11月2日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!
新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
アルピーヌ ボディ・ホイール・キャリパーカラーのカスタムオーダーが可能なプログラムを開始
アルピーヌ・ジャポンは11月5日、ボディカラー、ホイールカラー・ブレーキキャリパーカラーを組み合わせてオーダー可能なカスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」の受注を開始したと発表しました。
ボディカラー29色、3種類のホイールデザインにカラーは各3色、ブレーキキャリパーカラー4色の中から自由に組み合わせが可能で、通常オプションの選択の幅も拡大しています。過去モデルをオマージュし、最新の原料を用いて調合されたボディのヘリテージカラーは各色110台限定で、カスタマイズされた証の専用プレートが装着されます。
Sky Drive 空飛ぶクルマの専門展イベントにて有人飛行に成功した「SD-03」を一般公開
「空飛ぶクルマ」を開発するSky Driveは11月3日、2020年11月4日から6日までに東京ビッグサイトにて開催される空飛ぶクルマの専門展「フライングカーテクノロジー」に、日本初の有人飛行に成功した「SD-03」の展示用モデルの一般向けに初公開すると発表しました。来場者は静止状態の「SD-03」の操縦席にも座り、撮影も可能な予定としています。
また、11月4日には株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩氏とテトラ・アビエーション株式会社 CEO 中井 佑氏の公開講義「空飛ぶクルマ時代の幕開け」も開催します。
参考:SkyDrive社開発の「空飛ぶクルマ」、世界で初めての一般公開を東京で ~11月4日-6日東京ビッグサイトにて開催の「フライングカーテクノロジー」に出展~
ホンダ オデッセイをマイナーチェンジ
ホンダは11月6日、上級ミニバン「オデッセイ」をマイナーチェンジし発売しました。
フロントのエクステリアは厚みのあるフードと、押し出し感のある大型グリルへの変更中心に大幅変更され、力強さを感じるフェイスへと進化しました。インテリアも質感向上、コンビメーターパネル内の高精細フルカラー液晶パネルを大型化するなどの改良がされています。
また、ドアノブに触れることなく流れる光に手をかざすことでパワースライドドアの開閉が可能となる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」や、パワースライドドアが閉まり切るのを待たずに、ドアクローズ後の施錠が可能となる予約ロックを設定し、使い勝手を向上しています。
2.4リットルガソリンエンジンと2.0リットルガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「e:HEV」が設定され、価格は3,495,000円~4,580,000円です。
スズキ 初代「ジムニー」が2020日本自動車殿堂「歴史遺産車」に選定
スズキは11月6日、特定非営利活動法人日本自動車殿堂の「歴史遺産車」に初代「ジムニー」が選定されたと発表しました。日本自動車殿堂「歴史遺産車」とは、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を選定・登録し、永く伝承する趣旨のもの。
今回の選定では、「スズキ ジムニーは悪路走破性の高い軽四輪駆動車として50年にわたって量産され、多様な用途に対応するロングセラーモデルに成長し、世界中から評価され続けてきた。
その礎を築いた初代LJ10型は、新たな軽自動車の道を切り拓いた歴史的名車である。」という点が評価されました。「ジムニー」は、これまでに全世界199の国・地域で販売され、2020年7月には世界累計販売台数300万台を達成しました。
参考:スズキ 初代「ジムニー」が 2020 日本自動車殿堂「歴史遺産車」に選定
日産 新型ピックアップトラック「ナバラ」を発表 今冬タイにて発売
日産自動車は11月5日、新型ピックアップトラック「ナバラ」を発表しました。「頑丈」をデザインをテーマとしており、過酷な環境下での使用を想定して作られた、無骨で大胆かつスタイリッシュなエクステリアを採用しました。
車体に関しても、リア アクスルの強化や荷台スペースを拡大し積載可能重量を向上したほか、新開発のステアリングラックを採用することで、低速域を含む様々な速度域での操縦性が先代モデルと比較して向上しています。
また、最も先進的な「ナバラ」として、前方の車両や歩行者との衝突回避をサポートするインテリジェント エマージェンシーブレーキに加え、2台前を走る車両を検知し、前方に潜む危険に対して注意を促すインテリジェント FCW、4つのカメラで周囲のクルマや人の接近を検知する「インテリジェントアラウンドビューモニター」を装備しています。
新型ナバラは2020年12月にタイで販売を開始し、その他の市場でも順次販売する予定とのことです。
参考:最新技術を搭載した新型ピックアップトラック「日産 ナバラ」を発表
レクサス 「IS」をマイナーチェンジ
レクサスは11月5日、コンパクトセダン「IS」をマイナーチェンジし発売しました。
“Agile(俊敏) & Provocative(挑発的)”をデザインコンセプトとし、エクステリアは大幅に改良が加えられました。「突き上げ工法」や「寄絞り(よせしぼり)工法」など、ボディ製造工程より新技術を用いてデザインに磨きをかけています。
