始時に頭金が不要だったりとメリットが多いのでローンを組む場合との違いはあります。
またカーリースの場合は、乗り換えの際には乗っていた車をリース会社に返却します。
返却時の手続きはリース会社で行うので非常に楽です。
ネットで審査まで完結出来る
カーリースはわざわざ休みの日に外出する必要がなく、自宅にいても見積もりの申込みから納車まで行うことが可能です。
審査や書類の手続きはありますが、電話と郵送で完了することがほとんどです。
仕事が忙しい方でも、スキマ時間で手続きを進めることができます。
カーリースのここがデメリット!
カーリースを利用するデメリットは以下の通りです。
- 走れる距離に制限がある
- 途中で解約や契約の変更がしづらい
- 返却の際は原状回復が必要
- 傷や汚れがある場合は追加支払いがある
- 場合によってはマイカーより支払い総額が多い
それぞれ深堀りしていきます。
走行距離に制限がある
カーリースを利用する場合、月単位で何キロまでなら移動してもいいという走行距離制限があります。
残価設定を行う際に、車の走行距離も考慮するからです。
そのためドライブの趣味がある方や長距離の通勤で使用したいという方は使いづらいと感じるかもしれません。
ひと月あたりの走行距離を選べるカーリースサービスもあります。
あまり車は使わないという方は、走行距離を短めに設定することで月々の支払いが少なくなることもあります。
そのため車を使ってあまり遠出しない方にとってはお得に利用できるサービスとも言えるでしょう。
中途解約・契約変更がしにくい
カーリースは契約時に何年間リースするのかを決める仕組みとなっています。
そして決めたリース期間内に契約を解消したり、車種変更をしたりすることは原則不可能です。
これまでマイカーに乗ってきて、3年目の車検が来る前に売って新しい車を購入してきたという方もいるのではないでしょうか。
マイカーならいつ売っても違約金は発生しませんが、カーリースの場合は契約違反になってしまいます。
場合によっては、残りのリース期間に支払う予定だった額を違約金として全額請求されることだってあるかもしれません。
最近ではある程度期間が過ぎたら車種の変更を認めてくれるカーリースや、いつでも解約OKのサービスも登場しています。
頻繁に乗り換えたいと考えている方は、そういったサービスを利用するか、毎月の支払い額は高くなりますが、短期間のリースを利用するのがおすすめです。
原状回復が基本
リース満了時に車を返却する場合は、リース開始したときと同じ状態に戻して返却するのが基本です。
そのため車高を変えたり、タイヤのサイズを変えたりと自己流でカスタマイズすることはできません。
車にこだわりがある方はマイカーを購入した方が失敗しないと言えます。
一方で車のカスタマイズをする予定が無い方にとっては特にデメリットに感じないでしょう。
傷や汚れなどで追加精算の場合も
先ほど触れたように、カーリースで車を返却する場合は原状回復が基本です。
リース開始時の状況をキープする必要があるのはタイヤなどのアレンジだけでなく、シートのきれいさや外装の傷なども含まれます。
もし不安であれば、返却時にお金の徴収が発生しないで済むクローズドエンドを採用しているカーリースを使うのがおすすめです。
支払い総額が高くなることがある
リース期間が終了したときに、もっと同じ車に乗りたいという理由で車の買い取りを希望する方もいるでしょう。
しかしカーリースで契約満了した車を買い取るとなれば、マイカーの購入に比べて支払い総額が高くなってしまうことがほとんどです。
支払いの総額がマイカーを買うより高くなってしまうのは、カーリースで利用するローンの金利が高いからです。
普通に車を買うとなれば、貯金を崩して一括で購入するまたは、銀行系ローンやディーラーの提供しているローンを使うことがほとんどでしょう。
一方でカーリースを利用する場合は、マイカーの購入よりも金利が高いです。
車のように大きな買い物なら、金利が1%変わるだけで支払い総額は10万円以上変わってしまいます。
結果的に車を買い取るとなれば、サービスに対して支払っている額が同じでも、支払う金利が高くなってしまうために支払いの総額が増えてしまいます。
一方で車を返却する場合は、残価設定のおかげで利息の対象となる支払い総額が少なくなることが多いです。
利息が少ないので、マイカーを購入するよりもお得に乗れることがあります。
カーリースは車を返却する場合にお得なサービスであることを覚えておきましょう。
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カーリースはやめとけって本当?デメリットの解消方法は存在するの?
