11月16日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!
新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
スバル 新型「BRZ」をワールドプレミア
スバルは11月18日、新型「BRZ」の北米仕様をワールドプレミアしました。
水平対向エンジンとFRレイアウトによるパッケージにより「低重心」「軽量」「コンパクト」を達成した初代「BRZ」を引き継ぎ、トルクを15%向上した自然吸気の新型2.4Lエンジンを搭載しました。
プラットフォームはインナーフレーム構造や構造用接着剤を採用し、初代モデル対比でフロント横曲げ剛性を60%、ねじり剛性を50%と大幅向上させました。
また、ルーフ、フード、フロントフェンダーはアルミ製を採用し、重量増を抑えると同時に低重心化を実現しています。
運転支援では、AT車に「アイサイト」を標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールにより、安心で快適な移動をサポートします。
BRIDE オートバックスグループ限定モデルのシートを発売
ブリッドは11月18日、オートバックスグループ限定販売のオリジナルスポーツシートを発表しました。
ZETA Ⅳをベースにしたオートバックスグループのオリジナルデザインで、「レッドver」と「シュリンプレッドver」の2種類のカラーを用意しています。
また、価格は79,800円(税別)と、通常品の92,000円(税別)より安く設定されています。
発売は11月20日より、全国のオートバックスグループ店舗、又はオートバックス公式サイト「AUTOBACS.COM」にて購入が可能です。
参考:AUTOBACS GROUP×BRIDE【オリジナルスポーツシート】販売開始
インフィニティ 新型SUVクーペ「QX55」をワールドプレミア
日産自動車のプレミアムブランド「インフィニティ」は11月18日、新型SUVクーペ「QX55」をオンラインイベントにてワールドプレミアしました。
テクノロジーに精通し、大胆なデザインを好む若い世代も含めた、新たな購入層をターゲットにデザインしたというデザイン。
流れるようなルーフラインに、インフィニティブランドのアイコンでもある「ダブルアーチグリル」には日本の折り紙から着想を得たメッシュパタンより日本の“和”と奥行き感を演出しています。
パワーユニットには2.0リットル可変圧縮ターボエンジンを搭載し、最高出力268馬力、最大トルク280lb-ftを発生します。
新型「QX55」は来年春に北米にて発売予定で、日本の導入は未定です。
レクサス 「LS」をマイナーチェンジ
レクサスは11月19日、フラッグシップセダンの「LS」の改良版を発売しました。
レクサス独自の上質な走りの深化を目指したという今回のモデルは、タイヤの内部構造からシートに座った際の質感、日常領域での加速レスポンスなど、静粛性や乗り心地など、走行性能に関係するパーツや制御を細部まで徹底的に作り込んでいます。
エクステリアでは、新意匠の小型3眼ランプユニットを採用し、ボディカラーにはハイライトの美しい輝きと奥行きを感じる深い陰影を特徴とする「銀影(ぎんえい)ラスター」新規に開発しました。
インテリアにはオーナメントにプラチナ箔と西陣織を採用。月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」を表現しています。
また、最新の高度運転支援技術「Advanced Drive」を2021年発売の車両より搭載を予定しています。
「Advanced Drive」は高速道路などの自動車専用道路にて車載システムが車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどの運転支援を行います。
新型「LS」の販売価格は10,730,000円~17,280,000円です。
ホンダ 新型「N-ONE」を発売
ホンダは11月20日、フルモデルチェンジした軽自動車「N-ONE(エヌワン)」を発売しました。
初代「N-ONE」に続いてN360のデザインをモチーフとし、バンパーやグリルは垂直に立てられ、掘りの深いヘッドライトを採用しました。
スポーツグレードである「RS」には軽自動車初のFF(前輪駆動)ターボと6速マニュアルトランスミッションの組み合わせを設定し走りの楽しさを追及しています。
また、安全運転支援にはアダプティブ・クルーズ・コントロールと車線維持支援システム機能などを備える「ホンダ センシング」を全車標準装備しました。
新型「N-ONE」の価格は1,599,400円~2,022,900円です。
参考:新型「N-ONE」を発売
マツダ 「MAZDA3」を改良 スカイアクティブXをアップデート
マツダは11月19日、「MAZDA3」の改良版を発売しました。
世界初の実用化に成功した燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」とマイルドハイブリッドシステムを採用した「e-SKYACTIV X」搭載車のエンジンとトランスミッションを制御するソフトウェアをアップデートし、アクセル操作に対する応答性とコントロール性をより高めました。