走行性能においても、ドライバーの入力に対する俊敏な応答性やばね上の無用な動きの抑制など、路面状況や走行シーンに応じて徹底的なチューニングや、一連の運転操作のつながりやリズムなど、数値では測れない人の感性価値にこだわり、ドライバーの意図に忠実でリニアな操縦性を追求しています。
また、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域の拡大や、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト」の搭載、全車速追従機能の「レーダークルーズコントロール」など、先進安全技術である「Lexus Safety System +」も大幅にアップデートされています。
価格は4,800,000円~7,000,000円です。
アウディ 「Q2」に2リットルディーゼルターボエンジンを追加
アウディ・ジャパンは11月4日、コンパクトSUV「Q2」に2リットルディーゼルターボ「TDI」エンジンを搭載したグレード「35 TDI sport」を追加し発売しました。ロングストロークタイプの2.0TDIエンジンは最高出力150PS、最大トルク340Nmを発生し、トルクフルな走りを実現しながら、燃費性能はWLTCモードで16.0km/Lを達成。
快適装備は、MMIナビゲーションシステムやスマートフォンインターフェイス等を含むナビゲーションパッケージ、バーチャルコックピットやオートマチックテールゲートを装備。
また、安全性ではアウディプレセンスベーシック、アクティブレーンアシスト、サイドアシストなど、多くの機能をまとめたアシスタンスパッケージを装着しています。
価格は4,890,000円です。
ランボルギーニ 「ウラカン EVO」に鮮やかなボディカラーの「フルオ カプセル」が登場
ランボルギーニは11月3日、「ウラカン EVO」の特別ボディカラーを持つモデル「フルオ カプセル」を発表しました。
ルーフ全面とフロントバンパー、サイドスカートの一部にマッドブラックをあしらいつつ、Verde Shock(グリーン)、Arancio Livrea(オレンジ)、Celeste Fedra(ブルー)、Arancio Dac(オレンジ)、Giallo Clarus(イエロー)の5色からなるビビッドなボディカラーを採用し「EVO」モデルならではのパワフルなスーパースポーツキャラクターを際立たせています。
インテリアではエンジン始動ボタンのフラップやシートヘッドレストにボディ同色の5本の蛍光糸で刺繍されたLamborghiniシールドをあしらいました。
また、オプションにてアルカンターラやEVOスポーティボトリムで装飾された革製の単色シートを選択できます。
参考:HURACÁN EVO FLUO CAPSULE: LIGHT UP YOUR ROAD
ボルボ 「60シリーズ」に高性能モデル「Polestar Engineered」が登場 台数限定発売
ボルボ・カー・ジャパンは11月6日、「60シリーズ」の高性能モデル「S60 T8 Polestar Engineered」「V60 T8 Polestar Engineered」「XC60 T8 Polestar Engineered」の限定販売の予約を開始しました。
フロントをエンジン、リアをモーターで駆動するボルボ独自のプラグインハイブリッドパワートレーンにPolestar Engineered専用のチューニングを施し、エンジン出力333PS/430Nmリアモーター87PS/240Nmのシステム合計出力は420PSを誇ります。
パワーを受け止める足回りは、前後とも22段階で減衰力調整が可能なオーリンズ製ショックアブソーバーに、ブレーキはBrembo社製6ピストン・フロントブレーキキャリパーとスリット入りベンチレーテッドディスクを装着しています。
国内販売台数は計65台で、価格は9,190,000円~10,240,000円です。
参考:ボルボ60シリーズにPolestar Engineeredを台数限定発売
2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー 上位10台が決定
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は11月4日、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーを決める第一次選考にて、全45台のノミネート車の中から最終選考に進む上位10台の「10ベストカー」が選出されたと発表しました。
選出された車種は「スバル レヴォーグ」「トヨタ ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス」「日産 キックス」「ホンダ フィット」「マツダ MX-30」「アウディ e-tron Sportback」「BMW 2シリーズグランクーペ」「BMW ALPINA B3」「ランドローバー ディフェンダー」「プジョー 208/e-208」です。
今後のスケジュールは11月に行われる10ベストカーの試乗・取材会を実施後、12月7日における最終選考会を通して、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定されます。
参考:2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー決定
まとめ
今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの上位10台が決定しました。
今年は自動車業界もコロナウィルスの影響が大きかったですが、昨年を超えるエントリー台数の中で選考が進みました。
10ベストカーの車種を見ても、電動化が進む一方で内燃機関の車種の選出もあり、まだまだピュアなエンジンの魅力はEVやハイブリッドに劣っていない事が見て取れますね。