カーリースが向く人・向かない人
カーリースはおすすめできるサービスですが、残念なことに万人向けのサービスとは言えません。
以下では、これまでに紹介したカーリースのメリット・でメリットをふまえて、どんな方がカーリースの利用に向いているのか、向いていないのかを紹介していきます。
カーリースが向いている人の特徴
以下のような方ならカーリースを利用きっと満足できます。
- ドライブが趣味で無い方
- 車を短期間で乗り換えたい方
- 毎月の支出計算を楽にしたい方
- まとまったお金はないけどすぐに車が必要な方
- 通勤や通学などで車を使わない方・長距離の移動が無い方
これらの特徴をまとめると、カーリースは車をあまり利用しない方や車のお金に関するやりくりをとにかく楽にしたいという方に向いているサービスと言えます。
カーリースが向かない人の特徴
カーリースが向かず、マイカーの購入をした方が失敗しないと考えられる方の特徴は以下の通りです。
- 往復50kmほどの通勤通学に利用する方
- 車を使って頻繁におでかけしたい方
- 車のアレンジも楽しみたい方
- 車の運転に苦手意識のある方
車に乗ることが好きな方や長距離の移動に利用することを考えている方はカーリースに向いているとは言えません。
また車の運転に苦手意識がある方もカーリースの利用はやめておいた方が無難です。
運転が苦手だと、傷を付けたり事故を起こす可能性がどうしても高くなってしまうからです。
リース会社に車を返却する際、ほとんどのサービスで原状回復をする必要があるため、傷があったりすると追加で料金が発生することもありえます。
もし運転に自信がないのであれば、追加料金の発生しないクローズドエンド型のサービスを使うか、マイカーを購入した方がいいでしょう。
おすすめのカーリース5選
カーリースのメリット、デメリットを理解したうえで、「やっぱりカーリースを使ってみたい」と思ったあなたのために、2021年2月における最新のおすすめカーリースを5つ紹介していきます。
今回紹介するカーリースは次のようになりました。
各サービスの特徴や料金について詳しく見ていきましょう。
①定額カルモくん
最低支払い額 | 12,870円~ |
---|---|
選べるメーカー | 国内全メーカー |
リース可能期間 | 1~11年 |
新車・中古車の取り扱い | 両方 |
月々の支払い内訳 | 自賠責保険、各種税金、登録費用、 |
公式HP | 定額カルモくん |
カーリースの利用が初めての方、リース期間を自由に選びたいと考えている方には定額カルモくんがおすすめです。
最短1年、最長11年の中から1年単位でリースする期間を選択することができます。
支払い金額は毎月一定で、ボーナス払いの必要はありません。
定額カルモくんはオプションとしてメンテナンスプランがあります。
その中でおすすめなのはゴールドメンテプラン。
毎月5000円前後プラスで支払うことで、車検代の支払いが楽になる他、エンジンオイルやワイパーゴムなどの消耗品の交換も定額支払いの中に含まれるようになります。
プランがシンプルで非常に分かりやすいので、カーリース初心者の方におすすめのサービスです。
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②SOMPOで乗ーる
最低支払い額 | 15,500円~ |
---|---|
選べるメーカー | 国産車全メーカー、輸入車 |
リース可能期間 | 3年、5年、7年 |
新車・中古車の取り扱い | 新車のみ |
月々の支払い内訳 | 登録諸費用、自動車取得税、自動車税、重量税(車検時)、自賠責保険、任意保険 |
公式HP | SOMPOで乗ーる |
SOMPOで乗ーるはカーシェアサービスとして車を貸し出したいと考えている方におすすめのサービスです。
カーシェアはレンタカーの短時間バージョンと考えてもらえれば問題ありません。
リースした車は自分で乗れることはもちろん、使わないときにカーシェアとして他の方に貸し出すことができます。
車を貸し出した分のお金が返ってきて、月々の支払いに充てることができるためお得に利用できます。
貸し出した車に万が一のことがあったとしても、損保ジャパンと東京海上日動が連携した補償システムがあるため安心です。
リース期間は3年、5年、7年と短期間で車を乗り換えたい方向けのサービスとなっています。
ただ車をリースするだけでなく、カーシェアとして他の人に貸し出したい方におすすめのサービスです。
