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ルークス、キックスが2020年度グッドデザイン賞を受賞etc。自動車ニュースが5分で分かる!先週(20年9月28日週)の最新情報まとめ

9月28日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。

自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。

ダイハツ 国内での自動車生産台数が累計3,000万台を突破

ダイハツ工業は10月1日、2020年9月の生産分実績をもって、ダイハツブランド車両の国内生産累計台数が3,000万台を達成したと発表しました。

ダイハツは1931年に500ccのエンジンを搭載した三輪自動車「ダイハツ号」を発売し、自動車製造業をスタート。

その後も日常の生活や仕事を支える多様なスモールカーを中心に生産してきました。

参考:ダイハツ、国内自動車生産累計3,000万台を達成

日産 「ルークス」「キックス」が2020年度グッドデザイン賞を受賞

日産自動車は10月1日、ハイトワゴン軽自動車の「ルークス」と小型SUVの「キックス」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」を受賞したと発表しました。

ルークスの受賞は、広い室内空間、使い勝手の良い後席部と荷物スペース、クラスを超えたファーストカーとしての存在感、また運転支援技術「プロパイロット」の搭載による長距離ドライブの安全性の配慮という点が評価されました。

キックスの受賞は、機敏性と燃費性能からコンパクトSUVに最適なパワートレイン「e-POWER」の搭載、SUVならではの筋肉質感と上質性を併せ持つスタイル、鮮やかなオレンジと黒のツートーンを主体とするカラーリングの外装が人の目を惹きつけるという点が評価されました。

参考:「日産ルークス」、「日産キックス」が「2020年度グッドデザイン賞」を受賞

BMW 5シリーズセダン・ツーリングがマイナーチェンジ

BMWジャパンは9月28日、マイナーチェンジした「5シリーズセダン」「5シリーズツーリング」を発表しました。

フロント周りのデザインが変更され、ヘッドライトにはL字型のLEDライトを採用しました。

最先端の3眼カメラ、レーダー、プロセッサーの高い解析能力により精度と正確性が向上した運転支援システムは高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減する「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」も搭載しており、全てのグレードに標準装備されました。

プラグインハイブリッドモデルの「530e」は、200Vの普通充電の4~5時間の充電によるEVモードで54kmの走行が可能です。

また、初採用の「XtraBoost」によりシステムトータルでの最高出力は215kwと、先代モデルに比べ30kw向上しました。

発売は10月以降を予定し、価格は6,780,000円~11,420,000円です。

参考:新型 BMW 5 シリーズ セダンおよびツーリングを発表

ヤマハ 吉利グループ「Lync&Co」ブランドの電気自動車に初のヤマハブランド車載用オーディオを搭載

ヤマハは9月28日、車載向けヤマハブランドオーディオが吉利(ジーリー)グループの「Lynk & Co (リンクアンドコー)」ブランドの電気自動車への採用が決定したと発表しました。

今回ヤマハが初めて自動車向けに開発したオーディオシステムは、歪みを抑えたスピーカーユニット、デジタルオーディオインターフェース「A2B」に対応しデジタル信号をそのままアンプに送ることで音質劣化を抑えたデジタルアンプ、どの席でも最高の音質のサウンドが聴くことができる信号処理技術を搭載しています。

また、ヤマハエンジニアがシンセサイザーを使いエンジン音やEVの加速音源を製作し、アクセルペダルの動きや車速情報から波形データをつなぎ合わせ、スピーカーから出力しドライビングプレジャーを演出する技術も搭載されます。

参考:『車載向けヤマハブランドオーディオ』初受注 吉利グループ Lynk & Co の電気自動車に搭載決定

事前にキャッシュレス決済も可能な洗車アプリ「wash WALLET」が登場

SS(サービスステーション)向けのドライブスルー洗車機を販売・製造するエムケー精工は10月1日、洗車機利用時にスムーズに受付・決済が可能となるスマートフォン向け洗車アプリ「wash WALLET」をリリースしたと発表しました。

「wash WALLET」スマートフォンフォンで事前に洗車メニューを選択できることで、洗車機を使い慣れていないユーザーの不安や手間を解消することが可能となります。

