7月27日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。
自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
ホンダ 新型電気自動車「Honda e」をホームページで公開
ホンダは7月31日、新型電気自動車の「Honda e」の情報をホームページ上で公開しました。「Honda e」は取り回しの良さを重視したコンパクトタイプの都市型コミューターEVです。
シンプルでモダンなインテリアに、ディスプレイを横に繋げた「ワイドスクリーン Honda コネクトディスプレー」にサイドミラーの代わりにカメラを装備し室内のモニターに表示する「サイドカメラミラーシステム」、AIによる音声認識と情報提供を行う「Honda パーソナル アシスタント」など、先進技術を搭載しています。
発売は8月を予定しています。
マツダ 新型クロスオーバー「MX-30」の国内導入を発表 マイルドハイブリッドモデルを先行販売
マツダは7月31日、新型小型クロスオーバー「MX-30」の国内の販売を発表しました。
MX-30はマツダ初の電気自動車として2019年の東京モーターショーで公開されましたが、今回ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」にモーターアシストを組み込んだ「M HYBRID (エム ハイブリッド)」を採用したマイルドハイブリッドモデルの追加を発表しました。
EVモデルは今年度中に国内発売を予定していますが、マイルドハイブリッドモデルは今秋と先行発売予定です。
メルセデスベンツ 新型小型ミニバン「Tクラス」の発売を発表
メルセデスベンツは7月28日、新型小型ミニバンセグメント「Tクラス」を2022年前半から市場に導入することを発表しました。
Tクラスはルノー・日産・三菱アライアンスとの協業によって小型商用バンプラットフォームをベースに、ファミリーやアクティブなレジャー愛好家などのニーズに合わせた車両となります。
シルエットのテイザー画像も公開され、全高の高さによる室内空間の広さも予想できます。
両側スライドドアを採用し、EVモデルも登場予定とのことです。
参考:メルセデスベンツ、小型ミニバン『Tクラス』開発中…2022年前半に発売へ
ホンダが開発した抗ウイルス・抗アレルゲンのシート素材がオフィスチェアに採用
オフィス家具の株式会社内田洋行は7月30日、ホンダが開発した同メーカーの軽自動車「N-WGN」のシートにも採用されている「アレルクリーンプラス」生地を使用したオフィスチェア・ミーティングチェアを発売しました。
アレルクリーンプラスは、ホンダが開発した抗ウイルス・抗アレルゲンの機能を持つ生地で、ダニ・スギ花粉やインフルエンザA型のウィルスを不活性化する効果があります。
また、自動車のシート用途の為、耐摩耗性や色褪せにも優れています。
シート素材をオフィスチェアに採用することは極めて稀とのことです。
参考:N-BOX・N-WGNの抗ウイルス・抗アレル物質シートがオフィスチェアになって発売
JVCケンウッド NISMOとKENWOODのコラボレーションモデルのワイヤレスイヤホンを発売
JVCケンウッドは7月30日、自社「KENWOOD」ブランドと日産のモータースポーツ部門である「NISMO」とのコラボレーションモデルのワイヤレスイヤホン「KH-CRZ50T」を発表しました。
イヤホン本体と充電ケースはレッドとブラックのツートンカラーを基調に、「NISMO」と「KENWOOD」の両ブランドロゴがプリントされたモータースポーツをイメージしたデザインとなっています。
完全ワイヤレスイヤホンで、安定した接続でリスニングが楽しめるとのことです。
500台限定販売で、SUPER GTシリーズの「NISMO」ブース・全国の日産販売会社・日産自動車株式会社グローバル本社ギャラリー内・日産オンラインショップ・Club NISMO 会員向けサイト等で販売予定です。
価格は16,830円(税込)です。
参考:「NISMO×KENWOOD」のコラボレーションモデル 完全ワイヤレスイヤホン「KH-CRZ50T」が登場