③リースナブル
最低支払い額 | 7,000円~ |
---|---|
選べるメーカー | トヨタ、マツダ、日産、ホンダ、ダイハツ |
リース可能期間 | 3年、5年 |
新車・中古車の取り扱い | 新車のみ |
月々の支払い内訳 | 自賠責保険、各種税金、登録費用、車検代 |
公式HP | リースナブル |
リースナブルは3年、5年の2種類からリース期間を選ぶことのできるカーシェアリングサービスです。
2種類のメンテナンスプランと、ボーナス払いの有無を決めるだけというシンプルな料金プランなのでとても分かりやすいです。
またボーナス払いを利用する必要はありますが、毎月税込みで7700円から車に乗れます。
いつでも解約可能、スピード納車が可能など他のカーリースサービスに比べて利便性の高いポイントもあり、Ju×Orico年間総合グランプリで3年連続第1位に輝きました。
リース期間が短めですが、それでも問題ないという方や、乗りたい車種を取り扱っているならリースナブルがおすすめです。
④KINTO
最低支払い額 | 33,000円~ |
---|---|
選べるメーカー | トヨタ、レクサス |
リース可能期間 | トヨタ車:3年、5年、7年 レクサス車:3年 |
新車・中古車の取り扱い | 新車のみ |
月々の支払い内訳 | 任意保険、自賠責保険、各種税金、登録費用、車検代、メンテンス代 |
公式HP | KINTO |
トヨタ車のカーリースを考えているならKINTOがおすすめです。
トヨタ車とレクサス車しかリースできないデメリットはありますが、他のカーリースサービスに比べてお得にリースできます。
KINTOを利用する場合は、販売店を登録してそこで車を受け取ったりメンテナンスを行います。
メンテナンスを毎回同じ店舗で受けられるので、安心なのではないでしょうか。
またカーリースサービスの中では珍しく、月々の支払いに任意保険料も含まれています。
保険を別途契約する必要がないため手続きの手間が省けるほか、支出の計算もより簡単になります。
3年、5年、7年というプランでトヨタ車に乗ることを考えている方は、KINTOを使ってみてはどうですか?
⑤MOTAカーリース
最低支払い額 | 15,500円~ |
---|---|
選べるメーカー | 商用車以外の国産メーカー全車種 |
リース可能期間 | 3年、5年、7年、11年 |
新車・中古車の取り扱い | 両方 |
月々の支払い内訳 | 車検・税金・メンテナンス費用などがすべて |
公式HP | MOTAカーリース |
自動車メディアのMOTAが提供するカーリースで、契約満了時に車をそのまま所有することができます。追加費用がかかることもなく、車を所有するまで月額1万円代で利用可能です。
リース期間は3年・5年・7年・11年から選ぶことができ、最長の11年で契約すれば月額費用もかなり安くできます。
月額費用には車検や税金、メンテナンス費用もコミコミで含まれていて、毎月定額で支払うだけなので家計管理が行いやすいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カーリースのメリット、デメリットの解説とおすすめカーリース5選を紹介しました。
カーリースを使うメリット、デメリットは以下のようになっています。
- 貯金がなくても頭金不要だからすぐ車に乗れる
- 月々の支払い額に車検代や税金が含まれるから計算が楽
- リース会社から車は借りるけど車種やグレードを選べる
- 契約完了したら乗り換えか買い取りかを選べる
- 審査が自宅で完結だから忙しい方でも申し込める
- 走れる距離に制限がある
- 原則途中で解約や変更ができない
- 返却する際は原状回復の必要がある
- 傷や汚れがある場合は追加で支払い発生のリスクあり
- 満了後に買い取る場合はマイカーを購入するより高くつく
メリットやデメリットから、車にあまり乗らない方や貯金は無いけど今すぐ車が欲しいという方にぴったりなサービスがカーリースです。
本記事を参考に、あなたはカーリースを使うべきなのか、マイカーを購入するべきなのかを考えてみてくださいね。
またカーリースの中でおすすめは以下のようになっています。
どのサービスも特徴があるためあなたのこだわりに合うサービスを選んでみてください。
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