また、クレジットカードの登録でアプリ内での支払いが完結が可能となる他、定額でお得に洗車ができるなどのサブスクリプションサービスの利用も可能となります。

対応SSは順次全国展開する予定です。

参考:洗車アプリ『wash WALLET』をリリース

トヨタ RAV4に特別仕様車「Adventure“OFFROAD package”」を設定

トヨタは10月2日、RAV4のAdventureグレードの特別仕様車「Adventure“OFFROAD package”」を発売しました。

専用サスペンションと18インチオールテレーンタイヤにより最低地上高が10mmアップした他、ブリッジ型ルーフレールを採用しアグレッシブなスタイルと走破性を実現しました。

また、レッドステッチを施した専用合成皮革シート表皮やインストルメントパネルなど、内装随所に赤を散りばめた専用内装となっています。

価格は3,460,000円です。

参考:RAV4にアグレッシブなスタイルと走破性を高めた特別仕様車を設定

メルセデスベンツ 「CLS」の先進安全装備を強化

メルセデス・ベンツ日本は9月28日、4ドアクーペ「CLS」を一部改良して発売しました。

「ハイ、メルセデス」でボイスコントロールする、自然対話式音声認識機能を備えたインフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」を標準装備しました。

また、フラッグシップセダンである「Sクラス」と同等の最新世代の運転支援システムが標準装備されました。

対向車線を横切って右折しようとする際に、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、通常の車速範囲内であれば自動ブレーキが作動し、衝突を回避します。

価格は8,420,000円~13,430,000円です。

参考:CLS を一部改良

ホンダ F1撤退を発表

ホンダは10月2日、2021年シーズンをもってFIAフォーミュラ・ワン世界選手権へのパワーユニットサプライヤーとしての参戦を終了することを発表しました。

2015年より参戦を開始したホンダは現在レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリとパートナーシップを組み、2019年シーズンは3勝、2020年シーズンで2勝を挙げていました。

自動車業界が100年に一度の大転換期に直面する中、最重要課題である環境への取り組みとして2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すことから、今回のF1への参戦を終了するという判断となったとのことです。

参考:FIA フォーミュラ・ワン世界選手権への参戦終了について

ボルボ 初の電気自動車「XC40 Recharge」の生産を開始

ボルボ・カー・ジャパンは10月2日、同社初の電気自動車である「XC40 Recharge」をベルギーのゲント工場にて生産を開始したと発表しました。

「XC40 Recharge」は欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したSUV「XC40」をベースに1回の充電で400km以上の航続距離と408hpを発生する電動ユニットを搭載しています。

また、Androidを搭載した新しいインフォテインメントシステムはGoogleアシスタント、Googleマップ、Google Playストアなどのサービスが利用可能で、ソフトウェアとオペレーティングシステムのアップデートもオンラインにて可能です。

2020年10月より欧州の顧客に納車が開始される予定で、今年生産される車両は既に完売しているとのことです。

国内導入は2021年中の受注開始を予定しています。

参考:ボルボ・カーズ、電気自動車「XC40 Recharge」の生産を開始

MINI 「クロスオーバー」がマイナーチェンジ

MINIジャパンは9月30日マイナーチェンジした「クロスオーバー」を発表しました。

エクステリアではサイドのエアーインテークを大型化したフロントバンパーデザインを刷新し、LEDヘッドライトの形状を丸形から角型へ変更し力強さとダイナミックな印象を強調しました。

パワートレインにはシフト・バイ・ワイヤ機構を取り入れた電子制御8速オートマチックトランスミッションを全車に標準装備しました。

また、最新コネクティビティ「MINI CONNECTED」を標準装備。

通信モジュールによるシームレスなサービスや様々な情報提供が可能な他、MINI SOSコールやテレサービスなどの安全性も提供します。

発売は2020年10月を予定しています。価格は4,300,000円~6,090,000円です。

参考:新型MINI CROSSOVER誕生

まとめ

今週はホンダのF1撤退というビッグニュースが飛び込んで来ました。

インディ500での佐藤琢磨選手の優勝、トヨタのル・マン24時間耐久レースでの優勝など、国産メーカーのモータースポーツでの大活躍の一方で今回のF1撤退報道には、モータースポーツファンから不満と残念との声がネット上で挙がっています。

モータースポーツで培われた技術が市販車の環境技術へ応用されることも多く、またメーカーに対するファンの定着など、参戦によるメリットは大きいですが、そのメリットを手放す程に新型コロナウィルスの拡大による消費の落ち込みや自動車業界の大転機は各メーカーに影響を及ぼしています。