10月26日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。
自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
JVCケンウッド 業界最高解像度の360°撮影対応ドライブレコーダーを発売
JVCケンウッドは10月27日、360°撮影対応ドライブレコーダー「DRV-CW560」を発表しました。業界最高解像度の2160×2160(約466万画素)にて360°の広範囲を高精細動画で記録が可能なほか、高感度センサー「STARVIS」を搭載し、夜間やトンネルなど暗いシーンも高画質に録画できます。
また、無線LAN機能により録画中の映像や記録済みの映像をスマートフォンの画面ですぐに確認することも可能です。
価格はオープン、発売は11月下旬予定です。
参考:360°撮影対応ドライブレコーダー「DRV-CW560」を発売
LEXUS LCに特別仕様車「AVIATION」を設定 空力操安技術を活用したリアウィングを採用
LEXUSは10月28日、ラグジュアリークーペ「LC」の特別仕様車「AVIATION」を発表しました。「AVIATION」はエアロバティック・パイロット 室屋 義秀選手との技術交流から生まれたモデルで、鋭く優雅に大空を舞う鳥や航空機の姿からインスピレーションを受けています。
ダウンフォースを生み出す一般的なリアウィングに対し、車両側面の空気の流れを制御するという航空機に用いられる空力技術を応用したCFRP製リアウィングを装着。空気抵抗や車体揺れの原因となる気流の巻き込みを抑制することで、直進安定性、ヨーレスポンス、ステアリングの手応えなど、運動性能と乗り心地を高いレベルで両立しています。
また、高い剛性と空力性能を兼ね備えた5本スポークアルミホイール、トルセンLSDを装備し、鋭い走りを一層磨き上げています。
「AVIATION」は70台限定販売で、発売は2021年1月6日です。
価格は15,000,000円~15,460,000円です。
参考:LEXUS、「LC」特別仕様車“AVIATION”の限定発売を発表、「RC」に特別仕様車“Emotional Ash”を設定
マツダ CX-3ガソリンモデルに特別仕様車「Urban Dresser」を設定
マツダは10月29日、小型SUV「CX-3」の特別仕様車「Urban Dresser(アーバンドレッサー)」を発売すると発表しました。
シートに明るいピュアホワイトの人工皮革を採用し、シート中央やダッシュボード、ドアトリムには手触りの良いライトブラウンのスエード調人工皮革・グランリュクスを使用。カジュアルモダンな装いの室内空間を演出しています。
また、ニーズの高い安全装備「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」や360°ビューモニターに加え、スーパーUV&IRカットガラス、シートヒーター、ステアリングヒーターなどの快適装備を標準装備としています。
価格は2,271,500円~2,501,700円です。
参考:マツダ、「CX-3」 1.5L ガソリン車に特別仕様車が登場
メルセデス・ベンツ メーカー希望小売価格を改定 平均1.1%の値上げ
メルセデス・ベンツ日本は10月29日、メルセデス・ベンツの一部モデルのメーカー希望小売価格を見直し、2021年1月1日より新価格を適用すると発表しました。
改定幅は平均で約1.1%の上昇とのことです。新技術の開発および採用による製品コストの上昇に対応する為としています。
アウディ 新型「RS Q3」を発売「RS Q3 Sportback」も新たに設定
アウディ・ジャパンは10月27日、今年7月にフルモデルチェンジしたプレミアムコンパクトSUV「Q3」シリーズのハイパフォーマンスモデル「RS Q3」「RS Q3 Sportback」を発表しました。
オールアルミ製の2.5リットル直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンを採用し、最高出力は400PS、最大トルクは480Nmを発生します。7速Sトロニックトランスミッションとquattroフルタイム四輪駆動システムにより、0-100km/h加速は4.5秒を発揮。優れた高速安定性と操縦安定性も同時にもたらします。
また、エクステリアはブラックのハニカムメッシュグリルを備えたシングルフレームグリルや、大型エアインレット、RSシリーズ専用の前後バンパーやリアディフューザー、ブリスターフェンダーなど、RSシリーズならではの力強さを表現しています。
発売は12月8日の予定で、価格は8,380,000円~8,630,000円です。
参考:新型Audi RS Q3 / RS Q3 Sportbackを発売
光岡自動車 初のSUV「Buddy」のデザインを初公開