ランボルギーニ サーキット専用ハイパーカー「エッセンサSCV12」を発表
ランボルギーニは7月29日、サーキット専用ハイパーカー「エッセンサSCV12」を世界初公開しました。
エッセンサSCV12はランボルギーニのモータースポーツ部門である「スクアドラ・コルセ」により開発され、ランボルギーニ史上最もパワフルな自然吸気V型12気筒エンジンを搭載しています。
最高出力は830hpで、Xトラック社と共同開発したシャシー一体型6速シーケンシャルミッションを介して、パワーをタイヤに伝達します。
また、エアロダイナミクスの追究により、250km/hでは1200kgのダウンフォースを発生させることができます。
参考:V12エンジン搭載のサーキット専用車『ランボルギーニ・エッセンサSCV12』世界初公開
パナソニック テスラ向けEV用の新型バッテリーを9月より生産開始 エネルギー密度が5%向上
パナソニックは7月30日、新しいEV向けリチウムイオン電池を米国ネバダ州スパークスにあるテスラの工場で、9月より生産すること発表しました。
「2170」と呼ばれるリチウムイオン電池は、現在テスラの「モデル3」と「モデルY」に採用されており、この電池の新型改良版はエネルギー密度が5%向上しているとのことです。
改良されたバッテリーがテスラに搭載される時期は明らかにしていませんが、航続距離に定評のあるテスラの更なるアップデートが予想されます。
参考:パナソニックがテスラのEV向け新高密度電池を9月から生産、将来的にはコバルトフリーを目指す
住友ゴム 新型コロナの影響で営業利益30億円の赤字の見通し
DUNLOP(ダンロップ)・FALKEN(ファルケン)をメインブランドに、さまざまなタイヤ製品を展開している住友ゴム工業は、2020年6月中間期(1~6月期)の営業損益を7月30日に発表しました。
新型コロナウイルスによる影響により、営業損益が30億円の赤字になる見通しとのことで、売上低迷からの大幅な損益悪化となりました。
また、12月期連結決算(国際会計基準)の業績予想も純利益が前期比42%減の70億円になるとの見通しも発表しています。
住友ゴム工業は業績が悪化していることから、8月から12月までの5か月間の役員報酬を減額するそうです。
参考:2020 年 12 月期連結業績予想、配当予想及び役員報酬の減額に関するお知らせ
BMWジャパン オンラインストアをオープン ネットで全主要モデルを購入可能に
BMWジャパンは7月30日、インターネットにて全BMWラインナップを販売する「BMWオンライン・ストア」を同日よりオープンすると発表しました。
BMW公式ウェブサイトのアクセス数の増加や新型コロナウィルス感染拡大に伴う生活様式の変化により、オンラインを介したセールスに対する関心やニーズが高まったことから、オンラインストアの開設に至ったとしています。
商談の流れは、予約金の支払いまでオンライン上にて一気通貫での実施が可能となります。
また、オンラインでの車両販売はBMWが現在販売している全車種に加え、オンラインストアのみで購入可能な特別モデルも用意されるとのことです。
オートバックス 公式ショッピングサイトをリニューアル オンライン決済で店舗受け取りに対応
オートバックスは8月1日より、自社公式ショッピングサイトをリニューアルすることを発表しました。
サイトデザインを一新し、検索や商品選びがしやすいシンプルなものになりました。また、店舗受け取りの場合でもウェブ上で決済を行うことが可能に。さらにスマートフォンを使用した電子スタンプ『Digishot®』の導入により、店舗受け取りの受け取りがさらにスムーズになりました。
7月27日週の自動車関連ニュースまとめ
まだまだ世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスですが、住友ゴムの損益悪化など、自動車業界でも大きな爪痕を残しています。
BMWジャパンではオンラインストアのオープンが決定したことで注目が集まっています。新しい生活様式に合わせ、車業界も趣向を凝らした販売形態をもつようになってきました。今後、他社でもこのような動きがあるかもしれませんね。