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自動車ニュースが5分で分かる!先週(20年12月14日週)の最新情報まとめ

12月14日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!

新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。

角田裕毅選手 2021年シーズンよりF1デビュー

ホンダは12月16日、同社のドライバー育成プログラム出身の角田裕毅選手が2021年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権に、Scuderia AlphaTauri Honda(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)のレギュラードライバーとして参戦することが決定したと発表しました。

角田選手は今年、F1の下位カテゴリーであるFIA Formula 2 ChampionshipにCarlin(カーリン)より参戦し、ルーキーイヤーにもかかわらず今年は3勝を挙げ、表彰台登壇計7回およびポールポジション4回を獲得。

シーズンランキング3位となり、F1ドライバーとなるために必要なスーパーライセンスの獲得要件を満たしました。

日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉選手以来7年ぶりとなります。

参考:角田裕毅選手がF1 2021年シーズンにレギュラードライバーとして参戦

マツダ 「RX-7」の一部補修部品を再供給

マツダは12月17日、供給終了している2台目および3代目の「RX-7」のサービスパーツを再供給すると発表しました。

ユーザーやロータリーエンジン車を中心に扱う整備会社とのコミュニケーションを通して、特にニーズの高いサービスパーツを選定し、サプライヤー各社の協力のもとで復刻したとのことです。

復刻パーツは2代目で30点、3代目で61点となり、2021年2月までに発売を開始予定です。

参考:マツダ、「RX-7」のサービスパーツの再供給を開始

BMW 新型EV「iX」の予約注文受付を開始

BMWジャパンは12月16日、新型電気自動車「iX」の予約注文の受付をBMWオンライン・ストアで開始しました。

「iX」は「X5」の全長、全幅に「X6」の全高、「X7」のホイールサイズによるパワフルなプロポーションを兼ね備えたスポーツ・アクティビティ・ビーグルです。

パワートレインには第5世代のeDriveテクノロジーの採用により、100kWh以上の高電圧バッテリーを搭載し、最大で600km以上の長距離を走行可能としています。

「iX」の納車開始は2021年秋を予定しています。

参考:電気自動車「BMW iX」予約注文受付開始

メルセデスベンツ AMG 「GLE 63 S 4MATIC+」「GLE 63 S 4MATIC+クーペ」「GLS 63 4MATIC+」を発売

メルセデス・ベンツ日本は12月15日、メルセデスAMGブランドの「GLE 63 S 4MATIC+」「GLE 63 S 4MATIC+クーペ」「GLS 63 S 4MATIC+」を発売しました。

612PSを発生する4.0リットルV型8気筒ターボエンジンに、21PSを発生するISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた48V電気システムを搭載し、低回転ではモーターによる動力補助を行い、減速時には回生ブレーキによりリチウムイオンバッテリーに充電を行います。

駆動システムではAMGが開発した「4MATIC+」を搭載しており、走行状況に応じて駆動配分を100(前):0(後)から0(前):100(後)の範囲で可変します。

メルセデスAMG「GLE 63 S 4MATIC+」の価格は19,580,000円、「GLE 63 S 4MATIC+クーペ」は19,980,000円、「GLS 63 S 4MATIC+」は21,830,000円です。

参考:「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+クーペ」「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+」を発売

ジャガー 「グランツーリスモ」向けのEVレーシングカーを発表

ジャガーは12月16日、PlayStation4用ソフトウェア「グランツーリスモ」向けに開発した最新のフル電気自動車(EV)のバーチャル・レーシングカー「Vision Gran Turismo SV」を発表しました。

2019年に「グランツーリスモ」に初登場した「Vision Gran Turismo Coupé」をベースに改良し、究極のパフォーマンス、トラクション、高速安定性を実現したモデルです。

流線型で軽量な複合材ボディ構造に4つのモーターを搭載し、最高出力1,400kW/1,903PS、最大トルク3,360Nm 、0-60mph加速1.65秒、最高速度255mphを発揮します。

開発にはオンラインビデオやフォーラムで交わされるゲームプレイヤーからのフィードバックを詳細に分析し、「仮想世界テスト」と何時間にもおよぶ「実走テスト」を行ったとのことです。

参考:ジャガーが「グランツーリスモ」向けに開発した 究極のゲーム用フル電動耐久レーシングカー 「VISION GRAN TURISMO SV」を発表

アルファロメオ 北米にて「4C Spider 33 Stradale Tributo」を発表

アルファロメオは12月14日(現地時間)、米国ミシガン州にてアルファロメオの伝統的なミッドシップエンジンスポーツカー「1967 アルファロメオ 33 ストラダーレ」の栄光を受け継いだモデル「4C Spider 33 Stradale Tributo(4Cスパイダー33ストラダーレ・トリビュート)」を発表しました。