光岡自動車は10月29日、ミツオカ初のSUVモデル「Buddy(バディ)」のデザインを初公開しました。「Buddy」のコンセプトは「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」。
トヨタ「RAV4」をベースに縦型2連の角型ヘッドライトやメッキフロントグリル、リアに縦型テールランプや大型メッキバンパーなど、レトロなアメリカスタイルにイメージチェンジしています。
正式発表は11月26日を予定しています。
参考:ミツオカ初の新型 SUV 『Buddy』(バディ) デザインを初公開
ジェイテクト 樹脂素材により軽量化したEV車向けのプラネタリギヤ用針状ころ軸受を開発
ジェイテクトは10月29日、EV車の減速機内部のプラネタリギアに使用する針状ころ軸受を開発したと発表しました。プラネタリギヤは遊星歯車とも呼ばれ、中心となるサンギヤの周りに複数個のギヤが惑星のように配置されている歯車で、そのかみ合いによって必要な変速を行います。これまでは鉄製保持器が当たり前とされてきましたが、20%軽量となる樹脂保持器を採用しました。
また、樹脂の成形自由度を活かした保持器形状を改良することで、少油量環境下においても軸受けに必要な潤滑油を確保も可能となりました。これらにより、EV車においての電費の向上が期待できるとのことです。量産開始は2025年としています。
カーメイト 日本の法規に対応可能な国内向けリアヒッチキャリアを発売
カーメイトは10月30日、ルーフキャリアブランドの「INNO(イノー)」から、車両後部に取り付けたヒッチメンバーに固定するラック「ルーフデッキ45」とオプション3種を発売したと発表しました。北米のアウトドアスタイルの人気による、リアヒッチキャリアの需要が増加する中、販売されるリアヒッチキャリアは日本国内法規に対応していないものが殆どといいます。
「ルーフデッキ45」は同ブランドで日本の法規を満たすことが可能な、初の国内販売向けモデルとのことです。
取付パーツにより、車のリア(ヒッチメンバー)とルーフ(ベースキャリア)の2スタイルで使用が可能です。また、ヒッチ使用時も車両の全長1/10以下の張り出し(4600mm以上の車両)で灯火類が隠れなければ日本国内法規に対応が可能です。
価格は「ルーフデッキ45」本体で32,000円、オプション部品が8,500円~16,000円です。
参考:日本の法規に対応可能、カーメイト初の国内向けリアヒッチキャリア発売|INNO(イノー)
いすゞ 世界戦略SUV「mu-X」をフルモデルチェンジ
いすゞ自動車は10月28日、パッセンジャーピックアップビーグル(PPV)である「mu-X」のフルモデルチェンジを発表しました。
「mu-X」はピックアップ・トラック「D-MAX」の派生車として、フレーム付きPPVならではの悪路走破性と耐久性、牽引性能が評価され、ASEAN地域やオーストラリアなど、世界60カ国以上で支持されています。
今回のフルモデルチェンジでは耐久性、燃費性能、安全性を確保しつつ、PPVに求められる快適性や高級感を高めたモデルとなりました。タイ向けのエンジンは3.0リットルディーゼルターボエンジンを採用し、最高出力140kW、最大トルク450Nmを発生します。ボディ後半部の各ピラーを閉断面の環状構造とし、それぞれの部品間の結合を強化することで、ボディの曲げ剛性、ねじり剛性を強化しています。
発売は11月9日にタイ国内を皮切りに世界各国に順次販売予定とのことです。
ブガッティ サーキット専用車「Bolide」をワールドプレミア 1850PSを発生
英ブガッティは10月28日、新型のハイパーカー「Bolide」を発表しました。
「Bolide」はサーキット専用車で「最も過激で、妥協を許さない、最速かつ最軽量のクルマのコンセプト」とされています。ブガッティ伝統である8.0リットルW16気筒クアッドターボは新開発のターボチャージャー、ドライサンプ潤滑システムにより1850PSを発揮。
ボディは1240kgと、市販車の「シロン」と比較しても700kg以上軽量となっており、パワー・ウェイト・レシオは驚異の0.67kg/PSとなっています。パフォーマンスも強烈で、0-500km/h加速は20.16秒、ニュルブルクリンクの北コースを5分23秒1で駆け抜けます。この「Bolide」はFIA基準に適合しており、レース参戦も視野に入れたマシンとのことです。
参考:【パワーウエイトレシオ0.67kg】新型ブガッティ・ボライド発表 圧倒的パフォーマンス 量産は未定
まとめ
世界的なSUVブームですが、実はハイパーカーでは最高速を巡る戦いで盛り上がっています。10月10日、ラスベガス郊外の公道にて、シェルビー・スーパーカーズ・ノースアメリカの「トゥアタラ」が532.8km/hで市販車最高速度記録を樹立しました。
400km/hですら非現実的な速度でありながら、このトゥアタラは500km/hの壁を軽々と超えてしまったのです。この大記録により、ハイパーカーによるスピードバトルは更に加熱することと思われます。