これにより、最高出力は180psから190psへ、最大トルクは224Nmから240Nmに向上しました。
1.8リットルディーゼルターボエンジンの「SKYACTIV-D」では、最高出力で116psから130psに向上するとともに、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御とアクセルレスポンスを大幅改良しています。
また、全モデルでコイルスプリングやダンパー特性の改良により、路面から車内に伝わる振動を抑制し、ダイナミクス性能と乗り心地を向上しました。
改良版「MAZDA3」の価格は2,221,389円~3,688,463円です。
BMW 「X3」に48Vマイルドハイブリッドを搭載した「M40d」を発売
BMWジャパンは11月17日、ミドルクラスSUVの「X3」のMモデルにBMWの日本導入モデルでは初となる「48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー」を搭載した「M40d」を追加し発売しました。
48Vスターター・ジェネレーターにより制動エネルギーを回生し、発電された電気を追加バッテリーに蓄電。
ジェネレーターは最大11psの電気駆動システムとしても作動し、内燃エンジンの負荷の低減による燃費向上や加速のブーストとしてダイナミックな出力特定をサポートします。
「X3 M40d」の納車は2021年第一四半期を予定しており、価格は9,080,000円です。
参考:BMW X3のMモデルに48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー搭載
三菱自動車 小学生向けのリモート工場見学を12月より開始
三菱自動車は11月16日、三菱自動車水島製作所にてリモート工場見学授業を開始すると発表しました。
この取り組みは三菱自動車岡崎製作所でも9月より実施されていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で社会科見学の実施が難しい小学校を支援するため、Web会議システムを通じて三菱自動車のクルマの開発の流れや生産の工夫、環境への取り組みなどを学ぶ45分のプログラムとなっています。
クイズや質疑応答の時間もあり、小学生が楽しんで学べる工夫を凝らしているとのことです。
デンソー LEDヘッドランプ向けの後付けヘッドランプヒーターを開発
デンソーは11月18日、降雪時の走行中にLEDヘッドランプに付着する雪を溶かし、照度を確保することで走行時の安全に貢献する、後付け「ヘッドランプヒーター」を開発したと発表しました。
現在、多くの車種に搭載されているLEDヘッドランプは、省電力で明るいという特徴がありますが、一方で従来のハロゲンヘッドランプに比べ赤外光の放出が少なく、ランプの表面が温まらないため降雪時の走行中にヘッドランプの表面に付着した雪が溶けず、光が遮られ十分に視界が確保できないという問題が発生していました。
今回デンソーが開発した製品は、外気温が5℃以下になると自動で作動し、ランプのレンズに直接貼り付けたフィルムヒーターが雪を溶かし、走行時の照度を確保し安全に貢献するというものです。
また、フィルムヒーターの設計の工夫により、装着後の見た目への影響を低減するとともに、照度確保に必要な融解面積を確保。降雪時の長時間走行でも変わらない照度と視界を確保しています。
既販車両に後付けが可能で、対応車種はトヨタ「プリウス」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」です。
ヘッドランプヒーターは2020年12月1日から全国のトヨタディーラーで販売予定で、価格は25,000円です。
スズキ 「アルト」「ラパン」「ワゴンR」「スペーシア」でリコール 燃料タンクの不具合により予期せぬ燃料切れのおそれ
スズキは11月20日、「アルト」「アルトラパン」「ワゴンR」「スペーシア」のリコールを国土交通省へ届け出しました。
樹脂製燃料タンクにおいて、燃料蒸発ガスホースの材料及び圧力調整弁の表面粗さが不適切なため、圧力調整弁が固着するものがあり、そのあま使用を続けると燃料タンクが負圧により変形することで燃料レベルゲージが傾き、燃料計が実際の燃料残量より多く指示するため、燃料残量警告灯が点灯することなく予期せぬ燃料切れとなり、エンストするおそれがあります。
対策としては全車両、燃料蒸発ガスホースと通気配管を対策品に交換するとしています。
対象車両は「アルト」が244,125台、「アルトラパン」が100,873台、「ワゴンR」が200,436台、「スペーシア」が168,508台の計713,942台で、いずれも2WD車のみが対象となります。
参考:アルト、アルト ラパン、ワゴンR、スペーシアのリコールについて
まとめ
スバルより新型「BRZ」の北米仕様が発表されました。
2019年に復活したスープラにより、FRスポーツモデルには再び注目が集まっており、日産でも先日、新型「フェアレディZコンセプト」が発表になりました。
走りの楽しさでFRスポーツはどの時代でも一目置かれる存在ですが、中古のスポーツモデルが軒並み高騰する中、新車で購入検討をされるユーザーも増えると予想されます。
今後も新たなFRスポーツの登場に期待が寄せられます。