エクステリアには3層コートが施された専用カラーの「ロッソ・ヴィラデステ」に、フロント18インチ、リア19インチのグレー/ゴールドアルミホイールを採用。

インテリアにはブラックDinamicaスエードとタバコ・レザーを組み合わせたスポーツシートに、ダッシュボード、サイドシル、センターコンソールに専用プレートが装着されています。

「4C Spider 33 Stradale Tributo」は北米にて限定33台の販売され、同時に「4C Spider」最終モデルとなります。

参考:アルファロメオ 北米において4C Spider 33 Stradale Tributoを発表

ポルシェ LMDhカテゴリー車両の開発をスタートへ

ポルシェ・ジャパンは12月17日、ポルシェAG取締役会がLMDhプロトタイプのレギュレーションに基づいたレーシングカーの開発を承認したと発表しました。

新しいレーシングカーは車両重量が約1,000kg、最大出力500kw(680hp)を発生するハイブリッドシステムを搭載。

2023年よりFIA世界耐久選手権(WEC)および北米のスポーツカーシリーズ、IMSAウェザーテックスポーツカー選手権のトップカテゴリーで争うことになります。

新しいLMDhカテゴリー車両は、アップグレードしたLMP2クラスシャシーの採用や、コントロールユニットを含むハイブリッドシステムのスペックをレギュレーションで統一するなど、コストの効率化に焦点を当てており、ポルシェでは同じ車両を用いて世界中で争われる耐久レースのトップカテゴリーへ参戦が可能となるのは、この20年間では初めてとしています。

参考:ポルシェがLMDhプロトタイプでの総合優勝を誓う

トヨタ 「コースター」幼児専用車に衝突回避支援パッケージを設定

トヨタは12月18日、小型バス「コースター」の改良版を発表しました。

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」やコンライトを幼児専用車へも設定し、全車標準装備となりました。

改良した「コースター」幼児専用車は2021年1月6日発売予定で、価格は6,592,000円~7,533,000円です。

参考:コースター、幼児専用車の安全装備を強化

日産 「セレナ」「デイズ」「ルークス」に特別仕様車「アーバンクローム」を用意

日産自動車は12月17日、「セレナ」「デイズ」「ルークス」に特別仕様車の「アーバンクロム」を追加すると発表しました。

各車共、漆黒の専用フロントグリルにブラックカラーのドアミラーを装着し、上質感を向上させています。

また、「セレナ」ではスモーククリアの16インチアルミホイール、「デイズ」にはダーククロムメッキを施したバックドアフィニッシャー、「ルークス」にはブラックの防水シートを装着しています。

特別仕様車「アーバンクロム」は2021年1月14日より発売予定で、価格は「セレナ」が3,125,100円~3,665,200円、「デイズ」で1,600,500円~1,915,100円、「ルークス」で1,800,700円~2,132,900円です。

参考:「セレナ」、「日産デイズ」、「日産ルークス」に、特別仕様車「アーバンクロム」を追加

アルパイン スマートフォン連携のディスプレイオーディオ「フローティングビッグDA」を発売

アルプスアルパインは12月15日、Apple CarPlay、Android Autoなどスマートフォン連携が可能な大画面ディスプレイオーディオ「フローティングビッグ DA」シリーズの新製品を発表し、予約受付を開始しました。

ディスプレイサイズ11型の「DAF11V」、9型「DAF9V」、7型の「DA7」の3ラインナップで、「DAF11V」と「DAF9V」はディスプレイの角度調整や、大画面ながら幅広い車種に装着可能なフローティング構造となっています。

スマートフォンと連携して音楽やナビ、メッセージなどのアプリを大画面で操作ができ、「DAF11V」と「DAF9V」はHDMI接続でスマートフォンなどのデバイスから動画の再生も可能です。

また、グラフィックイコライザーやクロスオーバー、タイムコレクションなどの音響調整機能や、プリアウトの装備により外部アンプも接続でき、こだわりの音作りが楽しめます。

「フローティングビッグ DA」シリーズは公式直販サイト「アルパインストア」にて販売され、価格は「DAF11V」が79,800円、「DAF9V」は69,800円、「DA7」は39,800円です。

参考:スマートフォン連携の大画面ディスプレイオーディオ 新型「フローティングビッグ DA」を発売

まとめ

7年ぶりの日本人F1ドライバーの誕生という、モータースポーツの明るい話題が飛び込んできました。

4歳からカートを始めた角田選手は、弱冠13歳でJAF地方カート選手権 東地域でシリーズチャンピオンを獲得。FIA F4日本選手権にステップアップし、デビュー戦で2位となり、才能を発揮しました。

新しいステージへの適応力が優れた角田選手のF1での活躍には期待せずにはいられません。